無料ブログはココログ

« 《僕とスターの99日》★07 | トップページ | 《家政婦のミタ》#09 »

2011/12/07

《ビターシュガー》#08

よる☆ドラ『周回おくれの女』(あらすじ)

カメラマンの旭(忍成修吾)が海外放浪の旅に出掛けて2カ月がたち、市子(りょう)は寂しさを紛らわすようにひたすら仕事に打ち込んでいた。内藤(東儀秀樹)と付き合い始めたまり(和久井映見)は、人生で初めて結婚したいと思うようになる。奈津(鈴木砂羽)は夫・憲吾(カンニング竹山)と離婚の話し合いを進め、娘の美月(荒川ちか)をどちらが引き取るかでもめていた。パートタイムの労働だけでは離婚後の生活に不安を感じた奈津は三宅(豊原功補)の勧めで、スーパーのチラシのモデルに応募しようと決意してダイエットを始める。そんな折、美月が、毎年見に来ていた父親が来ない運動会なんかに出たくないと言いだす。

cast

市子:りょう まり;和久井映見
奈津:鈴木砂羽 憲吾;カンニング竹山
耕太朗:袴田義彦 旭;忍成修吾 
三宅:豊原功補 房恵:井上和香

*****

<キスするように私を撮って、旭は旅発った。
 恋のあの甘さを もう一度味わいたい
 でも あの苦さは もう二度と味わいたくない>

<旭が旅に出て 2か月。夏が終わり秋風が
 吹きかけたけれど旭からの便りはない。
 私はどんな小さな仕事も受け、寝る暇も惜しんで働き 
 小説も書き続けた。そうすれば 地球のどこかで
 写真を撮っているはずの旭とつながっていられる気が
 したのだけど・・・>

デスクの山が崩れて落ちた書類の中から、旭のベタ焼きが出てきた。

<まりと内藤さんは、 一緒にディスプレーの仕事を
 手がけるようになり、一層親密度が増していた。
 そして、奈津は、憲吾さんとの離婚話を進めていた。
 30代最後の年 私達は相変わらず 思うようにならならない
 人生に、ジタバタしながら少しずつでも 前に進もうと
 あがいていた>

房恵の部屋で、これと言って耕太朗が、渡したのは、婚姻届。名前と印が押してあった。
「やっと決心してくれたんですね。」

「うん」

「あの曲・・・」

「うん?」

「いつも耕太朗さんが弾いてた曲
ショパンの『別れの曲』ですよね。」

「そうなんだ『別れの曲』
深い意味なんてないよ。」

「ですよね。ただの思い出の曲・・・ですよね?」

「ああ」
耕太朗にとっては、そりゃ誰にとってもでしょうが、婚姻届に名前を書いて房恵に渡すのは、一番したくない事だったのでしょう。必死に顔を洗って、気合い入れていた。
いや、諦めの心境か・・・

市子の部屋で、一緒にサンドイッチを食べながら、話すまり
「結婚?」

「そう今すぐ結婚したいの。でも内藤さんは
恋人のままがいいんだって。」

市子は、まりの顔を見ていた。
「どうしたの?」

「まりの口から 結婚っていう言葉
久しぶりに聞いた。」

「そう?」

「旭と付き合ってる時は結婚したら
恋が覚めるって言ってなかった?」

「う~ん?」

「うん?」

仕事の電話が鳴った。2ページ追加と言われた。
「それで何のはなしをしてたっけ?」

「内藤さんが乗り気じゃないのを どうしたら
いいかって言うこと。」

「結婚迫ると、逃げられるよ。
私みたいに。」

「旭に結婚迫ったの?」

「なんでそうなんの?
耕太朗でしょ。昔の話」

「ああ。
耕太朗と言えばさ、この間辻房恵にばったり会ったよ
大きなお腹と 大きな指輪付きだしてさ。」

「指輪?」

「結婚したか?あの二人?」

「そう!」

冷蔵庫からアイスティを出して、コップに注ぐ前に、まりは
「あ・・・ごめん、余計なお世話だったね」

「あ・・・ううん、違うの。
辻房恵に言われたことば思いだしちゃって」
「何?」

「このまま独りでおばさんになって
おばあさんになったら寂しすぎるって」

「余計な御世話だね。
間違っちゃいないけど。」

「だからこたえるね」

「私今 無性に結婚したいのは
40までにって焦りがあるからかも。
子供だって産んでみたいし。今なら まだ
それだって選択できるわけでしょ?
なんか、体の奥の方から『そろそろどう?』って
せっつかれてる気がする。」

市子だって旭と、水の中で、浸かった感覚を思い出していた。
<私の気持ちが 旭へと急速に傾いたのは、恋よりも
 もっと本能的な 女としての衝動だったのだろうか?>

奈津が、三宅にもっと実入りの良い仕事を相談していた。マンションのローン。当座の生活費。美月の学資ときりがなかったが、その義務を放って逃げだした憲吾に、養育費が請求できるとは思っていなかった。

今、時給¥950。前にやっていたのだから、モデルやればと炊きつけられた。
あと8kg痩せれば、と三宅。

美月は同級生に、お前の父さん、蒸発したんだってなと言われて、してないよ!と見栄を張った。必死に帰宅して、憲吾の留守電に、来週日曜の運動会に来てくれるよねと、伝言を入れていた。
遅くなったと、奈津が戻った。
運動会の時は、ちゃんと作るからと、美月に詫びた。
「おかずなにがいいかな?」

「何でもいいよ」

「唐揚げは絶対だよね。
でもねママは 今日から油絶ちする」

「またダイエット?」

「そう、今度は本気。
ママね、スーパーモデルになる」

「え?」

「ほら」とスーパーのチラシを見せた。
「何だ、スーパーのモデルじゃん」

「フフフ 美月も明日から 一緒に走ろうよ。
運動会に向けて体力付けないと。」

「やめとく」そう言って美月は部屋へ消えた。居ない美月に「そう」と奈津は言った。

奈津は走り出したが、すぐにぜーぜーしていた。毎日頑張った。かなり走れるようになった。レジの時間もかかとの上げ下げをして足首を細くする努力を続けた。

三宅が、市子の部屋で、奈津の話をしていると、美月が来て、パソコン貸してと上がってきた。部屋から悲しそうに出てきておやつもいらないと言った。
三宅が運動会もうすぐだね、と言うと運動会出たくない。パパ来ないし。
ママは来るじゃん。
大人って勝手だよね。外へ飛び出して行った。三宅が後を追うと、公衆電話でパパにかけていた。どうして来られないのかと責めていた。声が掛けられなかった。

パソコンはメールが開いたままだった。
『ごめん、美月
今年はどうしても行けそうにありません
運動会頑張ってください』

<いつ帰ってくるかと、期待するから裏切られる。
 忘れようとすればするほど思いだして 辛くなる>

気分が落ち込んでいる美月はやっと帰宅すると、奈津が昔の服が着られたと喜んでいた。
この調子であと7キロと言う母に、
「そんなにモデルになりたいの?」

「だって、運動会でちょっと綺麗なママが行った方が
美月だって嬉しいでしょ?」

「私出ない」

「え?」

「運動会出ない」

「なんでよ?」

「疲れるだけだし、」

「ママだけじゃダメ?
そうだよね。
美月はそう簡単に割り切れる訳がないよね。
ママはさ、 離婚したってパパがいなかったときに
戻るだけだけど、美月は、生まれた時からパパが
いたんだもんね。でもね・・・ごめん。
パパとママ もとに戻れそうにないの。
ママは、美月と2人で暮らして行きたい。
でもそれが、本当に美月のためなのか
ママ ちょっと自信がない。だからさ、見てて
欲しいの 運動会。見ててよ、今年は、
ママが借り物競争でて1等取るから。」

運動会当日
<美月の運動会当日、三宅ちゃんから電話があった。
 美月が出ることになったから応援に押しかけようと>

三宅デザイン事務所の社員旅行。
今年は売り上げが激減で、遠出難しいから
近場で盛り上がっちゃおうと企画された。
「聞いた事ないよ。社員旅行が運動会なんて
しかも人んちの子の」奈津が一応ブーたれた。
「美月は、私達みんなの子じゃん、ねえ」(三宅)

「そうよ、人んちの子なんて水くさい」(まり)

「うん」

「そだね。」

美月の徒競争の番だった。美月の親衛隊が、一斉に向きを変えた。
そして、叫んだ。
「美月、頑張れ、金メダル!」

お昼になって、美月が皆の輪の中へ顔を出した。ここ変だってと言う美月に
「皆さん折角来ていただいたんだから
もともと、怪しいでしょ」と奈津に言われ、そうだと、思った。
座って、まりが取り分けるのを黙って食べ始めた。
奈津が皆を見まわしているのを見て市子が
「大家族だね」と言った。

この間、美月に、お父さんが蒸発したと言った同級生がわざわざ顔を出して、土谷を見て
五十嵐のお父さん?と聞いた。
土谷は「そうだよ」と答えると三宅が「違うよお父さんここだけど」と低い声を出した。
「あの人もお父さん?」
「違うよこの人がお父さん」まりは横にいた、小糸の旦那を指差した。
「みんなお父さん」と美月はいった。
「お母さんは私だけどね」奈津は笑ってつけたした。

その子に、はい!とおにぎりを上げた。

土谷が、ハイ!みんないい顔してとカメラを向けられ、一瞬でまとまった。

<こんなささやかな一瞬の積み重ねが
 大切な人の不在を埋めてくれるのかもしれない。>

アナウンスは、保護者の借りもの競争を告げた。奈津の出番だった。。

行ってくるよ、美月にOKサインを出して、奈津は、走った。眼鏡を捜して後はゴールだった。先を行く保護者がこけたので、走りこめば1等だったのに、最後にこけた。

帰り道、夕陽に照らされながら、膝が痛とビッコをひきながら文句を言う奈津に、美月は掴まってと肩を貸した。

後ろからまり、市子、三宅が親子を見ていた。
「あの足じゃモデルは無理」(市子)
「どっちみち体重オーバー」(三宅)
「でも ちょっと羨ましい。
いい感じじゃん、あの2人」(まり)
「うん、もう大丈夫っしょ。」(三宅)

<肩を組んで歩く奈津と美月の姿が
 これから2人で助け合って生きていく決意の
 ように見えた>

「いいもんだね、運動会。」(まり)

「親の気持ちになって見るのも悪くない」(三宅)

「うん」

「そうだ、来年も再来年も来ようよ。
美月が高校衣卒業するまで」(まり)

「高校まで?」(市子)

「美月がもう来るなって言うまで押しかけるか」(三宅)

「だね」「よし行くよ!」走って美月たちのところまで行き5人で肩を組んだ。

<人は 失ったものに どこかで区切りをつけ
 埋め合わせ、 前へ進んでいくしかない。>

<旭から連絡が来ないまま冬が過ぎ
 春がめぐってきた>

仕事でエスカレーターに乗った市子は、仕事の電話を受けた。その横で聞き覚えのある声が近付いた。
「・・・先方乗り気です。
至急会場抑えます。」

「耕太朗!」「市子!}

2人は、外に出た。
「一瞬分かんなかった。元気そうだね」

「市子も」

「ア、そうだ。結婚おめでとう」

「え?」

「結婚したんでしょ?辻房恵さんと」

「ああ・・・結婚した相手は 俺じゃないけど」

「え?」

「また一人になった」

「でも、あの赤ちゃんは?」
首を振った。

<耕太朗が現れた。大きな欠落を抱えて>

周りの大人たちが、「みんなの子」と慈しむ美月。沢山の愛情を貰って、幸せな子です。
こういう集団ができると、少し、生きやすくなるのかもしれません。

****
今までの感想は、こちら
 

 

« 《僕とスターの99日》★07 | トップページ | 《家政婦のミタ》#09 »

ドラマ(は)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48518/53423744

この記事へのトラックバック一覧です: 《ビターシュガー》#08:

» よる☆ドラ 「ビターシュガー」 第8話 周回おくれの女 [トリ猫家族]
 さて、旭(忍成修吾)が旅に出て、2ヶ月・・・ 市子は仕事に打ち込むことで、寂しさを閉めだしております。 旭からの便りは、ないようです・・・  って、コレでもし、そこ ... [続きを読む]

« 《僕とスターの99日》★07 | トップページ | 《家政婦のミタ》#09 »

最近の写真