無料ブログはココログ

« 《トッカン 特別国税徴収官》#最終話 | トップページ | 《黒の女教師》#最終話 »

2012/09/22

《東野圭吾ミステリーシリーズ》★最終話

『再生魔術の女~言葉が凶器?謎めいた女医が仕組む旋律の罠』(あらすじ)

中尾章代(鈴木京香)が院長の「中尾レディースクリニック」に根岸峰和(小澤征悦)、千鶴(西田尚美)夫婦がやって来た。章代は不妊治療に取り組む傍ら、それでも子宝に恵まれない夫婦に、望まれずに産まれた子供の養子縁組も行っている。この日、根岸夫婦は章代が手配した子供に会いに来たのだ。千鶴は手放しで喜ぶのだが、峰和は“特別にお持ちした話"という章代の言葉に引っかかるものを感じる。 『根岸コーポレーション』専務の峰和は、社長の義政(竜雷太)の娘、千鶴と結婚した根岸家の婿養子。他人を蹴落とし、なりふり構わず出世して来た峰和が、章代の言葉に疑問を持つのも無理は無い。義政からも、章代とは後腐れのないようにしておけと釘を刺された…

cast

ナビゲーター:中井貴一
中尾章代(鈴木京香)
根岸峰和(小澤征悦)
根岸千鶴(西田尚美)
根岸義政(竜雷太)

(倉敷)私が死んでいます。
間もなく私の死体が運び出されます。
ただミステリーの世界では土壇場で逆転することも
あるんです。
オムライスだけでは足りなかった倉敷は、ギョーザを追加注文していた。
これから死のうとする人間がギョーザを追加しますか?
宮崎が俺だと名乗りをあげた。

死人に口無
魔術でも使わない限り彼らの罪を裁くことは出来ないようです。
結果としては副編集長が犯人のようです。

古びた1軒家。
窓もドアも閉まり、カーテンまでされている。
ベッドにうつぶせに横たわる女。死んだように動かないが、目はあいている。

7年後。
高級車が中尾レディースクリニックについた。
根岸峰和と妻の千鶴が下りた。
中に入ると、用意されていた嬰児が、千鶴に抱かれた。
養子縁組のためだった。
「焦る必要はありませんよ。
ゆっくり家族になって下さい」そう言われた。連れ帰るかと聞かれて、まだ手続き上の事をクリアしないとダメだと思っていた峰和は、聞くと
「今回のお話は、根岸さんに
特別におもちした話ですので」

と意味深に言われた…

赤ちゃんのお持ち帰り…
2回のバルコニーから心配そうに見下ろす中尾。峰和が見上げているのに気付き中に入った。デスクに置かれた写真立てに写るのは高校生の制服を着ている女の子と横にいる小さい女の子。手を伸ばし、じっとそれに見入った。

婿養子の峰和は、相変わらず社員の人事にはシビアだった。
同期会があったことを知らせなかったと嫌味を言い、さらにパワハラの訴えが出ていると言って首を切った。

千鶴の父根岸に、養親縁組が後で問題にならないようにと言われ峰和は、小切手を作り、用意した。

恵まれない子供のボランティア活動の一環にと、中尾は言い、お金はいらないと言っていた。

峰和の意向を見透かすように、中尾から先に呼び出しがあった。、
そのレストランは、結婚前良く通っていた、峰和のお気に入りで、中尾が選んだワインも、彼の好きなものだった。中尾は、どうも峰和を調べていた。
里親になるための5つの条件
赤ちゃんを愛してくださること。
経済的に余裕があること。
家庭内に不和がないこと。
夫婦ともに健在であること。
それから最後に一つ
両親どちらかにも犯罪歴がないこと。

欠落条項があれば、直ちに赤ちゃんは返還…
何か起きそうです。

恵まれない子たちの支援をしているのでそれを手伝わせて下しと峰和が封筒を滑らせておくと中身を確認した中尾が押し戻した。
「私が『特別』と申し上げたのは
そういうことではありません。」

ソムリエが持ってきたワインを見て、おの店といい、ワインと言い、あなたとは、趣味が会うようですねと驚く峰和。
話は、対外受精。
ずいぶん技術が進み、海外では、代理母が、たくさんいること。、
男性の精液の冷凍保存。亡くなった後に子供も産める。そうなると魔術と同じ。
BGMに流れた『マイファニーヴァレンタイン』をここぞと、私大好きなんです、とあなたと同じを強調する中尾。
店のオーナーが峰和の旧姓で呼び掛けて、挨拶に来た。その名も調べて知っていた。
「私たち趣味が合うのは当然かも
しれません。あなたと私は同じだから」

「どういうことです?」

「結婚前のお名前は本郷峰和さん。
ご両親も御兄弟もいらっしゃらない
そうですね。」

「早くに亡くなりまして
天涯孤独の身です。」

「私も家族と呼べる人は誰もいません
夫は、結婚して4年目い病気で
亡くなりました」

「そうだったんですか
でもまあ、モノは考えようですよ
1人なら、いくらでも自分の好きに生きられる」

「あなたもそうやって生きてきたんですか」
欲しいものはなんでも手に入れてきた。」

そんな2人は乾杯し、グラスをもてあそぶ中尾の手に峰和の手が伸びたところで、患者のお呼び出し。
いずれまたと言って中尾は消えた。

帰宅しても峰和には、目の前に手に入れたい中尾が、ちらついていた。

千鶴が中尾を家に招待したいと言い出した。
ほ本屋に入った峰和に、承諾のメールが入ったが、なんと中尾は、すぐそばの本屋の外側にいた。

家に来た中尾に、先日ごちそうになったお礼と言って渡したオードトワレ。すぐに付けてきた。窓から外を眺めていた峰和に
「そういえば、あなたが上京して
初めて住んだアパート。」

「え?」

「あそこ取り壊されてビルに
なっちゃったんですって。」

「どうしてそんなことを?」

「大家さんの娘さんと
お付き合いしてらしたんですってね」

「ちょっと待って下さい、
養子縁組でそんなことまで
調べるんですか?」

「あの頃から長い髪の女性が好み
だったのね。
そうそう言おうと思ってたんですけど
赤ん坊連れの旅行はまだ早いんじゃ
ないかしら」

「なんで知ってる?」

「あなたのことならなんでも知っています。」

「もしかして趣味が合うんじゃなくて」
そこへ千鶴が戻ってきた。

レ・フルール・ドゥ・マル 千鶴も峰和にプレゼントされてから好きになったと言った。
「奇遇ですね。私の妹も
この香水が好きなんです。」

「家族はいないと!」

「ええ,亡くなりました。
殺されたんです。7年前に」

「そんな」

「ごめんなさい。
変な話をしてしまって。」

「いえ、こちらこそ 知らなくて
お気の毒に。」

翌朝、出勤した峰和は、中尾が義父と顔を合わせているのを見て駆け寄った。

車で来るところを、待ち伏せていたようだ。
そして誰もいない家に、招待された峰和。
中尾の妹は、当時美大を卒業したばかり。絵では食べて行かれず、ホステスのバイトをしていた。殺されたが、犯人は、当時近くを荒らしまくっていた外国窃盗団だろうと言われた。
鍵はかかり、ベランダ側の窓は少し開き、部屋は荒らされ、金目のものは全て無くなっていた。暑い夜で、妹は、窓を開けて寝ていた。犯人はその窓から侵入したというのが警察の見解だった。
中尾は、違うと思うと言った。
妹は暴行されていた。暴行されて命まで奪われたのは、妹だけだ。
妹を殺したのは彼女の恋人です。
犯人は妹を殺して、外国人窃盗団の犯行に見せかけるために偽装工作をした。
窓から逃げたように見せかけて、玄関から出て合いカギで締めた。合いカギを持っていた恋人だからこそ出来たことです。

「恋人らしき男が警察の調べで
出てきたんですか?」

「いいえ。」

「はは、だったら
全部あなたの憶測に過ぎない」

「殺された日の翌日
私と妹は 新潟まで両親の
お墓参りに行く予定でした。
お盆でも命日でもないのに
妹がどうしても行きたいと
言い出したんです。」

<お父さんと、お母さんに報告したいことがあって>

「当日は、朝早く私が車で迎えに行く
約束でした。…」

峰和は、恋人がじゃまな存在だったとは限らないと反論。
中尾は、妹はずっと恋人の事を隠してきた。
隠さなければならないことだったが、香りだけは隠せなかった。
「店に出るときしか香水をつけなかった妹が
普段から 特定の香水をつけるようになった。
あなたにもらった香水と同じ香水。
複数の女性に香水を贈るときは
同じのにしておいたほうが賢明なんですってね。
そうしておけば残り香で疑われることもない。」

「誤解を招くような言い方は辞めてもらえませんか?
その香水は、どこにでもあるブランドのものですよ。
お気の毒ですが7年間警察が捜査してダメ
だったんだ。受け入れて前に進んだほうが
いいんじゃないですか?」

「実は最近、ある男の存在が分かったんです。
妹の荷物を全部この家に引き取りました。
でも辛くて、どうしても触れる気になれなかった。
でも診療室の改築をきっかけにやっと遺品の
整理をする気になったんです。」

引き出しを開けて
「その中にこの本がありました。
姓名判断の本です。
妹は…弓子はわりと 占いや運命を
信じるところがあって」

「ち、何の話ですか」

「この中に書き込みがあります。
本郷弓子 恋人の名字が
本郷だったのでしょうね。結婚したらどんな未来が
待っているのか占っていたのでしょう。
未来なんてなかった。
あなたの結婚前の名字も本郷でしたね。」

「ええ偶然ですね」

「私はその頃にさかのぼって、
本郷を探しました。
本郷は妹がアルバイトをしていた店の
客でした。他のホステスの指名客だったから
当時妹と本郷の関係を誰も知らなかった。
本郷がある中堅企業の社長令嬢の婿養子に
納まったのは7年前。
妹が殺されたのも7年前。
これもただの偶然だと思えますか?
私は徹底的に本郷の事を調べました。
出身地、学歴 趣味。
行きつけの店から、女性の好みまで。
それで分かったんです。
どうして妹が急にワインを飲むように
なったのか?
どうしてジャズを良く聴くようになったのか。
どうして急に紙を伸ばし始めたのか。」

「もういい。
何を言いたいのか分かりませんがね。
証拠はあるんですか?
こんな落書き。警察に行ったって
何の証拠にもなりませんよ。」

「証拠は、ありません。」

「だったら…」

「ある計画を思い付きました。」

「え?」

「妹は暴行されていたと言いましたね。
完璧な偽装工作をした犯人は
妹の中に唯一の手掛かりを残した。
犯人の精液です。
実は私、妹の体から精液を採取して
おいたんですよ。そしてそれを
私の病院で冷凍保存しておきました。」

「どうしてそんな」

「警察なんて信用していませんから。
私が本郷を見つけ出したのは1年半ほど
前のことでした。
本郷を調べているうちに、彼らが養子を
捜していることを知りました。
さっき行った『ある計画』を思いついたのが
その時のことです。
私は唯一の手がかりである犯人の
精液を使って犯人の子供を作りました。
精液を遠心分離機にかけてY染色体を
選び出し本郷が望んでいる男の子を。
卵子は私のものを使いました。
そして海外で代理母を雇って体外受精を
したんです。」

「まさかそんなこと出来るわけがない!」

「私は、現代の魔術を使う女です。
性交渉がなくても子供は作れる。
前にお話ししたでしょう?」

うろたえる峰和。

「一か八かの賭けでした。
子供が生まれる前に 本郷が
養子を見つけてしまえば
全て終わりになる。
それでも私には他に手段がなかった。
だから子供が生まれるまで
ずっと祈ってました。
どうか彼らが養子を見つけませんように。
あなたが連れて帰ったのは、
妹を殺した犯人と私の子供。」

峰和は、こみ上げる物をポケッチーフで押さえた。
中尾は引き出しから弓子を殺したスカーフを出した。

<そんな結婚あなたが不幸になるから、止めてくると弓子が、行きかけたのを後ろから絞めた>

「弓子は私のたった一人の家族だった。
あなたと言う男の本性を見抜けなかった
弓子も悪い。でも命まで奪う必要
なかったはずよ。」

「俺じゃない、俺はやってない」

「もしあなたが犯人じゃないなら
あの子を育てなさい。
でもきっとあの子はあなたに似てくるわ。
養子だと知らない人は言ってくれるでしょう
『まあ、お父さんにそっくりね』
でも奥さまは?お父様は?
どうごまかすの?」

「あんな子供 もう返すにきまってるだろ」

「どうぞ、でも奥様にはどう説明するの?
あんなに気に行ってるのに。
そう簡単に手放すかしら?
私にもあなたを説得してくれるように
頼むかもしれないわね。
そしたら私も説明せざるを得ない。

あの子は、実は、 ご主人が
殺人を犯したときに出来た子供なんです。」

「黙れ」

「もちろん奥さんはすぐには信じないでしょうね。
でも次第に疑いを捨てきれなくなってくる。
あなたとあの子の親子関係を確かめたくなってくる。
そして現代の医学では、100%に近い正確さで
それを調べることができるのよ。
どちらにしろ、あなたに待っているのは地獄よ。
何年も何年も苦しみなさい。終わりはないの。
あなたがしむまで続くのよ。」

「黙れ!」

叫んで手に持っていた弓子を締めたスカーフを中尾に巻きつけた。
だが今回は締めきれなかった。
壁にかかる弓子の遺作から弓子の声がした。
「可哀そうに、そんな結婚で幸せになんかなれないのに…」

帰宅すると、例の自分の子がいた。
千鶴は、自分が年上で、きれいでもなく私なんか愛していないのは分かってるけど、こうして家庭を築いているととても満足していた。
峰和は、非常階段を上った。

葬儀に出かけた中尾
<案外もろかったんですね、あなたと言う男は
自分で命を絶ってしまうほどそんなに怖かったんですか
この子が。
本当はあなたの子供なんかじゃなかったのに。
この子の母親は最初にお話しした通り女子校生。
体外受精したなんて全部うそ。
あなたに子供を持つ資格なんてない。>

約束通り、嬰児を引き取り、門を出た。

一番不気味でした。
鈴木京香さんが、ツルンとした顔じゃなくて、お疲れみたいでした。
ラストは、もう少し子育てさせて、からの暴露のほうが、意外性がありそうだと思いました。

*****
今までの感想は、こちら







« 《トッカン 特別国税徴収官》#最終話 | トップページ | 《黒の女教師》#最終話 »

ドラマ(は)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48518/55717111

この記事へのトラックバック一覧です: 《東野圭吾ミステリーシリーズ》★最終話:

» エコエコアザラクとは無縁な再生魔術の女のVISION(山田優) [キッドのブログinココログ]
「浪花少年探偵団」、「東野圭吾ミステリーズ」はともに20世紀の東野圭吾の原作小説の再利用である。 秋ドラマのこの2本は21世紀もすでに12年が過ぎつつある今、ちょっと一昔前の世界観でズレている感じが・・・漂っていた。 つまり・・・なんとなく・・・変なのである。 しかし、まあ、20年前とそれほど変わら... [続きを読む]

» 東野圭吾ミステリーズ #11 最終回 [ぐ~たらにっき]
『再生魔術の女~罰』 [続きを読む]

» 「東野圭吾ミステリーズ」 第11話 再生魔術の女 [トリ猫家族]
 いや〜おもしろかったんじゃないですか〜!私は、なんか好きでしたよ〜 さすが京香お姉さま、美しき復讐者が決まってましたわ〜  不妊治療をしていた根岸峰和(小澤征悦)、 ... [続きを読む]

» 「東野圭吾ミステリーズ 第11話再生魔術の女」感想 [Kanataのお部屋へようこそ]
あらすじ 公式サイトより  中尾章代(鈴木京香)が院長の『中尾レディースクリニック』に、根岸峰和(小澤征悦)、千鶴(西田尚美)夫婦がやって来た。章代は不妊治療に取り組む傍ら、それでも子宝に恵まれない夫婦に、望まれずに産まれた子供の養子縁組も行っている。この日、根岸夫婦は章代が手配した子供に会いに来たのだ。千鶴は手放しで喜ぶのだが、峰和は“特別にお持ちした話”という章代の言葉に引っかかるものを感じる。 『根岸コーポレーション』専務の峰和は、社長の義政(竜雷太)の娘、千鶴と結婚した根岸家の...... [続きを読む]

» 色の違う東野圭吾 [笑う社会人の生活]
ドラマ「東野圭吾ミステリーズ」を見ました。 フジにて 木曜10時にやってました タイトルにあるとおり 東野圭吾の原作をドラマ化 東野圭吾の短編作品を毎話 見せていく うーん 思っていたほどではなかったかな 東野圭吾原作、豪華主演陣という割には・・・といった感...... [続きを読む]

« 《トッカン 特別国税徴収官》#最終話 | トップページ | 《黒の女教師》#最終話 »

最近の写真