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2012/03/22

《ストロベリーナイト》★最終話

『こんなにも人を愛した殺人者がいただろうか~ソウルケイジ3』(あらすじ)

多摩川で遺体の一部である胴体が発見され、DNAが高岡(石黒賢)の左手首のものと一致。しかし、玲子(竹内結子)は胴体が高岡のものではなく、ある人物のものだと推測するが、橋爪(渡辺いっけい)に「なぜ胴体のDNAが左手首のものと一致したのか」と詰め寄られる。高岡が実の息子のように面倒を見ていた三島(浜田岳)も、発見された胴体が高岡のものだと断言する。玲子は、監察医の国奥(津川雅彦)から、胴体と左手首のDNAが一致した原因を教えてもらい、苦しみながらも事件の真相に近づいていく。

cast

姫川玲子 - 竹内結子  高校時代:岡本あずさ
菊田和男 - 西島秀俊 葉山則之-小出圭介
石倉保 -宇梶剛士   湯田康平‐丸山隆平
小峰鑑識主任 - 田中要次 田代智彦 - 鈴木浩介
姫川瑠江 - 手塚理美 國奥定之助 - 津川雅彦 
日下守 - 遠藤憲一 橋爪俊介 - 渡辺いっけい 
今泉春男 - 高嶋政宏 井岡博満 - 生瀬勝久
勝俣健作‐武田鉄矢
*****

橋爪管理官に、写真の胴体が高岡賢一のモノではないと言いだした姫川と、それに同調している日下が強引に迫った。
内藤和敏の胸部には13年前の交通事故の傷跡が多数残っていることは病院のカルテで分かっていた。だがこの胴体には、胆嚢の手術痕があるだけだった。
「それはつまり、高岡と、内藤の
入れ替わり説が間違っていたって
ことじゃないのか?」(橋爪)

「いいえ。
内藤君江に残そうとした
5000万円の保険金の事を
考えれば・・」

「じゃあ、この胴体は、誰で高岡は
今どこにいるって言うんだ?」

「これは戸部真樹夫です。」

「戸部だあ?」

「高岡賢一が戸部真樹夫を殺した
んです」

「あのなあ・・・」

「おそらく戸部が過去の事で高岡を
脅し何らかのトラブルになったのだと
思います。
それで高岡は戸部殺害に至った」

「じゃあ、左手首はどうなるんだよ。
指紋からも、高岡のモノであるのは
間違いないんだぞ。
高岡が戸部を殺したってんなら
何で高岡の手首が落ちてたんだよ。」

「それについては・・・」

「いいかDNA鑑定で左手首も胴体も
同一人物って結果が出てんだよ」

「ですから、それについては
どこかで何かの行き違いがあった
としか思えません」

「行き違い?どこでだ。鑑識か?
科捜研か?」

「早急にそれを調べて欲しいから・・・」

ノックがあって、三島耕介が遺体確認に到着した。
日下は、話はそれからだと姫川に言い置いて、冷暗所に行った。
三島は、白い布を取られた胴体を見て、
「おやっさんです」

「間違いありませんか?」

「間違える訳がありません。
俺らは親子同然なんですから」

「三島さん」

「おやっさんです」

「分かりました」

廊下を行く日下を追いかけて、姫川は、三島耕介の遺体確認時の様子を教えてくれと言った。
「あの遺体は、高岡賢一じゃない。
息子同然の三島耕介にそれが
分からないわけがない。
彼がウソを付いているとしか思えません。」

「三島耕介は、実の親子同然だから
間違えるはずがない。
高岡のモノだと自分でそう言った」

「そんなわけ・・」

「親子同然。2人の関係者の証言には
数 多く出てた言葉だが三島耕介の
口からは初めて聞いたよ。
重かったね。親と子ってのは、良くも悪くも
重いよな」

姫川は、何も言葉をはさめなかった。

自販機の場所で、日下がコーヒーを飲もうとすると今泉が来た。
姫川に捕まらなかったかと聞かれた。捕まりましたと答えた。
どうだ久しぶりの姫川との仕事はとさらに言われて、疲れますと正直に言った。

今泉も俺もさすがにちょっと疲れたと答えた。
「このヤマ終わったら、当分勘弁してくださいよ」

「たまに会うのが嬉しいか?」

「あ?」

「姫川はそれでもいいが、家族は
それじゃ困るぞ。」

部下の家族関係まで把握している今泉係長。
さらっとしているけど、とても頼りがいがあります。

納得いかない姫川は、井岡に並ばせてムースの美味しい店から数個買って国奥先生に持って行った。なぜDNAが、同じという結果が出たのかを知りたかった。

「ビニール袋の血液だな。」

「どういう事?」

「別な血液に長時間つけておくと
この切断面から多少浸透するわけだ。」

「それだ。」

「そんな単純な事ですか?」

「井岡」

「信じぬ奴は去れ!」

「先生、僕やっぱり信じます」

「しかし、こんなずさんな計画で
ごまかそうなんて、いや恐ろしく危険な
賭けだなあ」

「そんなに?」

「そんなに、この指先から採った
血液で検査をしたら、一発でぱあ。
じゃあ、これは、科捜研の大山君に
連絡しとけば良いんだな?」

「お願いしていい?」

「おねがいされたい。姫のためなら。
いや 感電死したホトケさんおためでもあるな」

「感電死?」

「感電死。表皮の剥脱から気付かなかった?」

写真を指差し
「でもこれはあれでショ?あの魚が食った跡や
いう報告ですが。」

「チチチチチ」

「電流斑が融解した痕ってこと?」

「だから、解剖しても内部に損傷は
残っていなかったでしょ。」

「けどあの現場に、感電死するような
高圧電流ってありましたっけ。」

「まあ、家庭用の電源でも
やりようによっては感電死するわね」

「する する する する」(国奥)

「ましてやあそこには仕事用の工具が
あるわけだし」

「工具、工具。
電流斑からするとだな。
工具にコンセントが繋がっていて
露出した電極を右手でこう持って
だな」

姫川が、思い出した。工具の写真を出して、緑色の絶縁テープで巻かれた修理された工具が写っていた。

戸部の女、実夏子に、戸部の体の特徴を聞くと、見つかった胴体と同じ所に傷があった。
胆嚢の手術をした医師とも1時間後に会えるよう手配もできた。戸部のDNAを調べられるように戸部が使っていたくしなどを押収。

その頃、姫川は、美智子の部屋にいた。
自分の過去を語った。
「・・・その時私は17歳だった。
ナイフで刺されてレイプされた。
抵抗したら、もっと刺される
そう思ったら、その卑劣な男に
汚され続けるしかなかった。
だから、命は助かったけど、
でも私は、私の心は死んだわ。
犯人を憎んだ。でもそれより
もっと自分を呪った。
こんな自分なんかこの世から
消えてしまえばいいって。
でもある人が私に教えてくれたの。
生きなきゃいけないって。
生きるために闘わなきゃいけないって。
闘って自分にも犯人にも勝たなきゃ
いけない。
あなたにも闘って欲しいの。
真っ直ぐ前を向いて生きてくために
闘って欲しい。」

「あなたとは違う。
私は・・・自分で服を脱いだから。
自分で何度も何度も脱いで
戸部の前で何度も何度も何度も」

「違う。あなたは悪くない。
悪いのは戸部なの。」
取り乱す美智子を姫川は、抱きしめてそう言った。

「だって、だって・・・」

「イイよ。泣いていい。
泣けなかったんだよね。」
(美智子の泣き声)
美智子は、あの日、戸部が言ったことを思い出していた。
父の借金が思いのほか多くて、保険金が全部そっちへ回り、お前に残った金はもうない。
このアパートの金も、学校の金も全部会社がたて替えてる。だから返してくれないと困る。お前名義で借金すれば全て解決するからここにサインしな。そう、戸部は言った。
嫌だと美智子は断った。しかし殴られ、服を脱げば全部チャラにしてやると追いつめた。
美智子は服を脱いだ。
「それから戸部は夜になると来て
私、学校行けるなら、美容師に
なれるならもういいやって。
でも三島君が1か月前店に来て
お父さんは事故で死んだんじゃない
会社に殺されたようなもんなんだって
教えてくれて。」

「それが三島君とのホントの出会い?」

頷く美智子。
「三島君に戸部の事話したのね。
中川さん。」

「三島君は、何も知りません。何も。」

「もしかしてあの日
高岡さんの事件があった あの日
あなたと、三島君、 戸部に
会ってるんじゃない?」

「会ってません、会ってません
ホントです」

戸部を手術した医師と、面会した日下。カルテが見つかった。

帰り道、井岡から電話が入った。
どうだったと聞く姫川に、ビンゴですわと答える井岡。
「分かった。紙持ってすぐ帳場に戻って」

橋爪と今泉に検査結果を差し出した。
「やはり胴体は、
高岡のモノではありませんでした」

「姫川、お前どうしてこんな事を」

「このようなやり方は私も本意では
ありません。でも・・・」

「本意ではない。
国奥先生に勝手に捜査資料を渡すのも
本意ではなかったって言うのか?」

「でも。おかげで、死因と狂気の特定が・・・」

「お前今すぐこの帳場から外れろ。」

「私はタダ真実という・・・」

「組織ってものを理解してないヤツは
警察にはいらない」

「警察が捜査を間違った方向に
進める訳にはいきません。
方法については十分反省し
処分も受けます。でも真実を
譲るわけにはいきません。」

「またいつもの根拠のない妄想か
俺はなもうお前のそういう・・・」

「管理官。姫川の処分は処分として。
しかし、事実は事実としてお考え
頂けませんか?」
頭を下げて鑑定結果を差し出した今泉。
姫川班は、全員立ちあがって、成り行きを見ていた。

「姫川。」

「はい・・・
今回の事件の発端は、高岡賢一こと
内藤和敏の強い父性にあります。
内藤和敏は実の息子雄太のために
内藤和敏としての人生を捨ててまで
保険金を残しました。
そして今 再び今度は高岡賢一としての
人生を被害者を装う事で捨てたのす。
それも保険金のためであると同時に
高岡のその父性を悪行に利用し続けて
いた戸部真樹夫から愛する者たちを
守るためです。
そのために、高岡は、戸部を殺害した
んです。」

「証拠は?戸部真樹夫のDNA鑑定も
勝手にしたのか?
それにしちゃここに何も書いてないぞ」

「管理官」
日下が戻ってきた。
全員が立ち上がっている雰囲気の中、
「胴体、戸部のモノでした。
戸部の内縁の妻小林実夏子及び
主治医安藤亘がこの胴体を
戸部真樹夫のモノだと証言しました。
これ自宅から採取した戸部の毛髪です。
DNA鑑定の許可お願いします」

「つまり、 三島耕介は死体確認時に
ウソついたってことか。」

「三島耕介の気が動転していたことも
見抜けずに申し訳ありませんでした。」

橋爪は当たる所が無くて後ろのボードを思いっきり蹴飛ばしていた。

中川美智子の部屋に来た三島耕介。
あれから警察は何か言ってきたかと聞いた。
ううんと答えさらに
「だって、ちゃんと自分で歩いてたじゃない。
だから三島君は関係ない。だから今まで通り
黙っていよう、ね。」

あの日・・・
酔ってドアを叩く、戸部。それを無理やり引きはがすように力を込めた耕介。
<もう彼女には近付くな>
<何だてめえは。あ?高岡ンとこのガキかよ。>
<もうここに来んな。だまし取った保険金の余りで
その後も女縛ろう何てあんたもセコイんだよ。>
<あ?なんだおい。ずいぶんと知ったような口
利くじゃねえか、あ?>
<ああ、俺もあんたから香典貰った口だからな。
ガキだった俺にあの10万は嬉しかったよ。
まさか裏でこんなからくりがあるなんて知らな
かったしな。>
<おめえ、あんときのガキか?
そうだよ俺、お前に香典やったよ。
なあ、そうだ、ハハハハ>
<ああそうだよ。てめえに親父殺された
あんときのガキがよ>
<マジかよ。あの女に惚れてんの?
あの女、あれだぜ。たかが100万でさ
一生何でも言う事聞く女だよ。
えーそんな女にさ>
<黙れ>
<毎度毎度さ、めそめそ泣くくせにな。へへへへ>
耕介は、我慢しきれずに戸部を殴って、馬乗りになりさらに殴り続けた。
部屋から美智子が出てきて止めさせた。
<それ以上やったら死んじゃう。
そしたら、三島君がダメになっちゃう。
ダメになっちゃう!>

「戸部と三島耕介 中川美智子の間に
何らかのトラブルがあり、戸部はその後
高岡工務店のガレージに向かったと
思われます。
そこでどんなやり取りがあったのかは
わかりませんが三島耕介のおかげで
生きる希望を持てた高岡にとって
再び人生の絶望を付きつけられる
ようなことがあったのでしょう。
戸部を殺害した後、その遺体を解体し、
高岡にはさらにやるべきことがありました。
それが自分の左手首の切断です。
自分が被害者でなければ、三島耕介と
実の息子の内藤雄太に保険金を残す
事が出来ない。愛する者たちを守れない
その一心で。戸部の遺体を遺棄した後
自分の左手首を戸部の血液に漬け
込んだ状態で車の下に置きました。
我々に発見させるために。
間違った父性ではあると思いますが
高岡にとっては精いっぱいの父と
しての行動だったと思います。
私からは以上です」

「日下」(今泉)
「はい」

「今の姫川の報告どう思う?」

「相変わらず情緒的で想像部分が
多いのにはあきれますが、」

「ちょっと!」

「マルガイ戸部真樹夫 マル被 
高岡賢一こと内藤和敏の特定には
全面的に同意です」

「管理官。どうでしょう?」

「戸部が死んでる以上
そして高岡が生きてる可能性がある
以上、高岡を追うしかないだろう」

「高岡については、三島耕介が
誰よりも知っているはずです。
再度彼をこちらに呼んでの
事情聴取が必要です。」

「分かってる。日下いいな」

「はい」

「管理官。
三島耕介の事情聴取 私も同席させて
頂けないでしょうか?」

「バカな事言ってんじゃないよ。
お前は明日一番で俺ンとこだ。
今回の服務規定違反について・・・」

「管理官。それは後日でお願いします。」

「何だ?」

「三島耕介の聴取に姫川の同席を求めます」

「はぁ?」

「ただし、口出しは一切するな」

「はい」

着替えを取りに一時実家へ寄った姫川、父が遅くに帰宅した。
家まで来るなら病院にもと母への面会を言われた。
母が玲子が人を殺す夢を見たといったが、普通、娘の夢にそんなの見るか?と言った。だがそいう部分が自分にある事を父に教えた。私おかしくなったのかなって。でもそれを救ってくれたのが父だった。
だが父は、玲子の事件んのl判決が出た日、夜中に泣きながら玲子のために台所で包丁を握りしめて、『あいつを殺してくれていた』
「ああ、いいんだって。
当り前の感情なんだって」

「見てたのか」

「うん」

「どうしても気持ち抑えきれなくなって・・
お母さんの方が、強かった。
お母さんな、絶対泣かなかったんだ。

泣いたりしたら玲子に失礼だ。
必死で前向きに生きようとしている
玲子に失礼だって。」

三島耕介の事情聴取の日、井岡は、前のノリの報告が気になっていたので、川崎の河川敷で、ホームレスに話を聞いていた。
六郷から来た男が大金を持っていて、仲間に入りたいとそれをばらまいたらしい。
そのホームレスの男、自分を売ったみたいなことを言っていた。周りがうるさくて、それに時間が迫って姫川は電話を切った。
日下の聴取が始まった。
「この間見てもらった遺体は
戸部真樹夫のものでした。
ご存知ですよね?戸部真樹夫。」

「はい」

「殺したのは高岡賢一です」

「違います。俺が殺しました。
死んだ親父の事で腹が立っていて
あの夜戸部さんに会って・・・」

「三島さん。
あなたウソをついちゃいけません」

「ウソじゃありません、本当に俺が・・・」

「あなたを真っ直ぐに育てた
高岡が可哀想だ。
内藤和敏と言う人を知ってますか?」

「いいえ」

「内藤和敏、これが高岡の本当の名前です」

あの日。戸部は酔っていて、耕介にしたたかに打たれて、かなり腹も立っていた。
<高岡賢一さん、お久しぶりだね>
<どうも>
<どうもじゃねえよ。もうびっくりしちゃたよ
アンタが使ってる若いの、俺が処理した三島の
せがれだっていうじゃない。どうしてそういう
ことすんの?
俺への当てつけ?
てか、あんたそんなことできる立場かよ
ちがうだろ!>
今度は、高岡を殴る蹴るが始まった。
<あんたはさ、俺の許可なしにお天道様の下
歩いちゃいけない人間なんだよ。
そうだろうがよ!>

<高岡ちゃんさ、あんたがいい人ぶって
面倒見てる 三島のせがれにさ 俺酷い目に
遭わされちゃったんだよね。痛え。
あいつさ、俺が飼ってる女に手 出しやがってさ
まあ、その女のオヤジってのもついこの間
うちの現場でヒューピシ 落としちゃったんだけどね
ははは。冗談じゃねえよ。親の 借金チャラに
してやってんのにさ。ねえあんたからあの坊主に
ちゃんと言っといてよ。彼女から手引けってさ。
ね。あんたも、あの坊主から手 引きな。
分かってるよな。あんたは俺のいいなりに
なんなきゃいけないってことを。
内藤和敏の自殺を細工してさ、姉ちゃんに
話しつけて息子のために保険金うけとれるように
したの、全部俺だもんね?
高岡賢一の戸籍くれてやって差。中林建設に
入れたのも全部俺だもんね。
あんたが生きてんの俺のおかげだもんね。
裏切ったらさ、三島のせがれもどう料理して
やろっかな。ウソの紙つくってさ姉ちゃん
借金まみれにすんのも簡単なんだよ。ははははは。
それともあれか、てめえのせがれのこの
チューブ何本かひっこ抜こうか?このやろう。
へへへ、何とか言えよ>
ドつかれた所に工具の断線を直すため、銅線がむき出しになっていた。
言ってみろよといい気になっていた
コンセントに差し込んで、戸部を倒して、首に銅線を付けた。
左手をぐるぐる巻きにして、・・・悲鳴をかみ殺して切断した。

「不幸な事情があったにせよ
高岡は誤った道に足を踏み入れて
しまったんです。
自分でそれを選んでしまった。
そしてその地獄の中であなたという
光を見つけた。」

「左手自分で切って、俺に金残して
やろうなんて。
戸部から守ってやろうなんて
冗談じゃないっすよ。俺だって
もうガキじゃねえのに、なんで1人で
1人で勝手に。これじゃ親父と
一緒っすよ。こんな事されても
俺、なんにも嬉しくないのに。」

「そうだな。所詮高岡の自己満足だ。
周りの人間の事ホントに考えてるなら
もっと別な生き方があったはずだ。
でもな、人間ってそんなに利口じゃ
ないんだおy。無条件でただただ
守ってあげたい。ただただ愛してる。
そう思ってる時の父親ほど不器用な
生き物はいなくてな。
自分勝手で カッコ悪くてうまく
抱きしめることもできない。
気持ちはあふれるほどあるのに
できない。
高岡も、君の本当のお父さんも。
・・・・三島さん。
我々は高岡を捜さなきゃならない。
彼の行きそうな場所
隠れていそうな場所に心当たり
ありませんか?」

「俺が知りたいっす。
そんな場所があるなら、
・・・・・
片方の手首切ったくらいで
まさか死んじゃうなんて事は
無いですよね?」

「切断した後に、戸部の遺体を
運ぶという激しい動きをしたとなると
可能性はあります。
今のところ残念ながら。
病院に立ち寄った形跡もない」

姫川は頭をかきむしりながら、考えていた。

「じゃあ、一人でどっかで、苦しんでるって
こってすか?」

突然、姫川が立ち上がり
「私会ってる」そう言ったかと思うと、三島の手をつかみ
「行こう、高岡さんに会いに」

六郷の土手、現場からすぐの草むらに張られたテント。
ついてきた日下が、中の仕切りの布を開けた。
三島が、そこから中に入ると、横たわる男が三島の贈ったマフラーを握りしめて
もう動かなくなっていた.。

三島の叫ぶ、「おやっさーん、」が風に乗って運ばれた。

姫川の母、瑞江が、病院のベッドに座っていた。
コツコツと、足音を立てると、
「お父さん、早く帰りたい」と言った。

「お父さんじゃなくて悪かったわね」

「どうしたの?」

「ビックリして
大きな声なんか出さないで」

「はい?」

玲子が突然、瑞江の横に座って、母を大きく強くハグし始めた。
「お母さん、私はもうあなたを
抱きしめられるくらい強いの。
強くなったの。」

ぱっと立ちあがって
「覚えといて。
じゃ、仕事あるから」

入り口で佇む父。顔を合わせたが
「行ってきます」と声をかけた。
「行ってらっしゃい」父は送ってくれた。

呆然としていた瑞江が、父の顔を見ると、
「変な子フフフ、フフフ」と笑いながら、泣きだした。
「やだ。なんで泣いてんだろう?」

「泣いていいんだよ」

「あったかかった、あのコ。
あったかかったの。」

「うん」

署で報告書を日下から赤ペンで、誤字脱字を訂正され、
残りの頭部が、地中30cmから発見するまでの説明が全く
なってないと言われた姫川。

日下の携帯が鳴り、家族と話しているのが聞こえた。
「悪いが家に戻らなけりゃならない。
俺の報告書だけ遅れるような事はないと
係長に伝えといてくれ」

「ええ、お宅で何か?」

「息子がいじめに耐えかねて
ひと悶着たらかしたらしい。
じゃ、頼んだぞ。あ、口が滑った。
今の事係長には言うなよ」

「了解」

姫川が、コートを着ながら廊下に出ると、菊田がいた。
「何やってんの?」

「謹慎祝いどうです?」

「はぁ?」

「飯 行きましょうって
誘ってるんですよ」

「だったら、最初っから
そういいなさいよ」

「もしかして照れてます?」

「誰が」と前に出ると、菊田に頭を撫でられた。
ふぅとため息をつきパンチを出すと、止められた。
「何年一緒にいると思ってんですか。
動きぐらい読めます」

「フフフフフ」

笑いながら、菊田の襟首を掴み
「次職場でやったら、 殺す!」

「はい」

「がっつり肉でも食いますか?」

「和食を食べたい」

知ってる店があるからと予約を入れる菊田。

待っている姫川。

バーで一人飲む葉山。そこになぜか顔を出すがんテツ。
葉山の闇の部分をずかずかと入り込むがんテツ。

これから先は、映画でどーぞと言うことらしいです。

*****
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見つかった胴体だけの遺体が何者かわかる時、そこには哀しいまでの父性が浮かび上がる。消えた高岡の行方を、玲子は確かに知っていた…!ソウルケイジ、堂々の最終回。nbsp; [続きを読む]

» 「ストロベリーナイト(テレビシリーズ)」 意外なキャスティングだったがピタリとはまった [はらやんの映画徒然草]
一昨年、誉田哲也さん原作を竹内結子さん主演でスペシャルドラマとして放映された「ス [続きを読む]

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