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2011/12/15

《家政婦のミタ》#10

『息子よ、夫よ、お願い…私も天国に連れて行って!』(あらすじ)

うらら(相武紗季)は見合いをして、恵一(長谷川博己)への思いを断ち切ろうとする。恵一たちは、うららが見合いをしたことを知って不思議に思うが、彼女の真意を知る三田(松嶋菜々子)は、思わず自分から口を開こうとする。恵一たちとの交流によって、これまで無表情だった三田に変化が起ころうとしていた。晴海(白川由美)は、相談してきた三田に「自分の意思で動くと周りを不幸にすると思い込むのは、やめた方がいい」と励ます。海斗(綾部守人)は、授業参観で読む、父・恵一への感謝状を書き始めていた。三田は、海斗が書いていた感謝状を破り捨て、「母親への感謝状を書くべきだ」と意見する。

cast
三田灯 - 松嶋菜々子
阿須田恵一 - 長谷川博己
結城うらら - 相武紗季
結城義之 - 平泉成
晴海明美 - 白川由美
阿須田結 - 忽那汐里
阿須田翔 - 中川大志
阿須田海斗 - 綾部守人
阿須田希衣 - 本田望結

*****

阿須田家で再び働くようになった三田。
家族は、毎日三田のごちそうを食べられて、とても幸せを感じていた。
が、三田は、亡くなった夫と息子の幻覚を見るようになって、いた。

結に
「ねえ、三田さん、今度お料理教えてくれないかな?
今までお母さんに甘えて怠けていたからさ。
あ、だめ?」

「いえ、承知しました」

「やった~、ありがと」

翔がご飯のお代わりを頼んでもボーっとしている三田に、家族は、ちょっとおかしい三田と感じ始めていた。
食事中に海斗が、ため息をついた。
今度の水曜日に授業参観があると言った。恵一は、仕事に就いたばかりで無理を言う事は出来ないと、言った。希衣は、三田さんに行ってもらえばと、口をはさんだ。
「それも念を押したはずです。
私は皆さんの家族ではありませんので」

そう言われて、海斗は、来ないほうがいいかもしれないと言いだした。
担任が6年間の感謝をこめてお母さんに感謝状を書いて
授業参観で読もうとか言いだした。結はお母さんがいない子はどうするの?と聞いた。
海斗は答えて、お父さんへの感謝状でいいと。彼らにとっては、デリカシーのない担任に感じた。

義父の結城から希衣に電話がかかった。
三田が出たので、うららから何か聞いてないか?と聞かれた。
「どういう意味でしょうか?」

「あんたが帰ってきたから
もうそっちの家には行かないなんて言ってたし
それに・・・あんなに嫌がってた見合いをするって
言いだして…何か知らないか?」
先日、うららが、三田に恵一が好きみたいと言った事は言わなかった。

「いえ、別に」

「そうか・・・」

「希衣さんに代ります」
話は、来年小学校だし、ランドセル買いに行こうと優しく言ってくれた。
希衣は、どうしても三田を誘った。
「それも申し上げたはずです。
私は 皆さんとどこかへ出かけることは・・・」

「じゃあ、業務命令でいいから。お願い!」

「承知しました」

ランドセル売り場で沢山並ぶランドセルに、迷う希衣。
「どれがいいなり?」「それはお二人がきめることです」と言うのを
「そんなこと言わないできかせてなり」と結城も柔らかく言うようになった。
「指刺すだけでいいなり」と希衣も嬉しそうに言った。

「ねえママ。どっちがいい?」突然亡くなった息子の声が聞こえた。
「パパはこっちの方がいいと思うけどな」と夫・・・

「どうしたの三田さん」握りしめた手を希衣がそっと握った。
結城に気分が悪いのかと聞かれたが、辛うじて「大丈夫です」と応えた。
帰宅した希衣は、ランドセルを背負って大きすぎない?と聞いた。希衣さんもすぐに大きくなりますと言った。さらに希衣は、入学式も来てね・・・業務命令でいいから・・・承知しました。

翔が風邪をひいた。
夕飯の支度に戻ったが、息子・純の「ママ、どっちがいい?」が聞こえて、包丁で指を切った。そんな失敗を初めてした三田を見たのも、結は初めてだった。
希衣はさらに甘えて、耳かきを頼んだ。
海斗が、参考書のもんだを聞くと、三田は、すらすらと答えた。
そこへ結があの作文の宿題はどうしたかと聞いた。海斗も迷っていた。母について書いた方が良いと思っていた。悩みは、自殺だし、どうして俺たちの事を置いて死んだんですかと聞きたかった。海斗は、三田に聞いたが「海斗さんが決める事です」そう言われて
「だよね」と納得。
翔は、発熱した。濡れタオルをおでこに置かれ、気持ちよさそうだった。海斗は、作文の題を書いたり消したりしていた。
遅くに恵一が帰宅。夕飯を温め直してくれて、疲れも吹き飛ぶ美味しさだった。
それではと帰る三田を見送りしていた恵一は、「一つ聞いてもいいですか?」
「何でしょうか?」

「そのダウンは、一年中着てるんですか?」

「はい」

「夏とか暑くないんですか?」

「別に気にならないので」

「じゃあ、その時計とバッグは?」

「・・・」

「ああ、すいません。いやあんまり女性っぽく無いんで
前から気になってたんで」

「失礼します」
ドアを開けようとして、夫が帰ってくるのが見えた。
三田の何でもバッグは、ドクターズバッグ。夫は医師で、急患が入ってその日は、遅かったようだった。時計は夫が純に勝手にやったもので、これありがとう、幼稚園の皆に、羨ましがられたと報告していた。三田は、ふらふらと戻りへなへなと座り込んだ。

「三田さん大丈夫ですか?
やっぱりどっか具合悪いんじゃないですか?」

「いえ、大丈夫です」

「いや、でも 何か様子が変だし
とくにウチに戻ってきてから・・」

「失礼します」

「三田さん!」

うららが着物を着て見合いしていた。
結城は、今まで断り続けていたうららの心境の変化を、合点が行かなかった。
父は父なりに、恵一の事を忘れられないうららを心配していた。
「同じ男に大事な娘2人とも取られる
訳にはいかないもんね」

翌朝、校門で待ち伏せる結を見つけてうららはそっと運動部の朝練の影でやり過ごそうとしたが見つかった。
うららがお見合いしたって本当かと聞かれた。
学校はどうするの?
「ついでだからやめようかなって思う。
ほら、生徒からも保護者からも嫌われてるし
他の先生からは『教師に向いてないんじゃないか』
って嫌み言われてるし」
「ホントにそれでいいの?」
「結ちゃん達にとってもその方がいいって。
あ、三田さんには言ったけど
私、お宅にはもう二度と行かないから。」
「そんなこと言わないでよ。おじいちゃんも
うららちゃんも家族なんだから 私達の。
希衣ってこの前 うららちゃんの石を見つけて
あの缶にいれてたでしょ?」
「私なんかいないほうがいいんだって
みんなのために。
希衣ちゃんにも言っといて『私の石は捨てといて』
って」
すたすたとそれだけ言うと、教室へ向かった。
結は、帰宅して家族に話した。
翔は幸せならそれでいいといったが、そう見えないから心配してると話した。
横で洗濯物を畳んでいた三田は、
「旦那様、うららさんは・・・
いえ別に」話しそうになった。

晴海に、相談した。家政婦として当然だ。今いる家庭の心配をしているんだから、言いたい事があったら言えばいい。あなた 今変わろうとしてんのよ。人間らしさを取り戻そうとしてんのよ。あの家族のおかげでね。今日だって、灯のほうから相談してくれた。
「自分の辛かったことや悲しかった事
それをその人たちに話せるっていうことは、
あなた その人たちを愛してる証拠なのよ。」

変わって来ている三田を一番身近にいて感じ取った晴海だった。
「ねえ、いい加減やめたら
『自分の意思で動くと周りの人を
不幸にするんじゃないか』・・・ってその考え」

夕飯時。
海斗は、親への感謝状がまだ書けなかった。
置き忘れたプリントの出欠表は、三田が書いておいてくれた。
海斗は、結に母の遺書を借りたが、何で自殺したんだとってことしか思い浮かばないと暗くなっていた。
ずっと聞いていた三田が衣を決して海斗のそばへ行った。失礼しますと言って書きかけの原稿用紙を突然破いた。阿須田家は凍りついた。
「出すぎたことを申し上げますが、
私はお母様に感謝状を書くべきだと思います。」
「え?でも自殺だし・・・」

「お母様は自殺ではありません。事故です。」
「え?」「え?」
確かにお母様は遺書を書き川に入って行った時は
本気で絶望し死のうとしていたのかもしれません。
でも水の中で息ができなくなった時、こう思ったはずです。
『やっぱり死にたくない。子供たちのためにも
絶対死んではいけない』と。きっと後悔したはずです。
『早まって こんなことするんじゃなかった
旦那さまとも もう一度よく話せばよかった
子供たちのためにも やり直そうとすべきだった』と。」

「何言ってんの三田さん。」
「そうだよ、 何で分かるんだよ そんなこと」
「私も死のうとしたことがあるからです。
体は自分の意志とは反対に勝手にもがくのです。
もう一度、息をしようと必死にもがくのです。
その時お母様は気付いたはずです。
もう一度結さんに会いたい、翔さんに会いたい
海斗さんに会いたい、希衣さんに会いたい。
頭の中はその事ばかりだったはずです。
いつも長女として頑張っている結に
料理や家の事をいろいろ教えてあげたい。
家族の事を守ろうとしている翔が 困っている
時はどんな事があっても助けてやりたい。
一生懸命頑張っている海斗をもっともっと
褒めてやりたい。
好奇心が旺盛っで何でもずぐ質問する気衣が
幸せになるような答えを見つけてやりたい。
みんなともっと話をすれば良かった。
もっと抱きしめればよかった。
みんなに会いたい、 会いたい。
死にたくない。生きたい 生きたい。
だから おかあ様は 自殺ではありません。
事故で死んだのです。決してあなたたちの事を
捨てたのではありません。」
「でも他の人はそうは思わないんじゃ・・・」
「そうですよ、三田さん、 凪子は俺のせいで・・・」

「他の人たちは、関係ありません。
それは あなたたちが決める事です。」

「・・・私はお母さんは自殺じゃない」
「希衣も」
「先に言うなよ、二人とも」
「作文書くのは俺なんだけど。」
4人は、まだ発しない父を一斉に見た。
「お父さん、お母さんは事故だったんだよ。
違う?」
「そうだな。」
「きっとお母さんも天国で思ってるんじゃないかな。
もうこんなもの燃やしてほしいって。」

結は、遺書とされている書付を手に持ち、立ちあがった。
「三田さん、ライターある?」
「あります」
受け取って、結は、「燃やすよ、いい?」と聞いてから、離婚届と重ねて火をつけた。
流しのステンレスの上で、遺書は、めらめらと早く燃えた。
恵一が凪子の遺影に手を合わせていると、三田がこれで帰りますと声をかけた。
「ア、三田さん・・・さっきはありがとうございました」と頭を下げた。
「子供たちもきっと感謝してると思います。
僕と同じように。」
「私は、思った事を申し上げただけです。」
「三田さん。」
「はい」
「僕はもう、あの時ああしてればよかったとか
やっぱりあんなことしなければよかった
とか過去の事をぐちぐちぐちぐち後悔するのを
止めます。それって結局 今 自分が生きてる現実を
否定することだし、僕はもうこれから子供たちと
一緒に今と 未来だけを見つめて生きて行きたいんです。
僕はこれから、凪子の事を あの子たちの母親の事を
出来るだけ沢山伝えていきます。
それが父親の務めだと思うから。」
三田が超過伝票を差し出した。

海斗が作文を持ってきた。三田に読んで欲しいと言うと、それはお父様にお願いすることと言われた。それでも粘って、明日の朝でも読んでみてと、テーブルに置いた。

恵一は、さらに「明日の授業参観なんとか
行ってやってくれませんか海斗のために
業務命令で良いですから」と言った。
突然、純が、<ママ、明日幼稚園にきてね、ママへのお手紙読むから>と声がした。
<どれどれ何て書いたんだ、純。>
<ママ綺麗なお月さんが出てるよ>
<ママ早く早く>

三田のおかしな行動に恵一は声をかけた。
だが、開いている硝子戸から、外に出た。純は月を見ながら、、
<僕ね大きくなったら宇宙飛行士になるんだ>
<そっか。じゃあ、いつか月に連れてってもらうかな、ママ>

「三田さん、大丈夫?」海斗が声をかけ、揺さぶった。
それには答えず、「失礼します」と、慌てて戻った。

翌朝、何事もなかったように、朝食を作った三田。翔も食欲が戻り、風邪から復帰。
恵一は、さらに海斗に行けなくてごめんなと、声をかけた。
結も翔も行ってきますと立ち上がり、仏壇に向かって「行ってきます、おかあさん!」と挨拶した。
「ねえ、三田さん、作文読んでくれた?」
「はい」
「どうだった?」
「早くなさらないと遅刻します」
「ヤバ、ごちそうさま。お母さん聞いててね」
作文を見せて、そのまま登校。

学校では、教室の後ろを見る海斗。三田は見えない。
次読んでくれる人との呼び掛けに、後から手を上げた海斗が指された。
「僕のお母さんは今年の夏、事故で死にました。
僕は4人きょうだいの3番目で一番上でも
長男でも 末っ子でもありません。だからいつも
お母さんに聞いていました。『きょうだいの中で
誰が一番好き?』って。『海斗だよ』っていって
ほしかったけどお母さんの答えはいつも同じでした。
『みんな一緒に決まってるでしょ』僕はそれが
不満でした。お母さんは冷たいと思いました。
うそでもいいから『僕の事が一番すき』っていって
くれればいいじゃないかって思いました。
でも今は、後悔しています。
『僕の方から もっとお母さんに好きっていえば
よかった』って。『ありがとうって感謝すれば
よかった』って。そうしたらお母さんは、もしかしたら
死ななかったかもしれないのに。きっとほかの
きょうだいも同じ気持ちだと思います。
お母さん 生きてる時 逆らったり文句ばっかり
いってごめんね。お母さんお気持ちに気付いて
あげられなくてごめんね。
おいしい料理を毎日毎日作ってくれたのに
『いつもありがとう』っていわなくてごめんね。
もしもう一度会えたらお母さんが大好きだった
りんごを一緒に食べたいです。
いつも肩が凝るといっていたからもんで
あげたいです。冬は洗い物とかで冷たく
なった手に温かい息をふきかけてあげたいです。
生きている時、一度もそうしなかったけど
おもい切り抱きしめてあげたいです。
『今頃そんなこといってもおそいよ』って
怒られるかもしれないけど僕たちは今でも
お母さんが好きです。大好きです。
僕は今、お母さんの子供に生まれて
本当に良かったと思っています。
これからもずっとそう思って生きていきます。」

終わっても、教室はかなりシーンとしていた。
次の人が指名されたが、海斗は、作文をしまおうとして、もう1枚下にあるのに気付いた。
そこには、大きな花丸が描かれ 大変よくできたとおもいます そう書かれていた。

「チキショー めっちゃ嬉しい!」叫んで立ちあがった海斗。慌てて
「すいません・・・」と座った。
廊下では、それを聞いて三田が、そっと帰った。
仏壇には、りんごを供えた。

キッチンで、お湯を沸かし、カブを向いていると、希衣も手伝うと、言った。
イエ、結構ですと断ったが、「お願い何かやらせて」とへ張りついていた
一段低くなった調理台に置いてある、サラダを混ぜて下さいと頼んだ。

三田が、また包丁に専念すると、希衣ができたと言ってボールを持ち上げた拍子に片手鍋の取っ手にぶつかり、お湯が飛び散った。
「あつ~い!」叫ぶ希衣を抱いて医者に走った。
タクシーで戻った三田と希衣。
「申し訳ありませんでした」
「いや、もう謝らないで下さいよ。
三田さんの処置が良かったから、軽いやけどで
済んだんでしょう。
今日は遅いんで、帰ってゆっくり休んでください」
「申し訳ありませんでした」

「あんたのせいでうちのひとに出てけって
言われたわよ。子供の親権も渡さないって。
こっちは冗談で言ったのに、本気で家を
燃やそうとするなんて。
人の家を不幸にしてそんなに面白い?
今日もそっちの末っ子に何かひどいこと
したんでしょ?泣き声がこっちまで聞こえて
きたわよ。いい加減に気付いたら?
結局あんたは どうやったって周りの
人間を傷つけるの。これ以上悪い事が
起きる前にどっかに消えてよ。」
どうしても、他人を悪者にしたい隣家の真利子に毒づかれた。

翌日、遊園地に三田の姿があった。いつものようにファミリーセットを頼んだ。
<ママこっちこっち。><ママ早く> 二人の声がした方へ移動。
<ママ、きょうもコーラは2人で飲もうね>
<ほらママもはやく食べよう>
<美味しいよママ。>
<でもママの料理には全然かなわないけどな>
<当り前だよ>
涙を流し「ごめんね」とつぶやく三田。
二人とも責めてるでしょう?私一人だけ幸せになるなんて。
あの人たちを愛してしまいそうで怖いの。
私が愛したことで、あの人たちが不幸に
なるのが怖いの。だから・・・
早くそっちに連れてって。さらに泣いて眼を上げると、目の前に阿須田家の4人がいた。

「三田さん、もう自分を責めるのはやめて。
「旦那さんと息子さんだってホントはそんこと
望んでないよ。」
「もういいじゃん。元の三田さんに戻っても」
「三田さんは希衣が守って上げるから」
「お願いだから、 こんなところに来て
こんなもの頼まないでよ」
「何時間立たっても いつまでもなくならないもの
見て1人で苦しむなよ もう。」
「申し訳ありませんが、放っておいていただけますか」
トレーを持ち上げる三田の手を翔が抑えた。
「ほっとけない!これからは、俺たちが
これ 全部食べるから」
「三田さんが何度ここにきても
俺たちが全部食べるから」
「やめろっていっても無駄だから」
「腹とか壊しても全部食べるから」
「三田さんが諦めるまで一緒にここにきて食べるから」
「お願いですから、これ以上優しないでください!
私は、
主人と息子の死ぬ前の自分には戻れないんです。
戻ってはいけないんです。」
三田は泣き続けた。

「私達は、三田さんに愛されても絶対死なない。
どんなに辛い事があっても、絶対幸せになる。
だから一緒に帰ろう!三田さん!」
「おうちに帰ろう、みんなで」
希衣が反対側の手をしっかとつかんだ。

「三田さん」

「帰ろう」

トレーには、空いた皿しかなかった。それを見てまた泣く三田。

坂道を阿須田家の子供たちと登ってきた三田。希衣のこの道を という歌に合わせて皆で歌った。
義母の死ぬまで二度と笑うなと叫んだ声がこだましていた。

うららは、この間見合いした相手に呼び出されていた。
「あの・・・僕でよかったら結婚を前提に
お付き合いしてもいいかなと思って」
「いいんですか?私で」
「はい!うららさんの何でもずばずば言うところが
好きなんです」
「ああ、そうなんだ」
「ダメですか?」
「ああ、いえあなたの言う通りにします。
時分から何かやるとろくなことないし
私でよければ」
そこへ恵一が現れた。
うららをスイマセンと引っ張りだして、
三田さんに聞いたんだけど、なんで好きでもない人と結婚しようとしてるんだと聞いた。
希衣も寂しがってたよ。うららちゃんに『私の石は捨てといてって言われた』って。
うららは、「私のことほっといてよ。私のことなんか」そう言うと、石をひったくり、見合い相手の所へ戻ろうと移動。
「こんな形で結婚なんかしたら、相手の方に
失礼だろう」
「しょうがないでしょ。私が好きな人は
トランプのババみたいに一番結婚しちゃ
いけない人なの。」
「どういう意味?」
「私はね、あなたの事が好きなの」
「え?」
「今までそうじゃない、そうじゃない
ダメだダメだって自分の気持ちを抑えて
きたけど。ダメだった。そうすればするほど
好きになっちゃって。
もうわかったでしょ。ほっといて」

阿須田家では、三田の後ろにピタッとくっつく4人。
「申し訳ありませんが、後ろに立たないで頂けますか」

「それって弟さんにストーカーされたのを思い出すから?」
「はい」
「わかった、もう止めるね」
「三田さん、私、三田さんがうららちゃんになってる夢を
みたことがあるんだ。
その時は何でこんな夢を見るんだろうと思ってたけど
三田さんの事いろいろ知ったら納得した。
三田さんは、昔 うららちゃんみたいにいつも
笑ってたんじゃないかって。
三田さん、業務命令があるの。」
「何でしょうか?」

「もう忘れて『死ぬまで二度と笑うな』って言われたことなんて」

「俺たち三田さんの笑顔が見たいんだよ」

「頑張ってギャグとか考えるからさ。おれ」
「希衣も三田さんのこと喜ばせてあげるから」
「これからは、 楽しい時とか嬉しいときは
私達と一緒に笑ってくれないかな」

「申し訳ありませんがそれだけは無理です。
どうしてもやれとおっしゃるなら お暇を・・・」

「分かった!」
「それじゃ、笑うこと意外なら何でも
聞いてくれるんだよね」

「私にできることなら」

「じゃあ、これからもずっとここにいいて。」

「希衣見つけたの三田さんの石。」
白い石を手に取った三田。
「ここに入れて、三田さん
私達の・・・お母さんになって・・・」

しばらくして目をつぶってから
「承知しました」

これが、どう作用するんのでしょうね。
師走になり、睡魔と闘ってます。遅くなりました。

*****
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