無料ブログはココログ

« 《ラッキーセブン》★02 | トップページ | 《最高の人生の終わり方~エンディングプランナー~》★03 »

2012/01/26

《ストロベリーナイト》★03

『右では殴らない(2)』(あらすじ)

玲子(竹内結子)は、医師の下坂(北見敏之)に話を聞く。下坂は、問題となっているオンラインゲームのサイトを知らないと言い、彼がそこにアクセスした記録もなかった。調べにより「シド」と名乗る人物が、下坂のカード情報を盗み出した可能性が高まる。そんな折、菊田(西島秀俊)から玲子に、アパートで劇症肝炎が死因の遺体が見つかったと連絡が入る。玲子と井岡(生瀬勝久)は、クローンカードを作る業者に接触し、女子高生の美樹(大政絢)にたどり着く。

cast

姫川玲子 - 竹内結子  高校時代:岡本あずさ
菊田和男 - 西島秀俊 葉山則之-小出圭介
石倉保 -宇梶剛士   湯田康平‐丸山隆平
小峰鑑識主任 - 田中要次 田代智彦 - 鈴木浩介
姫川瑠江 - 手塚理美 國奥定之助 - 津川雅彦 
日下守 - 遠藤憲一 橋爪俊介 - 渡辺いっけい 
今泉春男 - 高嶋政宏 井岡博満 - 生瀬勝久
勝俣健作‐武田鉄矢

*****

下坂勇一郎は”シド”ではなかった。
パソコン、携帯とも、ガチャゲーにアクセスした記録は無かった。
盗まれたカード番号が使われていたようだとのことだった。
話がずいぶん変わってきた。

橋爪管理官には、またパワハラ以上の怒られ方をした玲子。
皆声もかけられなかった。
ガンテツだけは、ゼブラについて、白楼会が、売りさばいているところで鉄拳を振るって、揺さぶりをかけていた。

自動販売機のあるところで座り込んでいる玲子。島が来た。
「笑いに来たんですか?
バカな後輩を」

「吹かしに来たんだけだ、
先輩風を」

「良かったですね、これで主導権は
島主任のものです。」

「ああ、お前が下手打ってくれて
助かった。」

「島主任、ホントはうちが任同かける前から
六本木でゼブラが出回ってる事知って
たんじゃないですか?」

「だったらなんだ?誤認したのは
そっちの責任。手の内明かすかどうかは
こっちの自由。そうだろ?」

「スイマセン、おっしゃる通りです」

「ゼブラの事を六本木署が嗅ぎまわってる」

「六本木署?」

「鈍いな。白楼会の構成員が刺されて、
帳場がたってる場所だ。」

「ガンテツ!」

「ヤツの単独じゃない。所轄が動いてる
ってことは何か握ってるってことだ。」

聞いて走り出したが、また戻って
「島主任?どうしてここへ?」

「一人になりたいときに行く場所なんて
大体限られてる。お前なんかよりよっぽど
よく知ってるよ。」

「は!吹かしてんな先輩風!」

「おい。向こうで拾って来たネタ
全部俺にも渡せよ。」

頷いて走った。

島は、飲んだコーヒーが甘くて間違えた!とつぶやいた。

姫川班は、言葉もなく、沈痛な気持ちでただ集まっていた。

ドアを開けると玲子の前には全員が立ち上がっていた。
菊田。もう一度マルガイの仕事関係友人を洗い出すよう指示。
保さんは・・・・下坂勇一郎の盗まれたカード情報を追います。
ノリと康平の組も手伝ってあげて。
そんなに沈んでばかりは居られない。
「よろしく!」
そう言うとバッグをつかんで廊下へ飛び出した。

白楼会に張り込んでいる朝倉にガンテツから電話がかかった。
「これで白楼会が動くはずだ。
片桐組にカチコミかけるタイミングが、
ゼブラを抑える最後のチャンスだ。
分かってんな?」

「分かりました」

「別の帳場も動き始めた。
抜かれんじゃねえぞ。
なあ、朝倉、これでけりがついたら・・・」

「ア、動いたのでまた。」
電話が切れた。そこへ走って来た姫川がかみついた。
「どういう事ですか?
元公安だからって、コソコソ公安から情報を
手に入れて、こっちには回さない。」

「一体何の話してんだよ」

「追ってるんですよね、ゼブラ」

「こっちが追ってんのは、
殺しの線だけだよ」

「そっちが握ってるネタ 全部
出してください、今すぐ!」

「おいおい、あ~あ。
任同振りかざしてしょっ引いたはいいが
はずれ馬券でその八つ当たり 俺たちにすんの
止めて貰おうかな。」

菊田から4人目の犠牲者の報告があった。
恵比寿署管内で、今度はゼブラが残っていた。

片桐組に、白楼会がカチコミをかけた。朝倉が車から飛び出し、ガンテツに連絡をと言い残した。階段に消えると銃声が響いた。

ホトケさんは蓮沼孝太郎27歳。
やっぱり劇症肝炎が死因。
テーブルにあった、ゼブラを見ていた玲子に菊田が、ガンテツ班の朝倉巡査長の殉職を伝えた。ガンテツ班は誰も葬儀に出ていなかった。
捜査本部にガンテツが、こっちの事件の主犯を移送してきたと、康平が走ってきた。

橋爪管理官、今泉、姫川班が廊下に出ると、
「どういう事だ?」(今泉)

「六本木の暴力団構成員刺殺事件を
捜査していたら ゼブラの本ボシに
たどり着いたと言うわけです。」

「マル被」

「マル被は」

「片桐組 組長 片桐直哉。」

「筋書き!」

「六本木で抗争事件を繰り返していた
片桐組が敵対する白楼会のシマを
荒らすためにゼブラをばらまいた。
言っておきますが、これは簡単な
暴力団の抗争事件ですよ。
妄想女の言うような薬物テロじゃ
ありませんよ。」

「裏取りは」

「裏取りは、港北薬科大学の薬学部の
研究員が劇症肝炎を引き起こす
アセトアミノフェンを片桐組に流したと
そう吐きました。
あ、それともう一つ、そう 片桐組の構成員も
その件につ来ましては吐きました。
それも2人。おい行け!」

ガンテツが左手で指2本を出して見せると、カフスに血が飛んでいた。
「何だこれは?
どんだけ強引な捜査してんだよ
こんなやり方通用すると思ってんのか」
橋爪はその腕をつかんで聞いた。

「そっちがちんたらやってるからだよ!
手柄横取りされたからって八つ当たりされちゃ
困るなあ。それとこれは片桐組の事務所から
押収したゼブラです。」

橋爪は、胸ポケットから出した黒白のカプセルの束をひったくるように取った。そのまますたすたと消えるガンテツの後ろから
「勝俣!
お前 部下の葬式より
手柄取りに行ってたのか!」

「早く新しい弾補充してくださいよ。
撃ちあいも出来やしねえや」

ガンテツは、井岡の肩を叩き笑った。

姫川班の食事会。康平によると、片桐組はゼブラを知って白楼会との抗争を有利にするために利用しただけで、まだ本ボシの供述をしていないとのことだった。
玲子は
「なんか腑に落ちないのよね。
最初の3人は、下坂のカードを使った
シドってやつと ガチャゲーで接触して
んのよ。あれはたまたまだったってこと?」

「私も気になって調べたてみたんですが
4人目のマルガイ蓮沼孝太郎も
やはりガチャゲーの会員でした。」(石倉)

「ホント?」

「菊田と葉山と一緒に調べたので間違い
ありません。
あ、それとこれは葉山からあがってきたネタ
なんですが、ガチャゲー内に偽装クレジット
カードを作ってくれるやつがいるって
うわさになっています。」

「それやったら僕らも聞きました。
何やカードのデータを完全にコピーした
クローンカードがあるっちゅて」

「もしかしたらシドってやつとなにか関係が。」

「ちょっと待ってよ。
康平何か辛いものない?
脳に刺激が来るように」
井岡が口に入れた明太子を出したので「出さない!」と叫んだ。

菊田はマルガイの会社関係、ノリは、クローンカードを追っていた。
一人一人のシラミつぶしだから脚は棒のようになった。
ノリは、ガチャゲーでクローンカードを作りたいけどと、載せた。
菊田は、初めの犠牲者の会社にまた行って頼みごとをしていた。

六本木の帳場を、本部が吸収する形で合同に帳場を立てた。
ガンテツはわざわざ合同捜査本部立ち上げる必要はないと思うと、犯人逮捕を強調した。
しかし、昨日とは状況が違ってきていた。
科捜研の分析によると、片桐組のゼブラは、中身が合成麻薬とアセトアミノフェン。
周りを包んでいたカプセルは乾燥牛骨を原料としたゼラチンでできていた。
一般的に販売されているカプセル。
4人目の被害者蓮沼孝太郎さんの、家から見つかったゼラチンについても分析した。
中身は合成麻薬と麻酔剤のハロセン。アセトアミノフェンとは違いますが、こちらも劇症肝炎を引き起こす薬物です。カプセルの原料はゼラチン。ただ白いカプセルには、牛乳が含まれていた。個々の形状にもばらつきがあることから、恐らく意図的に牛乳を入れて完成させた手作りのカプセルだと思われる。
監察医務院の国奥先生に確認したところ、櫻井、綱島、三沢、蓮沼4人の被害者の井の中からは、ともに微量ながら、牛乳の成分が検出されている。
この事は、片桐組の事務所で見つかったゼブラと、4人目の被害者蓮沼孝太郎さんの家で見つかったゼブラとは全く別モノであり、4人の死亡原因となったのは片桐組が所持していたゼブラではないと言う事を裏付けていた。

つまり、片桐が証言している通り、片桐組は模倣犯。
4人を殺した本ボシは、別にいるってことだ! 橋爪は吠えた!

今泉は、ゼブラが見つかったのは大きな進歩だと言い、麻酔剤のハロセン、牛乳入りのカプセル ゼブラが入っていたビニール袋あらゆるものの流通経路を探れ。
はい(島)

姫川は、第4のマルガイ蓮沼の敷鑑、他の3人のマルガイとの共通点を見落とすな。

勝俣。お前は片桐組から出たゼブラが、本当に偽物だったのかどうか裏取り。
製造日と、流通経路とマルガイ達に関連がなかったかどうかを確かめろ。
勝俣の立場は、一番悪かった。机をバント腕で叩いて、文句言いたかったが言え無かった。

これで、島主任の立場が、良くなった。
姫川班は、内心焦っていた。
すると、後ろから菊田に呼ばれた。
姫川に早い段階でゼブラがネット上で話題になっていたのが気になっていた。

「でも鑑を見ても何も出なかったでしょう。」

「ハイ、何度同僚たちに聞いてもダメでした。
でも知っていても警察に言えないってだけかも
しれません。」

「シャブ食い仲間ってこと?」

「ええ。それで仕掛けてみたんです。罠を。」

「わな?」

「櫻井渉 綱島信彦 
最初に死んだ2人の直属の上司に
掛け合って 部署内でメール回して
もらいました。
『今日警察による尿検査が行われるかも
しれないって』」

「で?」

「先ほど上司たちに電話で確認を取ったところ
1人罠にかかりました。」

「だれ?」

「綱島信彦の元同僚
柴崎幹夫 28歳。
彼は今日高熱が出たと会社を急きょ
休みました。」

「行こう!」

姫川の腰巾着の井岡は、菊田を敵ガイ視していた。
柴崎のアパートに行き、姫川が隣に引っ越してきましたと声をかけると、ドアが開いた。
強引に開けさせようとすると、チェーンをかけて裏へ逃げて、2階から飛び降りた。
井岡も飛んだが起き上がっれなくなった。
すぐに菊田に捕まった。
もともと、柴崎にドラッグを勧めたのが綱島だった。
ゼブラも見せたが、まだ他の覚醒剤があったので、使わないでいるうちに、綱島が死んだ。手に入れたのは、ガチャゲーで仲良くなった「シド」からもらったと言った。それ以外は分からないと答えた。

石倉から電話がかかった。
蓮沼のバイト先に来ていたが、ガチャゲーで知り合った、女子高生と、援助交際していた。
よく自慢していたと店員が証していた。

さらに康平から、下坂のカードを使っていたシドは、蓮沼孝太郎とも接触していた。

「死んだ4人全員ともシドってやつと
接触していたってこと?」

ノリは
「通信履歴から、シドと接触のあった
人物を当たってました。」

「それで?」

「ゲーム上で行われていた会話の内容から
見ると、シドは十代女子である可能性が高い」
そう報告した。

「十代の女の子?」

「はい。それとガチャゲーのゲーム上で
クローンカードの取引がされていると
言う噂をご存知ですか?」

「あ、知ってる。」

「その裏のクローンカード屋との
コンタクトが取れました。
1時間後、上野駅のジュエリー
ブリッジで接触します。」

「ノリ」

「はい」

「よくやった!」

息をのむノリ。
「イエ」と答えた。
保さんと康平の組を合流させると話し、すぐに姫川もそっちへ回るといった。

電話を切っても姫川は、考えていた。
菊田にどうしたんですか主任と声をかけられた。
「ずッと引っかかってたんだけど、
そもそも この事件の捜査って
薬物テロって視点から始めたよね。」

「ええ、組織的なテロ事件だと言うのが
大方の予想でした。」

「それが今度は
暴力団同士の抗争が原因だってことになった。」

「しかしそれはガンテツの勇み足でしたからね。」

「なんかさ、ものすごく大きな何かが事件の
背景にあるみたいに捕えてたけど
これってホントにそうなのかな?」

「どういう意味ですか?」

「だってさ明確な意思を持った組織が背景に
あるのなら、あんなゼブラ模様のふざけたクスリ
作ると思う?」

「カプセルは牛乳入りでしたしね」

「まるで世の中をバカにしてるみたい。
実はこの事件の裏にあるのはもっと稚拙で
いい加減な何かじゃないのかなあ?
ん?女子高生 クローンカードゼブラ模様のクスリ・・・」

「みんなゼブラゼブラいうてるけど、牛乳入っとった
からホンマハ牛やったりしてね。うっしっしーや」

何かがつながった。「井岡、ファインプレー」

「菊田。すぐ全員に招集かけて。
ノリと合流してホシを確認する」

「はい」

今泉に任意同行をまた言った。
今度は失敗は許されんぞとくぎを刺された。

上野ジュエリーブリッジで、男が座っていた。
ノリは、応援を待たずに2人で確保すると勇んだが、ナイフを出されて、過去のトラウマが襲った。そこへ姫川が到着した。こんなに刑事がいて、逃げられると思ってんの、捨てなさいと言われて、ナイフを捨てた。
姫川は抑え込まれた男に、
「一つだけ教えて欲しいんだけど」
携帯の写真を見せた。

「この人物にクローンカードを作った事は
あるかしら?」

坂下の娘を任意同行してきた。
刑事に囲まれても携帯片手に、楽しげだった。

取調室で、ユックリ聞いた。
「下坂勇一郎さんのクローンカードを
使ったのは娘のあなただったのね、美樹さん。
私達すっかり勘違いしてたの。
最初はあなたのお父さんが、シドだと思って
それが違うと分かったら今度はお父さんの
カード情報を盗んだ他人が、クローンカードを
使ってゲームに登録してるんだと思ってた。
でも話は、もっとシンプルだったのよね。
あなたはお父さんのクレジットカードを盗み
クローンカードを作ってこっそり使ってた。
お父さんがカードの明細何てほとんど見ていないのを
いいことに。
今日ねガチャゲーのゲーム内で商売をやってる
クローンカード屋さんに、あなたの写真を見せたら
半年前、確かにクローンカードを作って渡したと
証言してくれたわ。
つまりあなたがシドなんでしょう?」

「別に違うなんて一度も言ってないんだけど。
子供が親のお金使って何が悪いんだっけ?
親がカード作ってくれないから私が代りに手続きしただけ。
私がいくらクローンカード使ってもあの2人は私の事を
無駄使いしないイイ子ちゃんだと思ってる
お互いハッピーだし、それってすごくない?」

「じゃあ、なぜ今日 あなたがここに
呼ばれたかは心当たりがあるのよね。」

「う~ン、あるようなないような」

書類から4人の顔写真を出し並べ始めた
「櫻井さん、綱島さん、三沢さん、蓮沼さん。
みんな亡くなってるわ。
知ってるわよね。」

「さあ」

「あんたもやってんでしょ。売り」

「売り?」

「あなたみたいなのはモテたでしょう?
一見清純に見えるし女子高生好きの
殿方にはたまらなかったんじゃない?」

「どうだか」
携帯をカチャカチャやっているので話しながら取り上げた姫川。

「まあそりゃ、姫川さんより若くて可愛いからのは
事実だけど。」

「じゃあ認めてるんだ。売りやってた事」

「やってたとしたら いけない?」

「ふう。どうせこんな世の中なんだし
何したってどうでもよくない?」

「で・・・この4人に配ったんだ これ。
センスの悪い 白と黒のドラッグ ゼブラ。」

「ゼブラじゃなくて牛柄だから」

「で、どこで入手したの?」

「貰ったの。キモイ客から」

「キモイ客?」

「『俺は将来、有名な医者になって、
大金持ちのなるんだ』
とか言ってる、キモイ医大生。
私が『牛柄好き』だって言ったら
こぐ作ってきたの。
カプセルは牛乳入りだから体にいいよ
だって。こんなクスリ 飲むわけないっつうの。」

「名前は?」

「宇田川浩一かな。東都医大の」

「何で配ったのよ」

「親父たちが『欲しい』っていったから
あげただけ。私は何も悪い事していない」

「あんたね、売春しといて何言ってるの」

「あのね、 私はいくらでもクローンカードが
使えるの。お金のためにやってる連中とは違うわ」

「じゃあ何のためよ」

「面白いから」

「大人が私にひれ伏すのが。
だから私の場合、売りっていうか」

「ふざけないで、 売春は売春よ!」

「叔母さん、何熱くなっちゃってんの?
援交が悪いとかどうとかそういう話なら
うんざりなんですけど。
大体人類最古の商売に今更それが
良いも悪いもないでしょ。」

「あるのよ、それが。
援交は悪いって この社会では
法律で決まってるの」

「全然、説得力無いんですけど。
だったら、なんでソープはいいわけ?
あんなの援交と変わんないでしょ?」

「全然違うんですけど。
イイ彼女たちは、ちゃんと税金を納めてるの。
営業許可をとった店で ちゃんと従業員として
登録をして社会に認められてるの。」

「社会、社会ってそんなの私ぬは関係ないっつうの。」

「ああ、そう。だったら私が
あんたの社会をめちゃくちゃにしてあげるわよ。
まずあなたのお母さんに電話して
『お宅の美樹ちゃんはどうやら売春行為に
明け暮れているようです』
あとは学校ね。先生も生徒も購買部の叔母さんにまで
知れ渡るようにアナウンスするわ。
『下坂美樹は売春婦です。
校長先生もいかがですか』ってね。
ほとぼりが冷めるまでの我慢なんて思わないでね。
あんたが何食わぬ顔してどっかの誰かと結婚でも
しようものなら私は、その人に必ずお伝えするから。
就職先にも、引越し先にも『売春婦だ』って言いふらす。
でもそうなっても構わないんでしょ?
社会なんてどうだっていいんだもんね。」

「最低」

「分かってたんでしょう?
騒ぎが大きくなって自分が配ったクスリが
原因かもって思ったはずよね?
だったら、何で
教えてあげなかったのよ。
少なくとも、4人目の犠牲者は、
避けられたはずなのに。」

「だって、これ作ったの私じゃないし
そもそも『欲しい』って言ったのは
親父たちの方だったから
それって もう私の知ったこっちゃないよね。
正直 別に誰が死のうとどうでもよかったん
ですけど。」

「なめてんじゃないわよ!
4人も殺しといて『誰でもよかった』とは
どういう事よ!
菊田資料」

「はい」

櫻井渉 30歳。
死因は劇症肝炎による急性肝不全。
綱島信彦 29歳。
発見が遅れたため遺体の一部は腐乱。
三沢光浩 35歳。
そして 蓮沼孝太郎 27歳。

これがあんたが言う 『誰でもうよかった』
人間たちよ。
見なさい!
こっちはゼブラをめぐっておきた暴力団抗争の中で殺された刑事朝倉巡査長。

これ全部あんたがやったのよ。
あんたが殺したのよ。
さあ、あんたが誰でもよかったどうなっても
知らないって始めたこの結果どう落とし前
付けてくれるの?」

美樹は立ち上がって、消え入るように
「ごめんなさい」と言った。

さらに地が頭の意上っている姫川は、
「それで済むと思ってんのか」と美樹の胸倉をつかんで、
壁際まで移動。
「自分の行動に責任をとれないような餓鬼が
生意気言ってんじゃ無いよ。」壁を殴る音がした。

橋爪にやりすぎだ、始末書と言われた。

島は、菊田に弁当2個と、缶ビールを2本乗せてきた。もう弁当は2個食べませんよと言うと1個は、お宅の姫さんだと、言った。

皆の居る姫川班に戻る玲子、ガンテツが、宇田川はうちの班が挙げたと報告。
美樹を独り占めしたくて、せっせとゼブラを、渡していたそうだと言った。
向いて念な。捜査1課の就任が、あんな小娘にマジギレして、そう言ったが、さらに
姫川、バカヤローだな。と付け足した。

ガンテツは、さらに朝倉の家に行き、ポストに分厚い香典を入れ、ミニカーも入れた。

姫川は、必死で始末書を書いていたが、右の拳は、さっき叩いた壁の強さにすっかり腫れあがり、字が書けない。
「左にしておけばよかった」と心から思った。

アクの強い男たちの社会で、認められるようになるためにがむしゃらに働くが、
立ち止まって考える所がイイですね。

*****
今までの感想は、こちら

« 《ラッキーセブン》★02 | トップページ | 《最高の人生の終わり方~エンディングプランナー~》★03 »

ドラマ(さ)」カテゴリの記事

コメント

個人的に小出恵介の葉山則之役は
塚本高史がよかったですw

んでハングリーの塚本高志が演じてポジションに
小出恵介w

cafeソラさま。
>ゲストの大政絢さん
ハマり役でしたね

ホントに!
彼女が投げやりにしていた事が引き起こす死。
最後にやっと分かってくるのがさすがによく演じられていました。

>ただこのドラマ見終わるとなんかテンションというか
気分が悪くなる気が

ダークすぎる感が半端ない

金八先生も性格あんなだしw

一番の敵役ですが、迫力がありすぎて、公安出身は、怖い!と思ってしまいました。
その点姫川班の刑事達は、とても紳士ですね。

ゲストの大政絢さん
ハマり役でしたね

ただこのドラマ見終わるとなんかテンションというか
気分が悪くなる気が

ダークすぎる感が半端ない

金八先生も性格あんなだしw

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48518/53825621

この記事へのトラックバック一覧です: 《ストロベリーナイト》★03:

» ストロベリーナイト 第3話〜右で殴ると不便だった姫川(竹内結子) [世事熟視〜コソダチP]
『ストロベリーナイト』第3話 右では殴らない(2) 前回、20歳の女子高生・大政絢から、ファブリーズをまるまる1本使っても消えそうにない匂いがプンプンと漂っていたり、真面目な地味刑事・朝倉(戸田昌宏)にフラグが立っていたり・・・・。 その通りに物語が進んで、ほぼネタバレ的な状態でしたけど、それでも惹きつけられるものが『ストロベリーナイト』にはありますわ。 穴や隙を埋めるに十分な勢いとか、雰囲気とか、配役などが揃っていて、見応えのあるドラマに仕上がっていました。 概ねのオチは... [続きを読む]

» ストロベリーナイト「右では殴らない2」 [のほほん便り]
なるほど「右では殴らない」とは、そういう意味だったのですね。 …取調べ中、あまりの女子高生・美樹(大政絢)の無責任&生意気さに、思わずファイアー!となり、姫川玲子(竹内結子)壁に向かってガツン。イテテテ… のあまり、調書がかけず、思わず呟いた、反省の台詞だったとは (^^;)ゞ また、玲子の「話は、もっとシンプルだったのよね」じゃないけれど、顛末はキャスティング的に明白なのに、思いっきり捜査が紆余曲折してたのは、物語の人物紹介も兼ねてたのでしょうか? ダーティ・ガンテツの、思いがけ... [続きを読む]

» ストロベリーナイト・第3話 [山吹色きなこ庵・きままにコラム]
「右では殴らない 後編」 . いい!いいです!!お気に入りになりました!! 前半 [続きを読む]

» ストロベリーナイト 第3話 [emitanの心にうつりゆくもの]
第3話 「右では殴らない?」 先週から引き続き、劇症肝炎を引き起こした薬物殺害事件について。 [続きを読む]

» ストロベリーナイト (第3話 1/24) 感想 [ディレクターの目線blog@Seesaa]
1/10からフジで始まったドラマ『ストロベリーナイト』(公式)の第2話『右では殴らない 2』の感想。なお、誉田哲也氏の原作小説はすべて未読。 2週に亘ったお話ってこんなだっけ? ★記事の続き(詳細)は、下記をご訪問くださいませ! http://director.blog.shinobi.jp…... [続きを読む]

» 「ストロベリーナイト」 第三話 右では殴らない その2 [トリ猫家族]
 「右では殴らない」・・・そういうことかぁ〜(* ̄m ̄)  しかし、骨折れなかったのかねぇ・・・  さて・・・下坂勇一郎(北見敏之)はシロと決定。 「ガチャゲー」の「シド ... [続きを読む]

» ストロベリーナイト #03 [ぐ〜たらにっき]
『右では殴らない?』 [続きを読む]

» ストロベリーナイト三話&ハングリー!三話感想 [NelsonTouchBlog]
■ストロベリーナイト三話 「馬鹿野郎だな。おまえ。」ガンテツ・武田鉄也の事件解決後の姫こと姫川・竹内結子に投げかけた捨て台詞が印象的だった。 一見繋がりがない3人の男の死だったが、薬物での死因と、ガチャゲー(モバゲーのパクリかよ・笑)というゲームサイトに登録していた接点があり、ゼブラという薬とシドという人物に目をつける竹内達の班。ゲームサイトのチャットを利用したシドというネームを名乗る人物の薬物テロだと想定して捜査を進める。... [続きを読む]

» ストロベリーナイト第2話第3話 & タイトロープの女第1話(1.17-24) [まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)]
・ストロベリーナイト第2話第3話 シドと名乗る人物がばら撒いた違法薬物による連続死亡事件 薬物テロや暴力団の抗争と思われ、刑事が殉職するわ、大騒動となったが、 真相は、女子高生@大政絢が危険な薬物と知りながら、 援助交際の相手に無責任にばら撒いていたと単純な内容。 そうね、二週かけるほどの内容ではなかったね モバイルゲームを通じて被害者と女子高生の親父に接点が見つかったが 親父は日本を離れていたため、モ... [続きを読む]

» ストロベリーナイト 第3話:右では殴らない(2) [あるがまま・・・]
左にしとけば・・・o(`ε´)=====〇 バキッ!! ってどっちにしろ殴るんかいっ 右では殴らないというタイトルは、姫川の後悔の言葉だったんですねぇ だけど、周りが引くほどの勢いで姫川がシド@大政絢ちゃんに説教くらわしてくれてスッキリ つか、途中まではシドもああ言えば...... [続きを読む]

» ストロベリーナイト【第3回】フジ火9 [だらだらぐーたらぐだぐだ日記]
右では殴らない  「それで済むと思ってんのかぁぁぁぁっ!!!自分の行動に責任も取れないようなガキがっ!!!生意気なこと言ってんじゃないわよっ!!!」by姫川玲子(竹内結子)。 2話に引っ張ることないと思ってはいたけれど、取り調べのときの姫川のキレっぷりにスッキリしたのでよしとします。←何様?? いやホントにね、姫川の言うとおり、なんにもできないガキがいっちょ前になんでもできるような口きいてんじゃね~よって思うことが多々ありまして、ホント... [続きを読む]

« 《ラッキーセブン》★02 | トップページ | 《最高の人生の終わり方~エンディングプランナー~》★03 »

最近の写真