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2011/12/09

《家政婦のミタ》#09

『最終章の始まり!~一筋の涙・炎の中で私を死なせて~』(あらすじ)

恵一(長谷川博己)と子供たちは、三田(松嶋菜々子)が隣の皆川家に派遣されたと知って驚く。子供たちが三田に「帰ってきてほしい」と訴えても、彼女は何も反応を示さなかった。子供たちは、どうすれば過去に苦しむ三田を救えるのか話し合う。三田は真利子(佐藤仁美)から、夫・功(池田政典)の尾行を頼まれる。三田は、功が不倫をしている事実を突き止め、真利子に報告する。自暴自棄になった真利子は、三田に「一家心中するから家ごと燃やして」と命じる。翌日、真利子と功が息子の誕生祝いをしていると、三田が家に灯油をまき始め、火を付けようとする。三田は、パニック状態に陥った真利子から「あなたが死ねばいい」と言われると、自ら灯油をかぶってしまう。


cast
三田灯 - 松嶋菜々子
阿須田恵一 - 長谷川博己
結城うらら - 相武紗季
結城義之 - 平泉成
晴海明美 - 白川由美
阿須田結 - 忽那汐里
阿須田翔 - 中川大志
阿須田海斗 - 綾部守人
阿須田希衣 - 本田望結

*****

三田の壮絶な過去を聞いてしまったため、三田は、決して阿須田家に来ようとはしなかった。
子供たちも、そんなことなら、聞かなきゃよかったと、後悔していた。恵一もしっかりアイロンのかかったYシャツを見て、ため息をついた。結もぴんとした糊のきいたシーツを触って、どうしても三田を思いだしてしまう。
翌朝、7時になっても三田は来なかった。あれだけ通っていた遊園地にもずっとご無沙汰だった。
恵一は、晴海に、阿須田家がばらばらにならなかったのは三田のおかげだと、どうしても三田を派遣してくれと頼み込んだ。
現れたのは、ミタタミ だった。
あまりにいい加減な晴海に、怒ってはみたが、三田の電話は着信拒否だし、どうしようもなかった。朝で、もう時間がなかったから、全員そろって家を出た。門のところで隣家の皆川が、ケータイがないと騒いでいて、真利子が中に声をかけた。
出てきた人を見て、阿須田家全員が、凍りついた。「三田さんだ!」

恵一が呼びかけると
「今日から、お隣で働く事になりました、家政婦の三田です」

希衣のお迎えが少し遅れた。三田が顔を出した。喜んで、希衣が近づくと、無視されて、翼の前に行った。一番で迎えに来いと言われ、申し訳ありませ、と答えていた。
結、翔、海斗がそろって迎えに来た。
全員で、三田に戻って欲しいと訴えたが、
「申し訳ありませんが、私はもうみなさんとは
何の関係もない人間です」

「あ、じゃあ、せめて電話ぐらいには出てよ」
「着信拒否なんかすんなよ。頼むから」
「せめてメールでもいいから」

「申し訳ありませんが、お宅の電話番号は
全て消去しました」
それ以上何も言えない子供たち・・・

恵一が帰宅すると、全員玄関に座り込んでいた。うららが来ているため避難していた。
キッチンは、ひどい事になっていた。どうにかデキないのかと聞くと、海斗が一応手を打ってあるんだけどと言った。結城の祖父を呼んだから、もう付くはずなんだけど。
義父は、汚れたキッチンを見て、うららに空気を読め!と一喝。うららも皆の迷惑そうな顔を見た。そっと、親ばかもしれんが、うららは、君たちのためと思っているんだと言った。
希衣は、「分かってるなり~!」と答えた。

その日の夕飯は、インスタントチャーハンになった。
翔が、「もう三田さんの作った料理食べれないのか」
「でも、なんで、隣なんかで働いてるわけ?(海斗)
「ホントは、俺たちの事が心配で近くで
見守ろうとしてるとか。」(翔)
「それは、甘いと思うけど」(海斗)
「私、なにか悪い予感がする。
今まで 三田さんが何で頼んだら
何でもやるか不思議だったけど
この前の告白聞いたら 三田さん
もしかして 破滅したかったんじゃないのかな」(結)
「『破滅』ってなに?」(希衣)
「自分から死にたいとか死刑になりたいって
思う事だよ」(海斗)
「だから、 ためらいもせず、希衣と川の中に
入ったり、海斗の同級生殺そうとしたってこと?」
「三田さん、破滅するために翼君んの家で働いてるの?」
「う~ん、隣のババアなら何かヤバいこと頼みそうだし」
「旦那が不倫してるからな。」
「ねえ、お父さん、どうしよう?」
「それは、
『お前たちが決めることです』っといかって」
「ちょっと、なに三田さんのマネしてるわけ?」

「ああ ごめんごめん。
でもお前たちを見てたらさ
なんか頼もしいっていうか お前たちなら
三田さんを守ってくれるんじゃないかなって
気がして。」

「なんだよ、それ、無責任だな。」(翔)

「この前結は何で『結』って名前にした
かって話したろ?」
「家族がバラバラになったらみんなを結ぶんでしょ」

「うん。
実は 翔達の名前もお母さんが全部考えたんだ。」
「え?じゃあお俺は?」
「翔は、家族が困った時にいつでもすぐに
飛んで駆けつけてくれるような人になって欲しいって」
「じゃあ、俺は?」
「海斗は、 家族のために答えを出す人になって欲しい。」
「『海斗』だから『回答』って ダジャレかよ。」
「希衣は?」
「英語でキーって鍵のことなんだ。
だから 希衣は家族のために幸せの扉を開けるんだ」
「わかった。頑張る!」
「お前たち4人が力を合わせれば、最強なんだ!」

「なんだよ、お父さんは、何もしない気かよ。
「俺は とりあえず、仕事を頑張んないとな。」

「え?決まったの?仕事?」

「まあな」

恵一の職場は、建築現場。とにかく、働かねばならない恵一は、そこを選んだ。
現場監督には、一流企業のエリート社員だったのに、モノ好きだと驚かれていた。

窓から、うららが見えた。
学校で、結が恵一の仕事が見つかったと聞いて、お弁当の差し入れに来た。
うららh、何でこんなところにいるのかと聞いた。
「ホントは、ゼネコンとかに入ってでっかいビルとか、
橋とかを建てるのが夢だったからさ。いい機会だし
もう一度ゼロから頑張ってみようかなっと思って」

「何にか私にできる事はないかな?」
「あはは、イヤその気持ちだけで」
「やっぱ、三田さんの方が頼りになるよね
わたしなんかより」
「そんな事ないけど、子供たちのためにもなんとか
またうちに戻って来てくれないかなと思って。」
「私はさ、もう止めた方がいいと思うんだけど。
あの人とかかわるの。やっぱ ちょっと変って
いうか危ないし もしかして犯罪歴とかあったら
どうするの?」

「三田さんは、そんな人じゃないから」

「え?」

「あの人には、うららちゃんが想像できないような
事情があるんだ。」
「え?どういうこと?」
「ああ、うん。」
(サイレンが鳴って、休憩が終わった)
「今度またユックリね。これありがとう」

結が帰宅途中で、翔、海斗、希衣が、隣家を覗いているのに遭遇した。
「三田さんに戻ってもらうにはこの家 
首にさせるしかないって。」
「紹介所の叔母さんは、家政婦が一番
首になるベスト3って 1位は火事がダメで
2位は旦那との浮気 3位が何か盗んだって
疑われることなんだって。
最初の2つは無理だから 3つ目で行こうと
思うんだけど。」
そう言ってる間に希衣がインターホンを押して、三田にドアを開けさせ、翼と遊ぶと言う事で、3人が家に入った。結はあんた達と言っただけで、三田にドアを閉められた。

ゲームと言って、さらに翔が、お母さんの大事にしているものがどこにあるのかと聞いた。
そこから、一つ隠そうとしたが、真利子がすぐに戻って、留守中に他人を家に入れないことと、また念を押されたため、阿須田の3人は、追い出された。

真利子は、来年お受験の翼に勉強させたが、かんばしくない。そこで早く帰らないパパに電話して、勉強を教えてと言いなさいと翼に強要するが、逃げられた。次に三田が、やり玉に挙がった。この間変な事言ったのであれは本当かと聞いた。ケータイで私とはすぐ別れると言った事を聞いた。疑われているなら、ご自分で確かめたらいかがですか?三田は率直に言った。すると、主人に聞いたって浮気してるとはいわないしケータイ見るなんてみっともないからしたくないと、自分の手を汚す事は避けたい女だった。
「それに確かにあの人はモテルけど
私達は大恋愛で結ばれて
プロポーズの時、私だけを一生愛するって
いってくれたの。
そんな人が私を裏切るなわけないじゃない。」

「御用がないようでしたら
時間ですので失礼します」

「ちょっと待って、あなた本当に頼んだら
何でもしてくれるのよね?」

「私に出来る事なら」

「じゃあ、明日 ウチの人 尾行してくれない?
接待ゴルフとか言ってるけど本当かどうか
わかったもんじゃない。
万が一 女といたら相手のことも調べて
欲しいんだけど。」

「承知しました。」

「パパ、帰って来たよ~」

「そう」
ケーキを買ってきた。翼は単純に喜んでいた。
そこで真利子は、遅かったのねと、嫌味に言った。
「だからこのごろいろいろ忙しいっていってんだろ。」

三田にまで、ケーキを食べて行けと言った、三田は、断った。

翌朝、ゴルフバッグを積んで、車で出かけた。気をつけてと見送る妻に、いちいち見送らなくていいと、また言った。
そのあとから、三田がタクシーで追った。
「頼んだわよ」
「承知しました」

夜になり、三田が、皆川の家に報告に寄った。写真は、テーブルに一杯になった。
「あの後 青山のマンションで若い女性を
ピックアップした旦那様は伊豆のゴルフ
コースに向かい不倫相手の方と
『いや~んバンカー 今日は君に
ホールインワンだ』などとくだらないギャグを
飛ばしながら楽しそうにラウンド。それが終わると
東京に戻られ、西麻布の高級レストランで
料理とワインを散々楽しまれると、ほろ酔い加減で
店を出られた旦那様は、路上で相手の方にキスを
なさりながら『もう妻とは何年も寝室を共にしていない。
そもそも結婚したこと自体後悔している。
子供さえいなければすぐにでも別れるんだが、慰謝料や
家を取られると思うと、悔しくて離婚もできない』と
おっしゃり、行きつけらしいホテルに消えられました。
それから・・・」

「なに?まだあるの?」

「これがタクシーの領収書です」

「要らないわよ、こんなもん!」そう叫ぶと、三田が差し出したレシートをはたき落とし、テーブルの上の写真を力任せに床へ落としだした。
「何なのよ、一体?!
私は 今まで何のためにこんな思いしてきたのよ。
三田。お願いがあるんだけど。」

「はい」

「明日。ウチの人殺してくれない?」

「それは業務命令でしょうか?」

「そうよ。」

「承知しました。」
向きを変えて出て行こうとする三田を
「ちょっと待って」呼びとめた真利子。
「やっぱり私も死ぬわ。そうよその方がいい。
だったら翼ちゃんを置いていくわけにいかないから
こうなったら、一家心中よ。
あした家族3人・・・この家ごと燃やしてくれる?」

「承知しました」

翌日、希衣は、お迎えに来た結に、翼が今日誕生日で、欲しいものを何でも買ってもらえるって、ママに言われたと喜んでいたよと話した。さらに
「もうバイオリン教室にも行かなくていいし。
お受験もしなくていいんだって!」
「あ、そう・・・」
話しているところに三田が現れた。2人の真ん中を物も言わず、通り抜ける三田は、左手に大きなポリタンクを下げていた。
嬉しそうに「三田さん!」と呼びかける希衣。答えず、結は、
「今日、翼君の誕生日なんだって?」とさらに聞くが何も答えないですたすたと言ってしまった。なんとなく胸騒ぎを覚えた結は、翔達に話した。「それのどこがおかしいの?」
「何か変だと思わない?
いきなり子供にバイオリン教室も
お受験もしなくていいっていうなんて。」
「こどもの教育には命かけてたからな
隣のババア。」(海斗)
「もしかして・・・死のうとしてるんじゃないよね?」
「え?」
「希衣 お願いがあるんだけど。」
「え?」

希衣は、海斗、翔、結を連れて、皆満面の笑みでこんばんわと言いながら、皆川家を訪問。
「何なのアンタたち?
もう二度と来るなって言ったでしょ!」
「あの、 妹が翼君の誕生日なんで
プレゼント持ってきたんです!」
そう言いながら家の中へ「翼君いる?」
「ハッピーバースデー」と呼びかけた・
「ちょっと!」
すぐに翼が現れ、希衣が作ったプレゼントをわたされても、チラ見してこんなもんいらないと床へ捨てた。「もういいから帰ってくれる?あんた達」真利子はドアを閉めようとした。
「そんなこと言わないで僕たちもお祝いしたいな」
「うちは家族だけでやる事にしてるの誕生日は」
「あの、おばさん。三田さんに変なこと頼んでない
ですよね?」
「何言ってんの?」
「もしそうなら やめてください!
三田さん どんな危ない事でも本当に
するから 今。」
「関係ないでしょ、あんたたちに!」
ドアを閉めようとする真利子。抵抗する子供たち。
料理を運ぶ三田が通りかかった。
「三田さん!お願い変なことしないでもう。」(結)
「頼むよ!三田さん」(海斗)
「帰って来て!」(希衣)
三田は答えず、真利子は邪魔、帰ってほらと言いながらドアを閉めた。

皆川が、騒がしかったけど、何かあったかと聞いた。食事にしましょうと真利子は答えた。
豪華な最後の晩餐・・・うまい、こんなの食いたかったと言う皆川に、また真利子は、いつもまずいもの食べさせてすいませんでしたねと、つっかかった。
話が続かないので「三田さんはご家族いないんですか?」と聞いた。
「主人と息子がおりました」
「ってことは・・・
ひょっとして亡くなったんですか?2人とも」
「はい、息子はちょうど翼さんと同じ年でした。」
「よければ教えてもらえませんか?
なんで亡くなったのか」
「家に火を付けられました」
「え??誰に?」絶句する皆川。
「三田 そろそろケーキ出してくれる?」
「承知しました」
ハッピバースデイの歌声が流れ、おめでとう!と手を叩いていると、液体を流す音がしている。真利子の業務命令を実行する三田。
「ちょっと ちょとあんた!
なにやってんですか?」
「灯油をまいてます。」
「だからなんでそんな事やってるんだって聞いてるんだ!」
「奥様に命じられましたので。
この家ごと家族3人燃やしてくれと」
「はあ?」
「お前そんなこと頼んだのか?」
「あなたが悪いのよ!」そう言うと、写真を皆川にぶつけて
「私のこと裏切ったりするから」
「翼の命をなんだと思ってるんだ。」
「私ばっかり責めないでよ。
まさかホントにやるとおもわないじゃない。」
ローソクを持った三田の手からローソクを奪おうとする皆川。
「やめて!」と叫んだ、真利子。
「なによその顔。あんた頭おかしいわよ やっぱり。
平気で人を殺そうとするなんて 危なくてしょうがないから
世の中のためにあんたが死んだら?」
「承知しました」
三田はそう言うと、残った灯油を自分にかけた。
「ちょっと何やってんのよ!」
「翼・・・翼、逃げろ!」

皆川と入れ替わりに阿須田家の子供たちが飛びこんできた。
火のついたローソクを手にする三田。
「やめて三田さん!」
グルっと皆を見渡してすぐ火を見る三田。体に近づけるのを見て翔がすぐに飛んできた。
ろ足を奪い合いになったが、跳ね飛ばされた。その反動で火は消えた。
「申し訳ありませんが邪魔しないでいただけますか?」
もう1本のローソクに手を伸ばす三田。
「お願いだからもうやめて!三田さん」と今度は結。
「出て行ってください!
あなたたちも死ぬ事になります。
「三田さん、いいの?ホントに死んじゃうよ」(海斗)
「構いません。」
「そんなこと言うなよ!」
「あなたたちには関係のない事です」
「関係あるもん。希衣 三田さんの事大好きだから!
三田さんは、希衣のこと好き?」
「俺、頭悪いから どうやったらいいか
全然わかんないけどでも何とかして
三田さんの事守りたいんだよ!」(翔)
「俺 必死で考えて三田さんが幸せになれるような
答え見つけるからさ!」(海斗)
「私は、 三田さんがんが何て言おうと
私達と三田さんの間に家族の絆みたいなものが
出来たと思ってる!そうじゃなきゃあんなすごい事
話してくれないでしょ?だから絶対にその絆を
離したくない!ううん死んでも、離さないから私が」
「いい加減にしてください!
もう私の事はほうっといてください。
私は家政婦として命令されたことだけを
やっていればいいんです。」
「なんで・・・何でそんなこと言うんだよ!」(翔)
「わたしが自分の意思を持ってはいけない
人間だからです。」
そう言って4人をグルっと見てさらに
「私が自分の意思を持つとみんなが不幸になります。
私の愛した人たちは、みんな亡くなりました。
私の心にはもう何も残っていません。
私はロボットのように命令されたことだけを
やっていればいんです。」
「だから・・・だから家政婦をやってるの?」
「何度も何度も死のうとしたけどダメでした。
自分の意思で動くとどうしても思う通りになりません。
ずっと待ってたんです。この日が来るのを。
お願いですから、もう邪魔しないでください!」
結とローソクの取り合いになった。
「三田さんは間違ってる!
私達は三田さんのおかげでお母さんが死んだ辛さから
立ち直る事が出来たの。それって三田さんが心の底から
三田さんが私達の事を助けたい、幸せになって欲しいと
思ってたからじゃないの?」
「俺たちと比べ物にならないくらい辛くて悲しかった
のは分かるけど、」翔は三田の手を握る結の上から握った
「今度は俺たちが俺達の力で三田さんの事を助けたいんだよ」
海斗が、さらにその上から握りしめた。
「三田さん、 幼稚園に迎えに来て
また一緒に歌歌って!」
そうって希衣も最後に手を添えた。
♪この坂を登ったら 右に行き木があります
木を曲がり 進んだらみんなが待ってる おうちです

三田の目から一粒涙が落ちた。
そこへ皆川が通報したので巡査が2人来て三田を連行した。

晴海が三田を引き取ってきた。
桜台警察に恵一も顔を出した。
大丈夫ですかと聞く恵一に、大丈夫ですよ。警察も奥さんを呼んで事情を聞くと夫婦ケンカのあれってことが分かったみたいで。と晴海は話した。
三田は「失礼します」と階段を降りかけた。
「三田さん、子供たちから聞きました。
『三田さんが怒ってるの初めて見た』って。
実は僕も怒ってます。あなたうちの子供たちを
あんな危ない目に遭わせたんですよ!
あの子たちは命懸けで あなたの事を
守ろうとしたんですよ!それなのにこのまま
知らんぷりですか?」
「申し訳ありません」
「そう思うなら 責任とってまた家で働いてください。
いいですよね!」

「え、うちはもう、ぜんぜんあれですから」(晴海)

「その代わり僕たちも 今までみたいに他の人に
迷惑をかけたり自分の責任を放棄したりするような
卑怯な事は頼みません。僕たち家族が幸せに
なれるように三田さんに助けてもらいたいんです。
出来れば三田さんにも幸せになってもらいたいんです。
それでもよければ、また家にきてもらえませんか?
あなたの意思で」
三田は何も答えず、坂道を下って行った。

翌日、皆早起きし、待った。
テーブルにつくと、時計は6時59分を示していた。
「来るかな、三田さん」
「来るよ!」「うん」「うん」

そして7時になった。皆の失望の気持ちが伝わってきた。
「やっぱ来ないのかよ、三田さん」と翔が言った途端にインターホンが鳴った。
2回目が鳴った。希衣が出ると、皆笑顔になった。

ドアを開けると、
「ど~も、家政婦の三田です」
「あの・・・もしかしてまたなたが?」恐る恐る聞いた。
こっちの三田さんは、忘れ物野ハンカチを取りに来ただけだった。
「すみません、ありがとうございました」と帰りかけて
「あ、それから…表に灯ちゃんきてますけど」と知らせてくれた。
全員飛びだした。
すると、道路上に三田はいた。

「何やってんだよ、早く中に入ってよ」と翔がせかしたが
「その前に確認してもよろしいでしょうか?」
「何ですか?」
「私はあくまで家政婦です。
皆さんの家族ではありません。」
「ああ、・・・分かってます」
「皆さんと一緒にお食事は取りません。
どこかに出かけたりもしません。
それから笑えと言われてもそれだけは無理です。
それでもよろしいですか?」
子供たちが恵一を見て頷いた。
「分かりました。」
「失礼します」中に入って、帽子を脱ぎ、ダウンをコートかけにかけた。
三田の雰囲気がいつもより穏やかだった。
何でも出てくる不思議バッグは、健在だった。
結が亡くなった旦那と子供の写真と言うと、実は持ってたんですね。
朝から豪華な食卓だった。はやくなさらないと、遅刻しますと言われて、幸せモードにつつかれた阿須田家だった。走って出掛ける家族・・・見送る三田。と、外にうららがいた。
三田がいるのでもう安心だと、うららは、お兄さん達の事お願いしますと頭を下げた。
それからよかったら食べてください、これと紙袋を三田に渡した。
「旦那様達のために作ってらしたんですか?」
「ああ、いっつもこうなんですよね 私。
いつも間が悪いって言うか、何をやっても裏目で、
万年厄年なんです。
急いでるときに限ってタクシーは来ないし
厄払いに神社に行ったら階段から落ちるし
パソコンもファクスも私が触れると故障しちゃうし
男と付きっても結局はババばかりって言うか
碌な男好きにならなくて。はあ・・・」

「何がおっしゃりたいのですか?」

「三田さん、 私・・・お義兄さんのことが好きみたい。
自分でもバカみたいって分かってるんだけど
もうどうしようもなくて。
ああ~、何言ってるんだろう。
今の忘れてください。」それから、みんなには
絶対に言わないでもらえますか?
もう二度とここには来ないので。それじゃ。」走って階段を下りて行った。

三田は、いつものように、食器を洗い、拭いていると、突然夫と子供の声がした。
いつも美味しいものが食べられて幸せだなと言ってた。
「ねえ、ママ。また3人で遊園地に行こうよ」
「ねえ、そうしようか ママ。今度の日曜日に」
あまりに鮮明にハッキリ見えたので、三田は、お皿を落として割った。
幻覚は消えた。

子供たちに守られていると感じた三田は、泣きました。それイラ、三田の雰囲気ががらっと変わりました。でもトラウマが強いから、どう変われるのでしょうか・・・

******4
今までの感想は、こちら

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コメント

cafezebraさま。
長いコメントをありがとうございました。
やっと休みに入りまして、遅くなりましたが、お礼かたがた書き込んでいます。

私自信、三田さんが、初めは胡散臭く、どういう展開になるのか、
半信半疑でした。確かに三田さんの壮絶な過去を知り、一緒に
泣きました。
阿須田家の父親は、最後まで威厳も、自信もなく、気に入らない様でした。

個人的には、もともとは、松島さんを好きではなかったのですが、このドラマを見てから、認識が変わりました。それだけでも、とてもラッキーだったと言えます。
ドラマ的には、天使が舞い降りてと言う感じではなかったですが、阿須田家によって、
三田さんは、救われ、三田さんによって、阿須田家は救われ、うららは、三田さんに
よって救われた。ということですね。

ドラマはいつも楽しみに見ています。

はじめは 「この家政婦さん やってる事 ムチャクチャだわ! 犯罪スレスレ・・・いや、もうりっぱな犯罪行為じゃねえか(゚Д゚)ハァ?!」  と 三田さんを軽蔑しながらみていました。

 けど、三田さんの過去を知り 三田さんの心情がわかるようになりました。・・・しかも、 三田さんは死にたがっていた描写が あるため ひとりにして 野放しにすると 問題を起こしそうで怖いです!!(゚ロ゚屮)屮!  ホントに・・・

 三田さんの "心の闇"は想像を超えて 深いのも 当然だというのが感想です。阿須田家みたいな キチッと まとまりがある家庭じゃないと この闇は晴らすことはできないな!


 隣家の皆川家で家政婦として来てたけど いつ崩れても おかしくない皆川家じゃ たとえ 何十年 家政婦勤めしても 三田さんの"闇"は消えなかったでしょう(キッパリ!)

 はやく三田さんの"闇"が消えるところをみてみたいっす!

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どんどん、はねあがる視聴率を追い風。ますます過激になっていきますね、三田さんの「そんなバカな」パターン 壮絶な過去を告白し「お暇をいただきます」と消えた三田なれど、どうしても再びきて欲しい阿須田家にやってきたのは、同じ「家政婦の三田」でも、名前違いの別人 そして。お約束の、うららの、とんでもお手伝いで、台所は、めちゃくちゃ さらに、新しい雇い主は、問題のお隣りさん、だったのでした。この奥さん(佐藤仁美)、三田に命じて、浮気の証拠をつきとめ、証拠を前に絶望。ひとり息子の誕生日に、一家... [続きを読む]

» 家政婦のミタ【第9回】日テレ水10 [だらだらぐーたらぐだぐだ日記]
最終章の始まり!一筋の涙…炎の中で私を死なせて  「あのあと、青山のマンションで若い女性をピックアップした旦那様は、伊豆のゴルフコースに向かい、不倫相手の方と、『いやんバンカー。今日はキミにホールインワンだ』などとくだらないギャグを飛ばしながら、楽しそうにラウンド。それが終わると東京に戻られ、西麻布の高級レストランで、料理とワインを散々楽しまれると、ほろ酔い加減で店を出た旦那様は、路上で何度も相手の方にキスをなさりながら、『もう妻とは何年も寝室を共にしていない。そもそも結婚したこと自体後悔している... [続きを読む]

» 生涯現役で美を追求する女性は強い! [脳挫傷による見えない障害と闘いながら・・・]
 日本テレビ「家政婦のミタ」の第8話が今年のドラマで最高の視聴率29・6%。「家政婦のミタ」が人気の女優松嶋菜々子の次回作は、フジテレビ「ラッキーセブン」松本潤×瑛太× 大泉洋の超豪華顔合わせ(来...... [続きを読む]

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