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2012/06/14

《37歳で医者になった僕~研修医純情物語》☆10

『医者が忘れてはいけないその重み』(あらすじ)

伊達(竜雷太)の担当医だった下田(八乙女光)が、自らケリをつけたいと病院を辞める。一方、入院中のすず(ミムラ)を盾に動きを封じられている祐太(草なぎ剛)は、下田に掛ける言葉が見つからない。また、尊敬していた森下(田辺誠一)の意外な言葉も、頭から離れずにいた。祐太はすずに心の葛藤を悟られぬよう接していたが、すずは瑞希(水川あさみ)にある願いを打ち明ける。そんな中、佐伯(松平健)の医学部長選挙の日が訪れる。

cast

紺野祐太草なぎ剛
沢村瑞希水川あさみ
葛城すずミムラ
下田健太郎八乙女光
谷口篤志桐山漣
中島保鈴木浩介
新見悟斎藤工相
森下和明田辺誠一

下田が、自分を責めて、退職願を出した。森下が、一次預かった。

そんな中でも、すずの新機能検査が進んで行った。
すずの超音波検査で、森下にNYHA分類でⅢ度、日常生活に支障をきたすレベルまで
心機能は低下していると言われた。
「そろそろ持続透析への切り替えも
考えた方がいいな」

「もう退院は無理なんですか?」

「ああ、
他の病院に移る事も。
この間も言っただろう。
今は余計な事は考えるな。」

「ご忠告にしたがうべきだと?」

「そうだ。」

「僕はそれが正しい事だとは思えません。
それに 森下先生ご自身も
正しいと思ってるとも思えません。」

「だとしても俺に従ってほしい。
紺野先生 俺は医者として自分が
向かってるのは
君と同じ場所だと思ってる。」
森下は、祐太の腕を掴んで、離した。

研修医の部屋に戻ると祐太がこのまま上がりなら、これから下田と会うから一緒に来てくれと谷口に頼まれた。このまま辞めるのはいけないと思うと、谷口にしては珍しい口調で話した。
下田は、伊達の妻とも話して裁判では、協力すると話が出来ていた。
しばらくは、バイトで食いつなぐと。免許を使えるようにしといたほうが得策なんですけどね。
下田は、
「俺カッコイイと思ってたんすよ。
上に睨まれても自分が正しいと
思う事やってる紺野先生を見て。
俺もやり直します。まだ24だから。」

すずは、ドックン、ドックンと言う鼓動を聞きながら一人で涙を流していた。

翌日、森下は、祐太に、すずの両親に話をするが同席するかと聞かれた。祐太はしますと答えた。瑞希は、心不全と腎不全を併発している患者のコンプライアンスを見ていたが、大体1年半くらいだった。その衝撃的な事実を祐太に話せないでいた。

学部長戦。
中島が、佐伯を持ち上げながら、伊達の話をすると、
「ああ・・・、
その事はもう済んでるよ」

「は?」

「だからさ、利口な人間は話が早いんだよ。
ふふふふ」

下田は、伊達にもう示談ししたと言われた。
裁判になっても長引く可能性が高いんです。
先方から提示された示談金も相応の額でしたから。
そう言う弁護士に正義派の下田は、
「金の問題じゃないっすよ。ご主人が・・・
伊達さんが亡くなったのに・・・」

「ですから、裁判をしてもしなくても
主人は帰ってこないんです。
これ以上事を大きくしたくありませんから。」

「ハッキリさせたいって思わないんすか?
このままうやむやで終わらせたら」

「そう思うのは、あなたが他人だからです。
下田先生。私は、主人を助けて欲しかった
だけです。死んだ理由を教えて欲しかった
訳ではありません。」

「俺は・・・」

「下田先生の気持には感謝しています。
でも本当に主人を悼んでくださるなら
病院に戻ってください。
今の気持ちを他の患者さんのために
役立てて頂きたいんです。
それからもしお願いできるなら
佐伯先生にこれを」
古い手紙を出された。

病院に行こうと思ったが、どうにも気持ちがおさまらない下田は、長谷川教授の不倫騒動を載せた週刊誌に医療ミスを売り込みに行った。しかし証拠があるのか、2,3人続けて殺したとか派手さが欲しいと不遜な記者に、人の命を何だと思ってんだと、相手のネクタイを握りしめて、怒った。所詮、研修医の話は、おおごとには取ってもらえなかった。

瑞希は、すずと散歩に出た。すずはここ数日、祐太が浮かぬ顔をしているのをとても気にしていた。きっと自分がよその病院に行った方が、祐太のために、そしてすずのためにも良いと思うと語った。
瑞希に数回お弁当を渡したのは、あなたにはこんな美味しいもの作れないでしょうというすずの思惑だった。嫌な女なんだと白状した。瑞希は、そんなことない普通だ。お弁当は、とても美味しかったと伝えた。

森下教授のカンファレンスに参加した祐太。
継続透析を勧めると両親は、祐太に聞いてそれを承諾した。だが瑞希が反対した。
患者は、転院を望んでいると伝えた。
森下に、すずがどんなに危険な状態になっているのか、受け入れてくれる病院なんかないし、搬送中に死ぬ事だってある。瑞希の提案は家族を混乱させただけだ。医者は一時的な感情に流されてはいけない。反省文を書きなさいと怒られた。

「医者を目指してから、反省文書かされるの、
初めてです。
優秀でしたから、私。今までずっと。」

「知ってます」

「知らないですよ
知ってるなんて軽々しく言わないでください。
今まで、患者さんの命を最優先するのが
当たり前だと思ってました。
医者として当然のことだって。でも・・・
今は分からないんです。紺野先生のせいで」

「僕のせいですか?」

「そうですよ。
紺野先生と会わなかったら、私は迷わ
なくて済んだのに
私は、すずさんを助けたいと思ってます。
この病院で、ただすずさんの命を
つなぐことが正しいのか今は分かりません」

祐太は、すずのもとへ行った。
両親はさっき帰ったとすずが知らせた。
「透析の事聞いた?」

転院先捜しててくれた?と聞かれた。
あんまり調子がよくないから
手話をするのも辛いんだろと聞く祐太。

私、まだ生きてる。
これからもあなたのそばにいる。
前に森下先生が言ってた。
お医者さんは、神様じゃないって。
だから分からないでしょ。
命が終わる瞬間なんて。

「分からないよ。」

なら今を大切にしたい、
あなたと私の今を。
私は、祐太さんと一緒に
正しいと思える今を行きたい。
悲しい未来を避けるために
間違った今を選びたくない。

すずは腕を伸ばし、祐太はしっかり手を重ねた。

そっと病室から出る祐太。
ちょうど師長の直美が待合室でうろうろしていた下田を確保してきた。
研修医控室に連れて行くと、谷口が「お帰り」と言った。
「おかえりじゃねえよ。別に戻ってきた訳じゃねえ」「じゃあ、なんでいたのよ。」
「時間空いたんで」「強がんのやめなよ。下田くん」「うるせえな」とのやり取り後
新見が紺野にこの書類と入ってきた。
「戻ってきたなら白衣着ろよ、研修医。
違うなら部外者は出てけ」

下田は、担当の患者さんが死んだのに、今までだって・・・

「俺がどうとか関係ないだろ。
伊達さんのことだって。・・・
お前が医者 辞めようとしてんのは
責任がどうとかじゃなくて
ただ単純に怖いからだろう。」

「・・・そうっすよ・・・
怖いに決まってるじゃないっすか
他人の命預かってるのに」

「それは、当り前のことだろう」
そう言い置いて新見は出て行った。

「・・・そっか。
やっぱ怖いんだな 新見先生も
マジで怖えよ。このまま医者やってくの。」

「命の重さに押しつぶされたら、
医者は続けられないでしょ。」(瑞希)

「僕もそう思います。
けど・・・
命の重みを忘れたら
医者を続ける意味がないと思います」(祐太)

「紺野先生・・・」

「だから、下田先生は戻るべきです。
伊達さんの事僕も一緒に戦いますから」

下田は、泣いた。谷口がハンカチを差し出した。
師長がもうめそめそしないの。男のくせにとぽんぽん言った。

翌日から下田は復帰した。

祐太は森下にすず本人が転院を望んでいると話した。瑞希は帝都大学病院に打診して見ると言った。また必要なら反省文書きますと言って。
森下は、主治医としては賛成しないと言った。
そのまま廊下に出た森下をMRが待っていた。
話と言うのは、佐伯の事だった。
京成会病院の内科部長塚原に新薬の研究会案内を持って行った時、カルテが開いていた。名前は佐伯毅彦 急性腹症疑い 膵癌 ステージⅣb を告げた。
学部長選挙で佐伯は圧勝。森下は、知っていることを伝えなかった。

祐太はすずとともに、正しい今を生きたいと思った。弱っているすず・・・
祐太が両親に連絡取ってくると病室を出ようとして
「寝ぐせ」と声がした。
すずの声が出た。急がないでいいからと祐太は急いで連絡に行った。
すずの命が尽きようとしていた。瑞希が顔を出すと意識が無かった。

余命を伸ばすことが医療の目的だけではないと言う患者のQOL。
どう生きたいかと言う事と、それをどう実現できるか?

*****
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