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2011/11/17

《家政婦のミタ》#06

『私を殺して!…承知しました』(あらすじ)

うらら(相武紗季)は、阿須田家を元通りにするため、結(忽那汐里)と義之(平泉成)に話し合いをさせる。しかし結が、強引な義之に反発して、話し合いは物別れに終わる。家に帰った結は、三田(松嶋菜々子)が恵一(長谷川博己)に会ってきたことを知る。結は、三田に恵一と会ってくるよう頼んだ翔(中川大志)と海斗(綾部守人)にいら立ち、自分たちに何も伝言を残さなかった恵一に怒りを覚える。結は、重くのし掛かる家族の問題から逃れようと、恋人の拓也(斉藤秀翼)と共に家出を決意するが、拓也は待ち合わせ場所に現れなかった。拓也にも裏切られて絶望した結は、三田に自分を殺してほしいと頼む。

cast
三田灯 - 松嶋菜々子
阿須田恵一 - 長谷川博己
結城うらら - 相武紗季
結城義之 - 平泉成
晴海明美 - 白川由美
阿須田結 - 忽那汐里
阿須田翔 - 中川大志
阿須田海斗 - 綾部守人
阿須田希衣 - 本田望結

*****

深夜に、祖父が訪ねてきた。そこに結が彼氏と別れて戻ってきた。
祖父は、この間父恵一に逃げられた孫たちの養子の件できた。孫たちの猛反発を食った。
お前たちに対する父性もないと祖父は言った。すぐに希衣が。「ふせい?」と聞いた。
「父親なら本来持っているべき愛情のことです。
母親と違い 実際に子供を産まない父親に
そんなものが存在するのか疑問だと言う人もいます」
うららが来たと知らせに入った三田が代りに答えた。

「なんだその説明は!
席をはずしていろと言ったはずだ」

「申し訳ありません。
うららさんがいらしたんで」

特異なキャラです。何でもぶち壊し、人を不快にさせる・・・

4人姉弟の頼りは姉だけ。どうしていいか結は、分からず、否と言ってがっぷり組んで解決しようとは思えないタイプです。それで先輩との甘い恋愛(当人は思っている)に逃げています。
だから、弟たちは、頼れないもどかしさに乱暴な言葉を投げます。

じーっと立つ、三田に、聞くと、
「たとえどんなことがあっても
私は ご家族の問題に意見を
言う気はありません」

翌朝も結は食事を取らず、学校へ行った。
希衣は、どうしても結に髪を結んでもらいたかった。
結がいなくなって、翔と海斗は、三田に頼んだ。

恵一が廊下に出ると、名取が美枝を口説いていた。
「今日はそっちへ行くから。」「じゃあ何か作って待ってるね」
じゃあと言って別れた2人。同僚が声をかけた。
「名取さん。ホントに彼女と結婚する気ですか?」「まさか、課長との不倫がバレて落ち込んでたから、ちょっと優しくしただけで 俺が本気で付き合うわけないだろう?」「ですよね。すいません」2人で笑い合っていた。悔しい恵一。名取の前に回り込んで
「風間君を不幸にすることは絶対俺が許さない」

「はぁ?」

「彼女はいつも自分をごまかしてきた俺に
そのままの俺でいいって言ってくれた。
俺始めて 心から好きになった人なんだ!」

「何言ってんるんですか?」首をひねって立ち去った。
オイちょっと待てともみ合うと、名取に放り投げられた。弱いな、恵一・・・
「あんたに言われたくないんだよ!」

住宅展示場で、赤いハッピを来て仕事をしている恵一。
まだ未練がある風間美枝に電話するが、着信拒否されている。
目の前に三田がいて驚いた。
「失礼します」
そう言って、左手を取った。手首が先ほどのもみ合いで傷になっていた。
消毒し、絆創膏を貼った。

「翔さんに『お父さんに会いに行って養子の件
 一体どするつもりなのか確かめて来てよ
お姉ちゃんには内緒でさ』といわれましたので。・・
希衣さんに『おじいちゃんの養子になるのはいや。
早くここにお父さんの石をいれて』とおっしゃってました。
海斗さんは『早く何とかしないとまた うらら が余計なことして
面倒な事になるよ』とおっしゃってました。」

後ろでうらら が、派手に転んだ。

3人で喫茶店に入った。
またうららのミルクが腐っていた。

うららは、恵一に
「お父さんにズバって言ってやってよ
『結ちゃんたちは俺が育てる』って」

「でも 俺の言うことなんかきいて
くれるかな? お義父さん」

「大丈夫私もいて フォローするから」

「うんありがとう。でも三田さんはどう思います?」

「どういう意味なのでしょうか?」

「情けない話だけど、・・・
うららちゃんがいったみたいに
お義父さんに たんか切る自信が
全然なくて。」

「何言ってんの!
男は度胸だって 度胸!」

「子供たちが俺と一緒にいたくないって
言ってんるだから ぜんぜん説得力ない気が
するし・・・」

「大丈夫 子供たちは父親と一緒に
いるのが一番いいんだって。」

「それに、まだ彼女の事が
忘れられないんです。
彼女が好きなんです。」

「それって不倫してた人?」

「それなのに 父親として子供たちを
ちゃんと育てますっていうのは
なんか違う気がするるし。もうウソは
つきたくないんです。自分にも子供たちにも」

何も言わない三田にこれだけ言った。

シーンとした空気にうららが、昼休み抜け出してきたから帰ると消えた。

恵一は、上目使いに三田を見た。
「そうお伝えすればよろしいですか?
翔さんたちに。」

「え?」

「『まだ彼女の事が忘れられない
彼女の事が好きだ。それなのに父親として
子どもたちをちゃんと育てますというのは・・・・』」

「いやいやいや・・勘弁して下さいよ」

「では、なんと?」

「だから、えっと、俺が何とかするから
じゃなくて…取りあえず考えとく・・・
じゃ・・ダメか・・・」

「だから、え~と、俺がなんとかするから、・・・じゃなくて
とりあえず考えとく・・・じゃダメか・・・」

「いやいやいや そうじゃなくて
だからあの・・
何言っても子供たちには怒られそうだしな。」

繰り返す三田に
「とりあえず何も言わなくていいです!
すいません。」

「承知しました」

学校で、先輩と、養子の話をする、結。相変わらずヘビーだと聞いてはくれるが、それは、付き合いを止めたくないと言う気持ちが見え見え。そこにうららが来て今夜おじいちゃんと話し合ってと無理に連れて行った。
祖父は、お前が、弟たちを説得しろと高飛車だった。私は、一生おじいちゃんの世話にはならないからと、言う結。娘凪子の子供だから幸せになってほしいと言う祖父に
「じゃあ,おじいちゃんは、お母さんを愛してた?」

「何を言ってんだ!当り前だろう!」

「じゃあ、なんで いつもお母さん
グチグチいってたわけ?
おじいちゃんはなんでもかンでも決めつけて
昔から家族のやることに文句ばっかり言うって。」

「ウソ、そんなこと言ってたの、お姉ちゃん」

「お母さん言ってたよ。
おじいちゃんの周りの人は、みんな苦労する。
おばあちゃんが死んだのだって ホントは
おじいちゃんのせいだって。」

「うるさい!」

「おじいちゃんの大切な人は、みんな死んじゃうんじゃないの?」

テーブルの向こうから結は頬を張られた。
そのまま家から逃げるように出る結を追いかけたうらら。
お父さんの事は私が何とかするからと言うのを
「お願いだから 余計なことしないで!
いい加減気付いたら?
みんな迷惑してるの。うららちゃんが何かしようとすると
ろくなことないって。
もうほっといてよ!
おじいちゃんもうららちゃんも」
怒ったついでにうららの気付いていない自分の性癖を言われました。

夜、帰宅した結は、皆で集まってこそこそやっているのが気に入らない。
三田に聞くと『お姉ちゃんには内緒で』と言われていると答えた。
海斗は、結が何もしないから、父の気持ちを三田に聞いてきてもらっただけだと言った。
さらに結は三田に聞いた。『子供たちにはないも言わなくていいです。すいません』と伝えた。
父の無神経ぶり、祖父の身勝手さにすっかりどうしていいか分からない結は、キレた。
あんたたちがどうなってもいい。

「なあ、どうするんだよ。お姉ちゃん」(翔)

「勝手にすればいいじゃない!
あんたたちが養子になろうが 私には関係ないの!」

「ちょっと待てよ。それが長女の言うことかよ!」

「好きで長女になったわけじゃないわよ!
あんたたちなんか所詮 同じ親から生まれただけじゃない!」

「なにそれ!?
マジですか?」(海斗)

「ねえ、今のどういう意味?」(希衣)

「俺たちなんかどうでもいいってことだよ」

「ウソ、違うよね姉ちゃん」

「自分だけこんな時間まで男とイチャイチャしやがって!」

「イチャイチャってなに?」

「だから、キスとかHとか」

「変なこと教えないでよ!希衣に」

「うっせえな!俺たちの事なんかどうでもいいんだろ!」

「わあ。もうやめてよ!ケンカしないで2人とも。」

廊下に出ると、三田が、立っていた。あいつら黙らせてよ!、「承知しました」入って行く三田を慌てて制した。
「なんなのよ!どいつもこいつも
ほっといてよ、私のこと」
かじ取りがいないと、不安が募ります。可哀想なのは弟たちなんですけどね。

学校で写真部の部室でため息をつく結。小沢先輩もため息をついて「あんな家帰りたくないよ」と言って結の前に座った。母親がうるさくて結が家に行くのを歓迎していなかった。
「どっか行きてえな」と言うので
「じゃあ、2人でどっか遠くに行きません?
私も最近家族の顔を見るたびに、1分でも1秒でも早く
あんな家から出て行きたいと思うんです
好きな人とだったら どこだっていいし
死ぬまで一緒にいませんか?2人で」

「うん そうだな」

「じゃあ、帰って荷物取ってきます」

ボストンに荷物を詰めて玄関を出ると、三田が立っていた。
「お出かけですか?」

「私 出て行くから この家
もう誰にも干渉されずに 好きな人とだけ
一緒にいたいから それに弟たちは私なんかいなくても
三田さんがいれば困らないし」

「いってらっしゃいませ」

結は待ち合わせの場所でずーっと待った。
携帯はつながらなかった。途中で家出と間違われてナンパされそうになった。

夕飯時、皆が美味しいと食べ始めると、希衣がお姉ちゃんまだ?と聞いた。
「この家を出て行くとおっしゃってました。
もう誰にも干渉されず 好きな人とだけ一緒にいたい
そうです」

「なんで止めなかったの?」

「私には、そんな権限がありません」

恵一は、まだ未練たらたらの風間を待ち伏せて、名取のことを話すが、取り会わない。
すっかり打ちひしがれていたが、翔、海斗、希衣がそんな恵一を見つけた。
親子で探すが見つからない。希衣は、もう電車に乗ったのかもしれない、もう会えないのかと言った。「
海斗にどっか行きそうなとこ知らないと聞かれても答えられなかった。

「そんなことないよ、希衣。
お姉ちゃんがお前たちを見捨てるわけないだろう?」

「じゃあ、・・お父さんは どうなんだよ?」(翔)

「え?」

「俺たちのこと どうする気なんだよ?
おじいちゃんの養子にしていいと思ってるわけ?」

「そんなことないけど・・・」

「じゃ 何で そういわないんだよ 向こうに!」

「いやでも・・お前たちの気持ちもあるし・・・」

「希衣 養子はイヤ!」

「俺、 お父さんが何考えているか
全然わからないの。」(海斗)

「ごめん」

ここでも子供たちの期待を裏切る恵一。

そっと学校の部室に行ってみる結。
中には、小沢と女子が2人で話していた。
家出?と聞いて驚くが、小沢は、大学が推薦できまっていた。

結と付き合ってみると、まじめすぎて面白くない。だったら私と付き合えばと言われて、じゃあさ、今日家 来る?いいんですか?ホントに行っちゃいますよ。そんなやり取りをしているのをしっかり聞いた。ドアを乱暴に開けて、中に入り2人を見た、
「先輩だけは信じてたのに!
私のことホントに愛してくれてると思ったのに。
これじゃ父親と同じじゃないですか!」

「違うんだ」

「触らないで!」

橋の上に来ていた。
母の入水を思い出して、そのまま飛びこもうとした結。
「お母さんもこんな気持ちだったの?
お父さんに裏切られた時・・・」

目をつぶったのは覚えていたが、突然、引き戻された。
橋の上に尻もちをついた。心配そうに見ていたのは、うららだった。
結を心配で付けてきたが、また余計なことをするといわれると思うとなかなか声をかけられなかった、そう言った。うららが付き添って家に戻った。

「おかえりなさいませ」三田に迎えられた。みんなは、結を捜しに行っていると三田は答えた。結は、何も言わずに、2階に上がった。うららは、
「結ちゃんの事おねがいします」
そう言った。三田は
「どういう意味でしょうか?」

「だから、あの・・・
死のうとしたんじゃないかと思って あのコ」

部屋に入った結は、バッグに入れた大事な家族のアルバムを取りだした。
開けると、大好きだった父と写る、小さな結。父にしがみついていた。
ノックがして三田が入ってきた。洗濯物を手に抱えていた。適当に入れてと言われ、
「承知しました」

「私、ちっちゃいころは、お父さんが世界で
一番 好きだった。
高校に入ってからは 他の人が世界で
一番になったけど。
結局 好きな人には、みんな裏切られるみたい。
お母さんと一緒で。
もうイヤだ!みんな汚いよ。腹が立つ!こんな自分に」
そう言って腹立たしさと一緒に、アルバムを放り投げた。アルバムは、結び目が取れてばらばらになった。

「私なんか、生まれて来ないほうがよかったんだよ。
私ができなかったら、お母さんはこんな人と結婚せずに
自殺なんかしなくて済んだのに・・・」

「三田さん。」

「はい」

「私を殺して」

「承知しました」
言うなり、見回してハサミを手に持ち結に近づいた。
大きく振りかぶって、ハサミを結に刺そうとすると、結は、恐怖でしゃがみこんだ。
次の瞬間、顔を伏せて
「やめて!」と叫んだ。
三田は、サイボーグのようにハサミを下げると、
「承知しました」と言って、もとあった所にしまい部屋を出た。

キッチンに降りた三田に
「さっきはいきなりでビックリしただけだから。
もう、こっちが、『やめて』って言っても
無視していいから」

「承知しました」
言うなり、手元にあった包丁を手に取った。
結は眼をつぶった。・・・・が。三田は来ないので、そっと薄眼を開いた。すると目の前にいなくなっていた。目を右に転じると、突然三田が、包丁を振り上げた。それを振り下ろすから、結も震えて、避けた。
「ちょ、ちょっと待って
お願いやめて!うわ!」
それでも椅子に座る格好になった結の腕に切り付けて、コートの腕の部分が包丁で切れた。
さらに振りかぶった三田を足で蹴飛ばした結。三田は、ソファの背に手をついてバランスを保った。
また向き直った三田を見て結は、走って2階の自室に入りドアが開けられないようにドアノブを抑えた。三田は、ドアをどんドンと叩いた。結の口から、恐怖の声が漏れた。
少ししてノックは、止んだ。結は、はあはあしながら、座り込み、ドアを背中で抑えた。
ベランダのドアが開き、風に吹かれたカーテン越しに、三田が見えた。息を飲む結。
来ないで、と言いながら、手当たり次第に部屋のモノを投げて逃げ惑った。
階段を下りて、外に行こうとしたが鍵がかかっていて、すぐに外せない、。また逃げて、和室にこもったが、三田に蹴飛ばされて、戸が外れた。起き上がれない結は、とどめをさすように包丁を振り上げた三田に
「お願い止めて!」と叫んだ。
包丁は、顔のすぐ横に刺さった。畳から取ろうとする三田を横から突き飛ばし、結が包丁を握った。そばに来る三田に
「来ないで!本当に殺すわよ。」
言いつつも、三田は、どんどん距離を縮めて行った。
「怖くないの?死ぬのか?」

「はい」

「もしかして、前に死のうとしたことあるとか?」

「あります」

「じゃあ、なんで死ななかったの?」

「紹介所の晴海さんは
『きっと神様があなたには、まだ生きる意味が
あるっていってるのよ』・・・とおっしゃってました。」

ドアが開いて、結!結!と呼ぶ声がした。
それを聞いた結は、三田に向けた包丁を自分の喉に向けた。
結一が、見つけた。ついてきた弟たちも、一瞬腰が引けた。
「来ないで」

「何やってんだよ、お姉ちゃん!」

「来ないで、来たら死ぬから」
三田に向き直って
「じゃ、教えてよ。私には生きる意味があるの?
こんな辛い思いをするのは、もうイヤ。
好きな人には裏切られるし 私なんか何もできないし
死んだ方がましじゃない?」

「それは・・・」

「あなたが決める事ですとか言う気?また?」

三田は、包丁を持つ結の手を両手でつかんだ。
「それは、あなたが幸せだからです。」

「私のどこが?」

「あなたにはこの家があります。
あなたを愛してくれる家族が、まだいます。
もし 死んだらそういう人が どれだけ傷つくか
ご自分でもわかっているはずです」

「結。
お前の名前は、お母さんが付けたんだ。
まだ大学をでたばっかりだった。
お前がお腹の中にいると分かって
おじいちゃんには猛反対されたけど
でも、『何があっても産む』と言って
聞かなくて。陣痛もひどかったし
時間もかかったから、お母さんホントに
辛かったと思うけど、お産の間中
ず~っと言ってた。
『この子は どんなことをしてでも産む。
この子は生まれてこなければダメなんだ。
この子が必ず家族を結びつけてくれるから』
お前がいなかったら、翔たちだって生まれて
来なかったんだぞ。
結 お前がいないと家族がバラバラになるんだ。
俺なんかどうなっても構わないけどお前はダメだ。
この家からいなくなっちゃ、みんなのお姉ちゃんで
いなきゃ。絶対ダメだ。」
結のこらえていた目から涙があふれた。

「お姉ちゃん、 いなかったら 俺誰とケンカ
すればいいわけ?)(翔)

「俺、お姉ちゃんよりいい大学入って
バカにしてやろうと思ってるから
いなくなられちゃ困るんですけど。」(海斗)

「お姉ちゃん、もう希衣の髪結んでくれないの?」

すすり泣きの声がして、やっと包丁から手を話した結。

「三田さん、ゴムありますか?」

「あります」
魔法のバッグを開けると、すぐにゴムがあった。飾り付きだった。
「おいで希衣」
「出来たよ、希衣」

三田と、結は、アイコンタクトした。三田は、そうだと言うようにゆっくり目をつぶった。

父に向き直り、
「お父さん。おじいちゃんにちゃんと断ってくれないかな
養子のこと。」

「え?」
翔と海斗にも、見られて
「ああ、うん・・・分かった」と自信無げに応えた。

「それから、私達のことを愛してるって証明して。
私達が 世界の誰よりも大切だってことを
証明して。もう裏切られるのはイヤなの。
捨てられるんじゃないかって ビクビクするのも
イヤなの。私達を愛してるって証明して、
お父さんの石をこの缶に入れてほしい。
これが私達みんなの気持ちだから。」

恵一はポケットから「お父さんの石」を出してじっと見ていた。

門を出て、自分の家を外から眺め、「お父さんの石」を見つめ納得して恵一は、家を後にした。
少しして三田が、恵一を見送った。空には、三日月が見えた。

結は、部屋で、ばらばらになったアルバムのひもを変えて縛っていた。
ベッドの布団を持ち上げて横になって幸せ気分でいるとノックがして、三田がドアを開けた。
「希衣さんが お休みになったので失礼します。」

「ねえ三田さん。」

ドアをまた開けて
「はい」

「いつも真っ白でふかふかなシーツに寝れるって
すごい幸せな事なんだね。もしかしてお母さん
シーツを変えるたびに 応援してくれてたのかな?
『一晩 ゆっくり寝れば嫌な事があっても大丈夫だよって』
お母さんが生きてる時に気付いてればよかった。」

結は起き上がって座り
「ねえ、三田さん、 さっき
私には『愛してくれる家族が まだいます』って言ってたけど
もしかして、三田さんは、家族が死んじゃったの?」

「申し訳ありませんが、個人情報は お教えできません。」

「そんなこと言わないで、教えてよ。
さっきはいろいろ言ってくれたじゃない 初めて」

さらに部屋の中に進み、ポケットから紙を出した。

「本日の超過分の請求書です。」2時間¥4400と書いてあった。

それ以外何も言わず、部屋から出て行った。

翌朝、恵一は、ホテルをチェックアウトした。
部屋を出ようとしたら、風間美枝から電話がかかった。

「助けてください。課長。
私のことまだ愛してるなら」

恵一は、テーブルに置いた「お父さんの石」をちらっと見て、電話の相手をしていた。

晴海家政婦紹介所に、結以下全員が行った。
「教えてください。三田さん、事故か何かで 
家族が死んだんじゃないですか?」

「ねえ、 ちょっと勘弁してくれる?
そういう事はあれなんだから」

「だから笑わなくなったんでしょ?
この前なんて俺が笑えって命令したら、
『どうしてもやれっていうなら仕事辞める』って
言ってたし」(翔)

「灯ちゃんそんなこと言ったの?」

「死のうとしたこともあるって言ってました。
その時 晴海さんに『あなたにはまだ生きる意味が
あるって神様が言ってるのよ』と言われたって。」

「はあ・・・、でもね。あの時はね、あのコ
生きた抜け殻みたいになっちゃってたのよ。ねえ
あんなことがあっちゃねえ。あれよね~」

4人が顔を近づけるので
「あ~、ダメダメ!
もうこれ以上 何もしゃべりません。
はいどいて。」

「いつも遊園地でファミリーセットとか頼んで
何もしないでいるのは、あそこが 思い出の
場所だからとか?」(海斗)

「あ、そう言えば よく家族3人で 行ってたよ。」

「よし!行こう!」

「あら、ちょっとちょと!
ねえねえねえねえ、灯ちゃんには私から聞いた
なんて言わないでよ!」

結の家で、包丁を研ぐ三田。
「申し訳ありませんが、後ろに立たないでもらえますか」

そのまま、聞いた
「三田さんには、旦那さんと子供さんが1人いたんでしょ?」

「いつも行く遊園地って家族3人でよく言った所なんだろ?」

「なんで死んじゃったの?三田さんの家族」

「お願い、教えて三田さん」

「私が殺しました」

4人が凍りついた。

いつまでたっても往生際の悪い恵一です。
いつまでたっても新しい生活を始められません。
こんなお父さんばかりだったら、日本の未来は、衰退ですね。
片や、イクメンも増えていて、少し希望があるかなと思っていても、なかなかですね。

*****
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