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2014/05/20

《ルーズヴェルト・ゲーム》✩04

『4話』
沖原は、派遣打ち切りを食ったが三上の気転により正社員として再雇用され正式な野球部員となった。
その頃、3か月後の倒産が確実となり、笹井から民事再生に踏み切ることを提案された社長の細川は、諸田からの呼び出しを受けとある料亭を訪れていた。
話しは、合併だった。青島製作所の技術力を初めから狙っていた。
細川は、対等合併かと聞いた。口では、諸田もイツワもそう答えた。

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細川(社長)…唐沢寿明 有紗(秘書)…檀れい
三上(部長)…石丸幹二 朝比奈(部長)…六角精児
大道監督…手塚とおる 豊岡(部長)…児島一哉
北大路(野球部員)…和田正人 如月一磨…鈴木伸之
 
長門(社員)…マキタスポーツ 志保(秘書)…平井理央
 
 美里(社員)…広瀬アリス 磯部(支店長)…峰竜太
尾藤(社長)…坂東三津五郎 坂東(社長)…立川談春
 
笹井(専務)…江口洋介 青島(会長)…山崎努

 

そんな中でも都市対抗の予選は進んでいった。データ野球で2対1.7回表。猿田投手は、もう、いっぱいいっぱいで、四球をだした。エンドランで、塁を進められた。投手交代で、沖原がマウンドに上がった。
 
イツワ電器の如月は、我が目を疑った。投球練習中に、ボールを落して失笑された。だが、沖原は気合が入っていた。第一球、151km!一瞬皆が凍り付いた。アンパイアまでコールを忘れた。第二球,152km。第三球。154km。バッターアウト。
 
8回表。データはいらねえなと余裕の監督。
 
9回表。球場が「あと1球」の声に包まれた。155kmの剛速球がうなってキャッチャーミットに吸い込まれた。バッターアウト!
 
イツワの如月が、悔しがった。こいつだけが、沖原を始めに認めて、野球界から葬ったヤツだった。
 
細川は、はたして対等な合併があるのかと、悩んでいた。
 
白水銀行が、瀕死の青島製作所に探りを入れてきた。だが、強気で、ダイジョ-ブを繰り返した。
 
民事再生など考えていないでしょうなとくぎを刺された。
 
他に手立てはと支店長に聞かれて、「ございます」細川は答えた。隠し玉だから、と隠し通した。
 
青島会長に合併の話をした。その時には、会長所有の株を手放してもらうことになるとまず話した。
 
良いだろうと会長は応えた。大株主を説得しなければならないと言われた。さらに細川は、反対なさらないのですかと、会長の真意を聞いた。うちの小さなガレージから初めてすぐにいざなぎ景気の波に乗って青島製作所は大きくなった。オイルショック、バブル崩壊、楽な時ばかりじゃなかった。景気の波に飲まれて何度も沈みそうになった。そんな時、合併話はあった。対等合併だと持ち掛けられて素晴らしい条件を提示された。一番細川が聞きたいところへ来た。「なぜ実現しなかったのか?」
 
「そうしても…どうしてもな。そいつのことが嫌いだった。」
 
「今は、好き嫌いなど言ってる余裕はございません。」
 
「細川、≪この世に対等合併などない。必ずどっちかが、どっちかを飲み込む形になる。
 
持ち株会社を作ってその子会社でうんぬんといったところで、得する側が必ず出てくる。
 
食うか食われるかだ。対等合併だなどと言って近づいてくる奴を俺は信用できんね。
 
そういう奴に限って、世界がどうの、この国の未来がどうのと、大言壮語をまくし立てる。
 
だが腹の底にあるのは、己の会社をでかくしたいという野心だけだ。目的のためには手段を選ばない
 
良くの塊みたいなヤツだったな.そいつはな、」
 
「でしたら、私とは気が合いそうだ。」細川は立ち会って言った。
 
「まあいい。お前も自分の目で確かめろ。深くお辞儀して退去。


 
野球部の部室に居た沖原に電話が掛かった。如月だった。まずは脅してと見え見えのことだ。

諸田を挟んでの話し合い。木俣かと来たが、ジャパニクスはどういう利点があるかと質問。
 
本当に対等でよろしんですねと聞くと、2人は歯が浮いたようなことを言っていた。
 
青島の朝比奈が、細川の秘密を明るみに出そうとした。
 
どちらにしても、話すのもはばかられる寒い話だ。

青島製作所を見限った中間管理職が、辞表を持って来た。

 

細川は、重役会を注視し、人と会うと秘書に言った。
 
会う人は誰かと聞いた。三日後、例の交渉は?と秘書に聞かれて一進一退と答えると、青島会長は、そんな時野球の話で交渉を有利に進めていたと教えた。確か彼は、会長と同じ巨人ファンだったはずです。たとえば、今なら去年ドラフト1位で入った大型ルーキーキャッチャーの小林選手の事なんか話題にすると良いと思いますよ。そうレクチャーしてくれた。

秘書に、命じていた情報を手に入れた細川は、これから動き出した。
 
笹井に嫌みを言われながらも、自分の信じる方法で、イツワ電器の本心に迫った。


 
青島製作所・イツワ電器 合併合意式
 
イツワが、上機嫌で、サインをした。
 
細川に回って来た。ペンを取ると、イツワと諸田の態度が集中した。
 
しかしそこまでで、細川はサインしなかった。
 
「どういうことかは私の方がお聞きしたい。
 
あなた方は、ほんとに我が社と手を取り合うつもりはあるのですか?
 
合併すれば青島は生き残れる。私はそう信じておりました。
 
が…どうやらそうではないらしい。諸田さん、あなたはおっしゃいましたよね?
 
イツワの営業力と、我が社の技術力が合わさればどんな荒波も乗り越える大きな船
 
になる」
 
「もちろんだよ。君も先日納得したじゃないか。今のご時世…」
 
「そうはなりません。
 
そりの合わない木でいくら大きな船を造っても隙間だらけの船はすぐに沈む
 
だけです。うちの技術開発のノウハウが加わればイツワ電器は更なる飛躍を
 
とげるとお考えかもしれないが、それは大きな間違いだ。
 
青島の技術は青島製作所という社風の中でこそ生かされる。イツワのやり方では死にます」
 
「そんなことはない。イツワの営業力と、青島の技術力をもってすれば、必ずや…」
 
「諸田さん!諸田さん!坂東社長はそうは思っていらっしゃらないかも知れませんよ。」
 
ここでのイツワの坂東社長の腹黒さ、諸田の見え見えな気持ちが出ていて、ああ、好きになれないと思います。
 
細川は、対等合併の嘘を暴きます。
 
イツワ電器の住吉を訪ねた。合併後の人事に住吉経理部長の名が無かった。
 
しかし、イツワに配られたリストによると、全てイツワの人間になっていた。
 
これのどこが対等なのか?すると、仮の案だから、細川に渡したものが正しいと言い出した。
 
細川は、青島製作所の特許が目当てだろうと言った。特許が手に入れば後は全て切り捨てるとそう言っていたと。人も技術も。
 
「ジャパニクスからの強制的な生産調整と、イツワ電器からの訴訟による取引先の撤退
 
おかげで我が社はまんまとあなた方の提案にすがるよりほかなくなった。あなたと坂東社長が組んで
 
内を追い詰めようとしたことは明白だ!青島のため青島のためとあなたは最初から自分の手を汚さずにイツワ電器を利用してうちを手に入れようとしたんじゃないんですか?
 
最初からあなた方がやろうとしているのは対等合併じゃない。うちへの完全な吸収合併だ!」
 
「いい加減にしたまえ、私は潰れかけている青島に救いの手を差し伸べようとしているんだよ。
 
そもそもイツワと一つにならなければ御社の余命は3カ月それが現実だ。細川さん、君は青島をつぶすおつもりか?」
 
「ご心配をおかけし、大変申し訳ございません。ですがこのたび青島製作所は東洋カメラとの業務提携にこぎつける運びとなりました。尾藤社長からは早速10億の融資をしていただけることになりイツワ電器との裁判も当面は継続できるものと思います、」
 
野球とは違いますから、隠し玉は1つとは限らない。
 
正式にお断りします。
 
そんな好条件でも応じるつもりはありません。なぜならあなたが嫌いだから。


 
爽快に切りました。後が怖い!

沖原が、出ようとすると携帯が鳴った。如月だった。無視して切って行こうとすると赤い派手なスポーツカーに乗った、如月が無視するのかとねちっこくいた。
 
沖原が死ぬほどムカつく如月が、また沖原を手玉に取ろうとした。
 
今すぐ野球を辞めろ、辞めないならどんな手を使っても辞めさせると脅迫しにかかった。
 
野球部の連中が気づいて、血気盛んなものは飛び出そうとして止められていた。
 
言われっぱなしの沖原が
 
「ふざけるな、如月さん。どんな理由にせよ昔あんたを殴ったことは俺が間違ってました。
 
でもそれは昔ちゃんと謝罪をして決着がついたはずだ。」
 
「勝手に決めんなよ。俺は許した覚えはないし、一生許さないからな。」
 
「だったら俺も言わせてもらいます。俺も絶対お前を許さない。お前らのせいで俺は。俺は…
 
野球を…プロになる夢を奪われたんだ。それからずっと自分に嘘をついてた。もうどうせプロにはなれないと思うと、自分に素直になれなかった。でも、そんな俺を必要としてマウンドに戻してくれたのが青島の仲間だ。もう俺は絶対に自分から野球を辞めない。今うちのチームは負けたら廃部の危機で、でもチームのみんなは誰一人諦めていない野球を続けるためには勝つしかない。イツワ電器も必ず倒します」
 
やれるもんならやってみろ!
 
如月とのにらみ合い。沖原も強くなった!

 

諸田と、坂東、狸と狐の化かし合い。
 
コスト亡者が最後は勝つのか?

尾藤社長との話し合いがついたのは秘書の入れ知恵。

次なる話は、笹井を懐柔。
 
笹井が取り込まれると、経営統合した暁には、社長に、甘い言葉に気を付けて!




 

 

 

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