《Woman》#05
『母として生きる』(あらすじYAHOO!TV)
精密検査の結果、難病の再生不良性貧血と診断された小春(満島ひかり)。最低でも週に1度の輸血を必要とし、いったん出血すると止まらなくなる可能性があるという。命にかかわる病気だけに、仕事を休んで治療について考えるようにと医師の澤村(高橋一生)と藍子(谷村美月)から告げられるが、小春は治療費や子供たちを思うと信じたくない気持ちでいっぱいだった。由季(臼田あさ美)に話そうとするものの結局打ち明けられず、小春は誰にも病気のことを言えずに耐えるしかなかった。
ある日、小春は、良祐(三浦貴大)と泣きわめく舜祐(庵原匠悟)を見かける。良祐は、舜祐が泣く理由が分からずに困惑していた。小春は、舜祐が便秘でお腹が張って苦しんでいるのだと気付く。そして、仕事に行かなければならない良祐の代わりに舜祐を預かって面倒を見ることに。舜祐が便秘になったのは、家を出ていった藍子を恋しがってストレスを溜めるようになっていたからだった。藍子は、育児と仕事の板挟みで悩んだ末に追い詰められ、家を出るという選択をしていた。
そんな折、小春のアパートにエアコンが配達される。送り主が“植杉”と聞かされた小春は、健太郎(小林薫)からのプレゼントだと思い込む。小春が健太郎に電話をすると、送り主は健太郎ではなく、紗千(田中裕子)が送ったものではないかと聞かされる。
小春は、病気について考えないようにしていたものの、そのうちに症状が出始める。不安が高まる中、ある決意をした小春は、望海(鈴木梨央)と陸(高橋來)を連れて植杉家へ向かうが…。
cast
青柳 小春(27) 満島 ひかり
植杉 紗千(56) 田中 裕子
青柳 信(31) 小栗 旬
砂川 藍子(25) 谷村 美月
植杉 栞(19) 二階堂 ふみ
砂川 良祐(26) 三浦 貴大
蒲田 由季(26) 臼田 あさ美
澤村 友吾(35) 高橋 一生
青柳 望海(6) 鈴木 梨央(子役)
青柳 陸(3) 高橋 來(子役)
植杉 健太郎(58) 小林 薫
小春の想い出。信さんが、プールの掃除を請け負って、1晩で、2万円だからと頑張っていたが、結局小春も手伝った。
家族って「さよなら」を言わない人たちと信は言った。行ってきます。行ってらっしゃいと言える家族を作るのかな…
小春は、病院で再検査を受けて再生不良性貧血と難病を言われた。ステージⅢ.医者は深刻な顔をしていたが、小春は最近体調が良いと言った。
友達の由季がバーベキューに連れて行ってくれた。由季は旦那に浮気され、離婚し車と子供と金を貰ったと言って泣いた。
相談ができなかった。
帰宅すると、角の店先で、舜祐が泣いていた。母と突然別れたので、便秘になって苦しがっていた。砂川は、困り果てていた。
小春は、家に連れて行って、トイレにゆっくり座らせた。
公園のダリアを折ってしまった望海たちは、そっと花を持ち帰って大事にした。
植杉から、電話がありエアコンが明日届くと言われた。楽しみにする子供たち。小春は最後に葉を磨くと、歯肉から出血した。処方された免疫抑制剤をそっと隠す小春。
翌日エアコンが届いたが、小春のアパートは壁の強度が不足で設置できなかった。植杉にそれを話して詫びると、紗千がしたに違いないと言われた。
陸が新聞紙の飛行機を棚の上にひっかけた。紙袋がバラバラ落ちて、小春が隠した薬の袋も落ちた。結局、小春は、望海にも話せず、その薬をごみと一緒に捨てた。
家族がこれだけと思うなら、なぜ、子供に話をしないのかと、疑問です。話をこじらせるため?
植杉の家では、紗千が栞と帰って来た。栞が予備校を辞めた。驚く植杉。小春の話をされて、栞はすぐに部屋に入った。
紗千がこれもう外すわねと言って手の絵を取り出した。栞は毛布をかぶっていたが「死にたい」とつぶやいた。栞は私は人を殺したと言った。紗千は、あなたが背中を押したわけじゃない。お母さんがこんな風に育てた。
あ~、どうしても母と子は、こういう確執がありますね。
「産まなければよかったんだよ。1度目は失敗したから、今度はうまく行くと思った?残念だったわね」そう言いながら、御免と言い、先立つ不孝をお許しくださいと言うと紗千が毛布を引っぺがした。さらに落とした毛布をかぶった。紗千と毛布の取り合いになった。
小春とはこうはできなかったんですね。
小春は初めて寝坊した。体がだるくて起きられなかった。その日は、病院の予約が10時に入っていた。
起きたがだるさが残り、仕事を休もうと自分から言い出した。その時砂川が、舜祐を連れてノックした。うんちお願いしますと置いていった。砂川は、家を出た妻が、なぜ戻らないのだろうと、対峙した。妻は、子供を前面に出す夫に、あと1年研修が残っているがもういいやと思ってしまうと言った。育児と研修で疲れてしまっても、いいよ、俺外で食べてくるからと、いう優しさはあった。俺の食事1回ブン作るのを許してやると言う…。汚れたコップで毎日水を飲んでいるようだと形容した。
舜祐に会いに小春の所に行った。便を出して夫が迎えに来るまで預かってくれと言い,舜祐に、行ってきますと言った。舜祐は、涙をこらえながら行ってらっしゃいと応えた。
廊下を追いかける小春に、なぜ予約を破ったかと聞いた。家族と話していないし、子供たちに知られるには困るし、入院もしない。ずっと子供たちと一緒に居るといった。
医者からすれば、長生きできる方法を考えているのに、事情があるにせよ、早死にする方法を取る人って扱いにくいでしょうね。
藍子が世話になったとバームクーヘンを置いていった。砂川も置いていった。同じものが2つになったので、ナマケモノさんお家に持っていこうかと、話はきまった。3人で家に行きかけると、途中の神社で、長い間祈る紗千を見つけ駆け寄る望海と陸。戻る紗千に浴衣ありがとうと声を掛けるが無反応。まるで知らない人に接するようだった、。小春にも冷たい一瞥をくれただけで、自転車で来た栞がお母さんと呼びかける声に反応して手を差し出してさっさと家に入った。望海は、小春が下げていた紙袋を、走って取ると、紗千の後を追った。
追いついてこれどうぞと声を掛けたが、無視された。
由季が明日、望海たちをプールに連れて行ってくれると電話があった。食卓を囲んでそんな話をしていると、猛烈なめまいが小春を襲った。
ばったり倒れたが、泳いでいるふりをしてしのいだ。
寝る時間になったが、望海はもう少し起きていたいと言い、小春の仕事を手伝った。洗濯ものを畳んだりして、お母さんのお母さんは何を怒ってたのだろう?悲しいときは我慢しないで相談して、と小さな母の顔をして言った。夜中に小春は泣いた。
翌日由季が迎えに来て、子供たちはプールへ行った。小春はバイトから戻り、夕飯の支度をしようとキッチンに立ったが、だるさに耐えられず、座り込み考えた。望海が持ち帰ったダリアの花がもう完全に枯れていた。
病院に行くと勤務を終えた澤村医師が出てくるのに会った。どうしました?と聞かれて患者用待合室で、話を始めた。薬をちゃんと飲んでいないこと。歯を磨くと血が出ます。時々…一日に何度かめまいがします。立っていられないくらいです。内出血のアザが、あり消えるのに3週間くらいかかる。そう話すと、検査結果に出ていますからと穏やかに答えた。予期せぬ小春の出現に、仕事が終わらない看護師が声を掛けた。すると澤村は、患者さんが病状を話し始めたと遮った。
小春は
「私ダメなんです。死ねないんです。今 死ぬと…
今 死ねないんです、絶対死んだらダメなんです。
絶対ダメなんです、何でかって言うと、お話ししたかどうか、
分かりませんけど、子供がいます。2人います
。7歳と4歳で、上の子が女の子で小学校に入ったばかりで。
1年生です。下の子が来年から幼稚園で男の子です。
7歳と4歳です。子供たちの父親は4年前に事故で
亡くなりました。なので私がいなくなってしまったら、
子供たち2人だけに、あの子たち2人だけになってしまいます。
だから死ぬのダメなんです。絶対死んだらダメなんです。
はあ、… あの子たちが大人になるまで まだ、まだまだ
ずーっとかかります。2人きりになっちゃうんで、
死ねません、生きなきゃいけないんです。
小さくて、まだ小さい命なんです、私が守らなきゃならない
命なんです。ごめんなさい。帰ろうとしてたのにすいません。はあ…」
「青柳さん、今から医者にあるまじきことを言いますね。
約束してください。青柳さんが今話してくれたお子さんへの想い、
それは どんな薬より どんな治療よりあなたの命を救う糧に
なります。その思い忘れないでください。
あなたがお子さんを思うその気持ちがあれば 病気は治ります。
僕は全力で治療にあたります。覚悟なさって下さい。
死ぬ覚悟じゃありませんよ。生きることです。よろしいですか、
青柳さん、お母さん」
医者に引導を渡されましたね。そして来週は家族でもない血縁を堂々と頼るようです。そうしないと、子供たちは養護施設行きになるし、せっかくの血縁を頼らないと、小春の一生は短くなりそうですから。
小春の倒れるバームクーヘン…親は子供に厚いのを食べさせてって、泣かせる話です。
*****
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満島ひかり「Woman」第5話
「誰にも言えない、母の覚悟」
今回も良かった!!
基本、このドラマは理屈じゃなくて「どう感じるか、どう心が反応するか」ですかね。
−◆−
澤村医師(高橋一生)から「骨髄移植が必要な重傷ステージ」であることを告げられた小春(満島ひかり)。
しかし彼女は澤村医師と藍子(谷村美月)に「最近ずっと体調良いんです。」
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