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2011/11/02

《ビターシュガー》#03

よる★ドラ『泥沼な女たち』(あらすじ)

コンサート会場で、房恵(井上和香)の交際相手が誰かを確かめようとした市子(りょう)の前に現れたのは、意外にも元恋人の耕太朗(袴田吉彦)だった。市子とよりを戻したいと願う耕太朗に、房恵が耕太朗の子供を身ごもったと打ち明ける。耕太朗への思いが再燃しかけていた市子も大きなショックを受けた。まり(和久井映見)は恋人の旭(忍成修吾)を引き留めようと必死になるが、かえって関係を悪化させてしまい、仲裁に入った三宅(豊原功補)とも大げんかをしてしまう。奈津(鈴木砂羽)は家出をした夫・憲吾(カンニング竹山)が信州にいることを知り、直接会って話し合うことにしたが、憲吾はかたくなに東京へ戻ることを拒絶する。市子とまりは奈津に誘われて、信州の温泉旅館で一晩を過ごす。そろって男運のなさを嘆くしかない3人だったが、誰が言うともなく、卓球で年の数だけラリーが続いたらきっと良いことがある、という言い伝えを信じて一心不乱に打ち合いを始める。

cast

市子:りょう まり;和久井映見
奈津:鈴木砂羽 憲吾;カンニング竹山
耕太朗:袴田義彦 旭;忍成修吾 
三宅:豊原功補

*****

<失踪した奈津の夫が 辻房恵と一緒に現れるのではないか。
 私達はそう思っていた。だが現れたのは、私の昔の恋人だった。
 恋のあの甘さをもう一度味わいたい。でも、 あの苦さは
 もう二度と味わいたくない>

<なるほど、 それで辻房恵は、 いつものパリではなく
 耕太朗の好きなNYへ行ったわけだ。
 なるほど、お土産に私好みのポストカードを選べたわけだ。
 なるほど、なるほど・・・>

少し混乱気味の市子は、コンサート会場の裏側、階段に座った。
耕太朗が来た。
「市子、・・・
ごめん。最初に話しておくべきだった」

「私達、食事しただけじゃない」

「楽しかった、久しぶりに会えて
昔に戻ったみたいで
もう一度・・・」

見合う2人。そこに、辻房恵が来た。
「のどが渇くんです、最近。」
そう言って持参のお茶を飲み始めた。
「狙ってたんです。
市子さんが付き合ッてた頃から。
そしたら偶然 会って 私から声をかけて。」

「偶然?」

「ええ。
もちろん、お2人が別れたあとです。」

「だったら、何の問題もないじゃない。」

「ですよね。」
またペットボトルからお茶をごくごく飲んで
「あ~、妊娠するとのどが
渇くんですってね。」
勝ち誇ったように、房恵は、言った。

ハッとする市子。振り返る耕太朗。

「おめでとう」

「ありがとうございます」

「よかったじゃない。子供、好きなんでしょう?」

「はい」

「もどったら?」

「そうですね。
チケットありがとうございました。」

耕太朗は、何も言えなかった。

コンサート会場で、思わぬ2人を見てしまった奈津と美月。
辻房恵を追い詰めたはずが、まさか、自分の逃げ道を
なくしてしまうことになろうとは・・・

市子は、ショックだった。
部屋に戻りソファに横になると、辻房恵のNY土産を手に取り破った。
携帯が鳴っても、出ない市子。

<小説を書いたら人生の意味が見える気がしていた。
 私は、ただ ヒロイン気取りで舞い上がっていただけだろうか?
 こんなときに限って 恋愛映画の紹介記事を書く破目になるのが
 情けなかった。・・・>

まりは、ショーウインドーのディスプレイをせっせとしていた。すると、前方の道を、旭が望遠レンズをぶら下げて、通った。胸が痛かった。

奈津は、部屋を掃除していると、携帯が鳴った。
夫憲吾からだった。
「会えないかな、こっちで」

「こっちって、どこよ」

「信州」

「話があるんだったら、帰ってくればいいでしょ。」
ドアのノック音に「また電話する」
美月が帰宅した。

まりは、三宅を訪ねた。
社員は、三宅はちょっとと外出していることをあいまいに言ったが、廊下から発声練習しながら三宅が戻った。慌てて立った、小糸。だが遅かった。
一緒に旭もいた。
「ただいま」
そういう旭に
「おかえり」と優しく答えるまり。
「油断したでしょ。
三宅ちゃんと絶交」中だから来ないと思って。」

「あのさ、俺がたのんだんだよ
ここに置いてほしいって」

「旭、ほら、ロケで留守がちでしょ。
だから・・・次見つかるまで 使っててって
私が・・・」

「うち出てくんだったら・・・
今までの家賃払って。」

「今更そんな事・・・」

「なんとかする」

好い女が台無しでした・・・

歩道橋で夕陽を浴びてボーっと空に溶け込んでいる美月。
「何見てんの?」

「三宅ちゃん。遠くに行きたいって思ったことある?」

「遠く?・・・あるよ」
美月の思いつめた顔を見て、ちゃんと答えた。

<何もしたくない。 何もできない。
 ただ どこか遠くへ 消えてしまいたい>
市子は、何も考えられなくて、悲しみの中に浸っていた。
そこへ携帯が鳴った。
「市子?美月と温泉に行くの。
まりも誘ったからさ。
市子もおいでよ。気晴らしにさ。」

「どこ?」

「空気のきれいな所。」

<奈津の誘いには 魂胆がありそうだけれど
 耕太朗と房恵のいる東京をつかの間でも
 離れたら息苦しさが和らぐ気がした>

奈津は、旅館に着くとすぐ 晩御飯までに帰るとだけ言って
どこかへ出掛けてしまった。

美月は、市子を無理に卓球に引っ張って行った。
「市子ちゃん、 トシだね」

<赤ん坊だった美月がスマッシュをを打てるまでになった間に
 私は 何をやってたんだろう。
 7年越しの恋人と別れ、引きずり 積み重ねた確かなものと
 いえば、 年齢くらいだ。>

「ごめんね。」

「え?」

「私が変な事言わなかったら、
市子ちゃん 耕太朗さんのこと
知らずに済んだのに。」

「美月 気にしてたんだ」

「そうだよ」

「あのね、美月。」

「なに?」

「私 あんたが生まれた次の日に 顔
見に行ってるの。」

「だから?」

「あの時 あんた 名前もまだついて
なかったんだから。
だから そんな 急いで追いつかなくたって
いいの。」

「市子ちゃんのそういうとこ好きだな」

奈津は、家出した夫憲吾と会っていた。
持ち出した2百万で新しい生活を始めていた。
以前世話になった人からこの別荘の管理を任されて・・
定年になったら、山で暮らしたいって。

「『定年』って、何年先の話よ。
美月まだ6年生よ。」

「・・・地震が来た時、何考えた?」

「え?」

「そりゃ真っ先美月の事考えたわよ。
それから会社のパパのこと」

「ぼくは、今死んだら、もう山で暮らせないんだなって」

「それで 仕事も家族もほっぽリ出したってわけ?」

「美月から留守電が入ってた。
『パパのバカ』って。
泣きそうな声してた。
ここでなら家族一緒に過ごせる時間も作れる。」

「ねえ、夢みたいなこと言わないで」

「計画なんて意味ないんだ。
一生懸命積み重ねていても、一瞬で壊れてしまう。」

一番堅実そうな男を選んだ結果が、こうだった・・・奈津。

まりが仕事をしていると、またウインドウを叩かれた。
見世物じゃないんだよ!と振り返ると旭が一瞬笑って、封筒を外のテーブルに置いて
「家賃」と言って立ち去った。

奈津が外出から戻り、、旅館に来た。
お腹すいたと陽気に言って、食べだしたのを見て、市子は、立ち上がった。
ご飯食べたら、汗かいたと言って。
すると奈津は、美月に、パパはこっちで家を見つけて住んでいた。3人で一緒に暮らそうって。そんなこと勝手に決められてもね。
「パパ どこにいるの?」

「話が着くまでは美月と会わせないって 約束した。」

「ママだって勝手に決めてるじゃん。
いつだってそう。
自分だけが正しいと思ってるんだよ、ママは!」

「いい加減にしなさい!」

<私は耕太朗に2度も振られた。
 そして奈津の結婚生活は危機的状況にあり
 まりは旭と別れたばかりだ。
 39にもなって、幸せ一つ つかめやしない。>

辻房恵は、耕太朗に、華々しく飾った天蓋付きのベッドに座り、
「これが 心臓 」
胎児のエコー写真を見せていた。

「もうできてるんだ。」

「ホントにこれでよかった?」

「何が?」

「いざとなったら、1人で育てますから。」

「何言ってんだよ、そんなこと」

「ありがとう」
房恵は、耕太朗に抱きついた。耕太郎は、動作まで優しくはなかった。

三宅の事務所から出ていくために、いろんな候補を考えて、不動産屋から
貰った資料を見ていた旭に、三宅は、ロケが終わってから捜せばと言った。
旭は、家賃が高いのに驚き、ずっとまりに甘えていたことを知った。
「無償の愛ってやつ?
でも、後から請求したら台無し。」

「まりのこと、悪く言わないでください。」

「怒った?」そう言って旭の横にぴったりついて座り左手を膝に置いた。
驚いて睨みつける旭。
「俺、やっぱり出て行きます。
今晩は空港の近くに泊まります。」

三宅は立ち上がった旭を抱きしめた。
「行かないで、ずっとここにいなよ」

「離してもらえますか」
そう言って振りほどいた。テーブルの上のコーヒーが倒れてこぼれた。
「あの・・・すいません、大丈夫ですか?」

三宅も正気に戻った。
「・・・なんてね。」

「え?」

「うそ。オールウソ
本気にした?」

それでも出て行った旭。

市子は、戻った奈津と話した。
子供をほしがらなかった耕太朗。しかし、辻は、妊娠した。
奈津は、2人目がほしかったが、かなわなかった。
どうしてももう一人ほしかった。でも今思うと、
どうしてもほしかったのは、旦那の関心だったのかなって。

「私達しないままでいいのって聞く代わりに
『2人目どうするの?』って聞いてた気もする。
若いころ見たいに、そればっか考えてる
訳じゃないけどさ。女としての賞味期限が
切れたみたいでさ。」

「賞味期限・・・私も あせってただけなのかな?
結婚はいつだってできる。
母親になるのは今しかないって。」

「産めば、母親になれるってわけでもないけどね。
は~、ねえ、やる?」
奈津が顎で卓球を指した。
美月ともやったんだよと少し市子が抵抗していたが、まりが現れた。
臨時収入が入って少し、豪遊したくなったと、言った。

「好いとこに来た、まりもやろう!」

「じゃ、こういうのはどう?
私達の都市の数だけラリー続けるっていうのは?」

「なにそれ?」

「いいね、ラリーが39回続いたら、いいこと
あるかもよ!」

「あるかな~?

「そういうこと考えないの!
あるよ!」

「そう。真剣勝負!」

「わかった」

全員汗みどろで、始まった。

終わって、高校生の時と同じ、美月も交えて、くっついて寝た。
美月は昔の奈津に似てきたと市子は言った。
「そうだね、意志の堅そうな口元とかさ」

「じゃあ、あと何十年かしたら
美月は今の私みたいに
仕返しされる訳だ。」(奈津)

「そんな事ないよ」(市子)

「逃げたって何も解決しないよね」(まり)

「そうだよ、自分が変わるしかないの。」(奈津)



長野から戻って、市子は、耕太朗と会った。
「もう一度やり直せたら・・・そのあと、何て続けるつもりだった?」

「『もう一度やり直せるなら』私は、ちゃんと、終わらせたい。
そうしないと、進めないから。」
市子は、川を見るため立った。
耕太朗も少しして立ちあがった。
大きく息を吐いて右手を市子の前に差し出した。
市子は、元気よく、右手を出して握手した。

<久しぶりに触れた耕太朗の手は
 記憶の中のそれより小さかった。>
耕太朗も晴れ晴れとして別れた。

<今日握った彼の手も、思い出すたび、
膨らませてしまうのだろう。
大きく、優しく、たくましく

もうこの先 恋などしないかもしれない>

そんなことを考えながら帰宅すると、部屋の前に三宅が荷物を抱えて、待っていた。
「旭が・・・」

市子は、もはやどうしようもない、事態を、かっこよく乗り切りました。
この3人の人生は、いろんな自分を投影できます。苦しいけど・・・・

*****
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