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2011/12/01

《ビターシュガー》#07

よる☆ドラ『愛のためらい』(あらすじ)

三宅(豊原功補)は、給料の支払いを待ってほしいと従業員に言うが、結婚する小糸(中村静香)に反対される。その後、旭(忍成修吾)は意気消沈した三宅を見掛け飲みに誘う。酔った三宅は、娘が結婚したことを知り、祝儀を贈ろうとしていたと打ち明ける。その翌日、三宅は小糸の結婚パーティーを盛大に開こうと言い出す。市子(りょう)、まり(和久井映見)、奈津(鈴木砂羽)は三宅のためにそのパーティーで、あることを計画する。

cast
市子:りょう まり;和久井映見
奈津:鈴木砂羽 憲吾;カンニング竹山
耕太朗:袴田義彦 旭;忍成修吾 
三宅:豊原功補 房恵:井上和香

*****

<いつもと変わらない朝食だけど
 いつもと同じでいられない。>

どうしても、昨日の場面が思い浮かび、キャミソールの裂ける音を思い出してしまう。

<熱帯夜が見せた幻のような出来事だった>

「今日も張り込み?」「はい、早く旅に出たいんですけどね」

<あのまま結ばれていたら、 旭はここに
 残ろうとしただろうか?
 恋の あの甘さを もう一度味わいたい。
 でも苦さは もう二度と味わいたくない>

張り込みしていると、旭の相棒は、旭の心を見透かしたように、こんな仕事面白くないだろうと、言った。だけど、こんな仕事もモノにできないやつらは、口を開くと、海外へ行きますと言う。で、お前は何を撮りたいんだ。・・・人を。

三宅は、真剣な顔をして事務所に戻るところだった。
中に入ると、市子が小糸ちゃんの重大発表を知らせた。すると、
「あ・・・じゃあ、私の重大発表の方が
先だ。・・・土方と、小糸ちゃん。
悪いんだけど、今月のお給料
待ってくれる?」

「え?」(二人)

「市子、ギャラ、ちょっと待ってくれる?」

「いいけど、どうしたの?」

「う~ん、ちょっとね・・・」

「困ります!私結婚するんです。」(小糸)

「結婚?」(三宅)

「ホント?」(市子)

「おめでとう」(土方)

「ありがとうございます。」(小糸)

「で、式は?いつ?」(三宅)

「式は挙げません」

「そんな・・・
ご両親だって花嫁姿 みたいでしょう」

「親にも知らせてません。」

「あのね、そういう 親にも言えないような
結婚は間違ってるんじゃないかな!?」

「ちょっと・・」

「いいんです。
パーティもしないんです。
ジュン君のご両親は、海外だし、
お金もないし だから式を諦める
代りに、今月のお給料で新しい
アパートに引っ越そうねって
ジュン君と約束してたんです。
だから困るんです。」

言われて、反論できない三宅は、別室へ逃げた。

旭の帰り道。歩道橋で、じっと何かを見ている三宅が佇んでいた。
「三宅さん!」と声をかけると、「見た?」と慌ててしまった。
2人でバーに行った。三宅は、
「旭ってさ、ホント優しいのよね。
一緒にやけ酒なんか付き合ってくれて。」

「何か あったんですか?」

「何か?・・・ない日なんて無いよ。
ただ慣れてくるだけ。
へこんでる時間が少しずつ短くなるだけ。」
そう言ってから、さっきしまった胸ポケットから、写真入れを引っ張りだし

「かわいいよね」そう言って開いて見せると子供の写真があった。

「いい表情っすね。かわいい」

「見たかったな。ちーちゃんの花嫁姿。
あたしさ、中学1年の時に 同じクラスの
男の子好きになって ラブレター書いたのが
親にバレて・・・
そしたら、これ はしかみたいなもんだから
すぐ治るよって・・・
それが、治るどころかこじらせて。
美大入って ヒゲ生やした恋人作って。
だから、あたしが普通に結婚するって言った時には
親は涙流して喜んで。」

「けっこん?」

「そ。そりゃ、あたしなりに努力してね。
ちゃんと女の子と恋愛してみようって
そしたら『できちゃった結婚!』
運命だって思った。
妻と娘をちゃんと愛そうと思った。」

「それが・・・ちーちゃん?」

「ほっぺたが柔らかくて
プニュプニュって。
それ、触ってるうちに怖くなった。
ここにいる自分は偽物だ。
早く逃げないとヤバイぞ!
そしたら気付いたときに、全部失った。
自分を育ててくれた家族と
自分がこれから作りたい家族・・・
それからずっと、自分が誰だか
分かんないまんま。」

三宅のやるせなさを見ている旭も、黙って、コップを口に運んだ。

映画を見ていた市子に電話がかかった。
三宅かと思ったら、土方だった。
社長、そっちに行ってない?と土方は聞いた。そこに、旭に肩を持たれた三宅が歌いながら入ってきた。
ソファに横になり、寝入っていた。
一緒に飲むのを付き合った旭は、そんなに会社大変なの?と聞かれ、
「どうしても急に、お金が要るんだよ」

「何か知ってるの?」

「結婚祝い、ちーちゃんの」

「ちーちゃん?誰?」

「娘っす」

「娘?三宅ちゃんの?」

「人づてに聞いたそうです。娘さんが結婚したって。
知らせてもらえなかったのがショックだったんでしょうね」

市子は、会社での三宅と小糸とのやり取りを思い出していた。
あれは、三宅のことも入っている・・・

翌朝、
「大変お騒がせしましたが、お給料とギャラは、
予定通り、お支払します。あと、こちら
小糸ちゃんの婚約者。」
椅子にすわっていたのが、立ちあがって

「はじめましてジュンです。宜しくお願いします」

「で、突然なんですが、来週の日曜日、
小糸ちゃんと、ジュン君の結婚パーティを
やります。」

「え!」

「心配は御無用。新郎新婦には一切
負担はかけません。ここでやれば
会場費はタダ。土方 写真と音響係ね。
ジュン君は、衣装縫えるでしょう?」

「はい」

「市子、 文書関係宜しく」

「モチロン、喜んで」

「あ、まりと、奈津の動員 よろしく」

「もちろん」

「はい、打ち合わせ終わり、解散。
私は、集金行ってきます」

さっそく、市子の部屋に、まり、奈津が顔をそろえた。
「三宅ちゃんの一大事ってなに?」

「来ないわけにはいかないでしょ?」

「結婚パーティ」

「三宅ちゃんの!?」(2人)

「違う、三宅ちゃんの事務所の小糸ちゃん。
それで、 会場の飾りつけをまりと内藤さんに
お願いできる?」

「うん、やるやる」

「私は?」(奈津)

「花嫁のヘヤメーク」

「オッケー」

「でも、なんで小糸ちゃんの結婚式が
三宅ちゃんの一大事な訳?」(まり)

「それがね・・・」

ため息をつく三宅。そこをカメラで撮る、土方。
「しけた面も いたについてきたな」

「ほっといてよ」

「小糸ちゃんの結婚式は罪滅ぼしのつもりか?
けどな、・・・ちーちゃんの結婚祝いにはならんぞ。」

「分かってたのか。」

「相変わらず、バカなヤツだ」
そう言いながら、ポケットから銀行の封筒に入ったずしっと重い包みを三宅のデスクにポンと置いた。
「俺の給料なら、 2か月でも3カ月でも待ってやる」

「土方・・・」

「ちーちゃんに ど~んとお祝い贈ってやれ」

三宅は、そんな土方の好意に甘え、別れてから、初めて出掛けた。
元妻を呼び出した。駅舎で顔を合わせた。元妻は、何も言わず、ベンチに座った。
三宅も言えず、並んで座った。
バッグから、袱紗に包んだ金を差し出し
「これ、ちーちゃんの結婚祝。
これぐらいしかできないけど。」

「もう 25年よ。
あなたがいなくなって25年間
知里はずーっとさみしい思いをしてきたの。
こんな田舎町だからね。あなたが来ただけでも
いろいろ言われるの。
知里の幸せ 願うなら もう二度と顔みせないで」

立ち上がった、元妻に
「あの、これ、ただの結婚祝だから。ちーちゃんの」

「その呼び方、・・・」

「え?」

「あなたがいなくなってから、一度も使ってない。」

そう言って、走って駅舎を出て行った。重い足取りで三宅は、反対側の駅のベンチに移動した。〖あまありき(海士有木)〗の駅名があった。バッグからは、知里の写真が見えた。
「愛せないか・・・」そう呟いた三宅。帰郷のローカルな電車が、ガタガタと到着した。

<愛情に不慣れな人間ほど 愛が深い。
 きっと愛し方をしらないだけなのだ。
 付き合っている訳でも 思いを伝え合ったわけでもない。
 ただ・・・思い出すと、体の芯が熱くなる>

「ただいま」
旭が帰宅して快活に言った。

「仕事ですか?」

「ううん、小糸ちゃんの結婚パーティの準備」

「小糸ちゃん結婚するんだ」

「旭も来れる?来週の日曜日の夜」

「すいません。その日 出発します」

「あ・・・決まったんだ」

「いつまでも張り込み やってられないし。」

「そう」

「夜の便で発ちます」

「うん」

旭は部屋に入り、張り込みのVTRを見た。そこには、男女が待ち合わせて、一緒に手を組んで出ていく姿が映っていた。
「何やってんだ・・・」

<それから数日 深夜から明け方まで シャッター音が鳴り響いた。>

「今夜7時にはここを出るつもりです。
パーティが始まるころには もう・・・」

「そっか。じゃあ ここでお別れ?」

言われて、旭は、箸を置いて
「お世話になりました」と頭を下げた。

「いいカメラマンになって帰って来てね」

「はい。
今日までのお礼はいつかその時に」

「だったら、 写真がいいな」

「え?」

「撮ってよ、いつか 私の写真 ダメ?」

「いや、・・・ダメじゃないです」

「うん」

<はぐらかされたような 別れの挨拶。旭にとって 私は何だったのか?
 最後まで分からないままだった。>

三宅ちゃんの会社で、パーティの準備が始まった。
まりと内藤が、ライティングをしていた。

<まりは まりの中の何パーセントかを 完全に 内藤さんに委ねていた。
 何度も恋に破れているうちにわかってくるのかもしれない。
 傷ついた後に残るのは、痛みだけではないと言う事を。
 傷ついたから見える 温かい光景があると言う事を>

結婚パーティが始まった。
<ちーちゃんと歩けなかった バージンロードを三宅ちゃんはどんな思いで歩いているのだろう。>

結婚の誓いを2人で,唱和した。

「次は新婦の上司三宅デザイン事務所社長
三宅拓巳さんよりお祝いの言葉をいただきます。」

2人に向いて
「小糸ちゃんジュン君。おめでとう。
愛を 目一杯信じてる2人には水をさすようだけど
愛はいつも報われるとは限らない。」
(ちょっと三宅ちゃん)(大丈夫かな?)の声が出たが

「これからの長い道のり 時には
愛に裏切られて傷つくことだって
あるかもしれない。でもね
覚えておいてほしい。
愛する人がいるって事は
それは喜び。
人は愛するために生まれてきだ。
あなたがどこにいてもあなたの事を
ずっと愛してる人がいるってこと
だけは忘れないでほしい。
どうか・・・どうか お幸せに!
ちーちゃん」

「ちーちゃんって?」

あわてて
「小さい糸と書いて小糸ちゃん。」

「説明になってないよ」

「ありがとう」「三宅ちゃんお疲れ様」
全員ぱちぱちと拍手の中、小糸が言った。

「すいません。
ちょっといいですか?」
突然ガバッと頭を下げて
「ごめんなさい!
さっきの誓い、なかった事にしてください。
社長、やっぱり ちゃんと両親の前で
誓います。
ごめんねジュン君、勝手なこと言って」

三宅も泣きながら「うん・・・うん。」

市子は、パーティが終わると家まで走った。部屋は全部暗かった。
「ああ、遅かった」
電気がついた。
「旭!」

「待ってた」

「でも・・・」

「待ってた!
自分撮っていて気付いたんです。
撮りたいって。」

市子に指で作った四角いフレームを当てて中から覗く旭。

「市子さん、撮りたいって」

<シャッターの音が私の体を貫いた。びりびりと電流が走る。体がしびれていく。
 キスを浴びたように、もう二度と会えないかのように私達は別れのキスを重ねた>

東儀さんの名前を見つけて、初めは、内藤役とは気付かず・・・失礼しました。

*****
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