《運命の人》#01
『疑惑の一夜』(あらすじ)
「沖縄返還密約事件」を背景に、新聞記者として国家権力の欺瞞(ぎまん)を暴いていく弓成亮太(本木雅弘)。夫を信じながらも疑いを持ち続ける妻・由里子(松たか子)。そして弓成と深く関わり人生を踏み外していく外務省事務官・昭子(真木よう子)。この3人の苦悩と運命に翻弄(ほんろう)される様子を描く。
1971(昭和46)年、東京。沖縄返還を1年後に控え、首相官邸や外務省は連日、多くの記者であふれていた。佐橋首相(北大路欣也)が米国と、米軍基地の永続的使用を認める合意を交わしたのでは、とのうわさが流れていたためだった。首相会見で鋭い質問を浴びせたのは、毎朝新聞政治部の記者・弓成(本木)だった。弓成は、自分の記事でこの国の未来を変えたいという野心を持ち、そんな夫を支える妻の由里子(松)は、仕事に没頭する夫に献身的に尽くしていた。ある日、弓成は、懇意にしている外務省の安西審議官(石橋凌)に対米交渉状況を聞くため審議官室を訪れる。
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