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2011/11/23

《ビターシュガー》#06

よる☆ドラ『夏のあやまち』(あらすじ)

信州から戻って以降、旭(忍成修吾)のことを意識するようになった市子(りょう)だったが、それは旭がカメラマンとして成功することを純粋に応援したい気持ちにすぎないと思っていた。奈津(鈴木砂羽)は夫と離婚して娘の美月(荒川ちか)と二人で暮らしていくために就職するが、そのことでかえって美月との親子関係が不安定になってしまう。内藤(東儀秀樹)と出会って恋に落ちたまり(和久井映見)から、39歳になってもしびれるような恋ができると聞かされた市子は、自分も旭に恋をしたのではないかと感じ始める。房恵(井上和香)は耕太朗(袴田吉彦)が市子に未練を持っていると知り、市子に二度と耕太朗に近づかないでほしいとけん制するが、市子は自分が好きなのは耕太朗ではなく旭だと、房恵に告白してしまう。そんな気持ちを素直に伝えようと決心した市子だが、旭から世界放浪の旅に出ると言われ大きなショックを受ける。

cast

市子:りょう まり;和久井映見
奈津:鈴木砂羽 憲吾;カンニング竹山
耕太朗:袴田義彦 旭;忍成修吾 
三宅:豊原功補 房恵:井上和香
*****

<旭は もう一度 カメラに恋をした
 夢中でシャッターを切る旭の顔は
 輝いていた。
 そして 私は・・・
 恋の あの甘さを もう一度味わいたい
 でもあの苦さは もう二度と味わいたくない>(市子)

,<旭がうちに転がり込んで2週間
 信州でスランプに悩む彼の背中を
 つい押してしまったのは もちろん
 ともだちとして 彼の事が心配だったからで・・・
 なのに、昨日までただの居候だった彼を見る目が
 ほんのすこしだけ変わってしまった気がする>

早朝、電話の着信音で目が覚めたが、市子のではなかった。
すっかり目が覚めたので、起きて着替えた。
リビングのテーブルで、電話を切った 旭。
「おはよう」と市子に言われ、
「おはようございます」と答えた。
カーテンを開けながら、「仕事の電話?」と聞くと
「ええ、ア、明日朝まで帰りません」

「徹夜で撮影?」

「知り合いに頼まれて、
張り込みっす」

「張り込み?」

「ほら芸能人の密会現場を
写真に撮るやつ」

「旭ッぽくないね、その仕事」

「そんな事ないですよ。
ほらああいう時って
人間の本当の表情 出ますし
あ、信州で、憲吾さんと美月見ていて、
また人物 撮りたくなったって言うか」

「だからって、張り込みなんか
今の旭だったらさ そんな仕事より
もっといい写真撮れるんじゃない?」

「でも、いつまでも市子さんに甘えてらんないし。
早いとこ住む所 見つけて
出て行かないと。」

「ねえ、だったらさ、旅に出たら?」

「旅?」

「旭が撮りたいものだけ撮る旅。
乗ってるうちにさ。私好きだから。
旭の写真。」

<スランプのトンネルを抜けて
 光を見つけた旭を応援したかった。>

クーラー故障中の三宅は、旭が仕事を貰っていた旅雑誌の会社が倒産したと教えた。
捜せば、仕事があるようだし、売れないカメラマンとライターの同棲と噂が立つと、
仕事がもらえなくなるって話し。
勘の良い三宅は、信州行った時、何かあったかと、探りを入れてきた。

旭は、マンション前の歩道橋で、行き交う人たちをどんどん撮っていた。そこで車の流れをボーっとみていた耕太朗を見つけた。市子はいないと知らせたが、旭が耕太朗を部屋に上げた。久しぶりの市子の部屋に、耕太朗は、落ち着かなかった。
「一緒に住んでるんだ」

「今だけですけど。
ちょっといろいろあって。」そう言いながらも耕太朗を撮り続けた。

「こんな顔撮って 面白い?」

「面白いですよ、想像をかきたてる顔って。」
落ち着けない耕太朗は、アイスティー貰っていいかと、勝手に冷蔵庫を開け出した。
「そっか、耕太朗さんの方が詳しいですもんね」
笑いながらグラスが見当たらなかった。
旭が、地震の後こっちへ移動したらしいと補足してグラスを2個出した。

「市子さんとは、なんでもないですから
ただの居候です。もうすぐ出て行きます」

「何も聞いてないよ」

「なんで別れちゃったんですか?」

「え?」

「俺てっきり、市子さんと結婚するもんだと
思ってましたから。
あ、でも会いに来たってことはまだ
市子さんのこと・・・」

「気になる?」

「あ、いや・・・」

「俺さ、父親になるんだ。
自分でも実感湧かないんだけど。
だから市子とはやり直せない。
撮らないの?」

「ああ、・・・」

「シャッターチャンス、逃したね」

そう言いながら、耕太朗は、手にしたカメラで、旭を撮った。

美月は、学校からの帰り、スーパーでいろいろ教えてもらっている母、奈津を見た。
制服を着た母。じっと見ていると母が、手を振った。美月は逃げ帰った。

奈津の就職祝いがあった。
うちのお惣菜、美味しいんだ、と、もうスーパーの社員の顔だった。自給¥800。残り物惣菜は7割引きで買える。だから家計には、貢献・・しかし、美月は、嫌だった。
無理して明るい顔してるといった。暗い顔してる方がいいいって?お惣菜が気に入らないんだったら、食べなくていいと、言った。答えない美月は、黙々と、皿の上の惣菜を口に運んだ。奈津は、隔たった親子の間を埋めようとはしなかった。

<奈津が明るくふるまえば振舞うほど、
 本当は泣きたいのが、透けてみえてしまう>

帰り道まりと、奈津が仕事を始めたってことは、離婚覚悟かな?美月は、それが気に入らないんじゃないと、市子と話しながら、歩いた。するとまりは、バッグから缶ビールを出した。二人で乾杯し、侵入禁止のついたてに腰をかけながら
「市子、私 今 恋してんの」

「恋?」

「こんな気持ち生まれて初めて。
今までの恋なんか、全部忘れちゃうくらい。」

「それ、毎回言ってない?で、相手は?」

「内藤さんって言ってね、11歳年上。」

「11って、まり 年上絶対いやって言ってなかった?」

「若いころはね。でも今はどうってことない。」

「そんなもんかね。」

「うん。でね、内藤さん 内装工事の職人
だったんだけど、今、照明器具のセールス
やっててさ、久しぶりに再会したら なんか
昔と違って、・・・昔と違う雰囲気でしゃべるんだよね」

「でもさ、職人が、セールスになったら、
そりゃ雰囲気変わるでしょ。」

「そういう事じゃなくて、何ていうか・・
お互いの準備が出来たっていうかな、
旭と付き合って別れた時間は
内藤さんともう一度会うための
準備期間だったっていうのかな。
私、雨の中 一人で現場片付けてたの。
そしたら遠くの方から『まり~!』って呼ぶ声がして。
でも雨だから何も見えなくて。
内藤さんの顔がやっと見えた時 すぐ近くで
雷が鳴って。そしたら私思わず内藤さんにしがみついて。
ビリビリって 体に電気が走って その瞬間恋に落ちたの」

「恋?」

「39歳になって 分かった。
恋って 落ちるものなんだね。
ビックリだよね。
私達、まだ 恋ができるんだよ。
こんなビリビリした恋が・・・
ビリビリ・・・ビリビリって!ビリビリ ビリビリ・・・」

<<天国と地獄って こんなに近かったんだ>>あの水の中の感覚が市子の頭を過った。「市子!」とまりに呼ばれた。
<飲みすぎたせいか、まりがビリビリという擬音語が
私の中で、大きく響く。>

ご機嫌で、帰宅した市子は、酔った勢いでまりが恋に落ちたんだって。
「もう、初恋の告白みたい。聞いてるこっちが
恥ずかしくなっちゃって。ずっとビリビリビリビリ
言ってんの。
あ、しまった。元彼に聞かせる話じゃなかった。」

「いや俺も 安心したって言うか よかったです。」

「そうだよね。よかった?・・・で、旭は?
何もないの?」

「ないですよ」

「え~?でも モテんでしょ?」

「しばらく外してないっすね」

「外すって?」

「ハメてもない」

「ハメ?うん?」

「ホック」そう言ってブラをはずしかけの後ろ姿の写真を見せた。

「ホックって?ハハ!ブラの?
あ!私もだ。」

「え?」

「これさ、キャミソールにカップが着いてんの。
これ付けてからさ、楽ちんすぎて手放せなく
なっちゃってさ。
あ~、色気ない」

「自分で言わなきゃいいのに
市子さんは普通にしてたら きれいなおねえさんなんだから」

「ありがとう、家賃代わりに受けとっとく。」部屋に行きかけて

「ああ、そう言えば、耕太朗さんが よろしくって
言ってました」

「耕太朗?」

「はい、昨日ばったり会ったんですよ」

「ばったり?」

「その橋の所で」

「え?何しに来たの?」

「あ・・勝手に家に上げちゃったんですけど
まずかったっすか?」

「ちょっと、何考えてんの?!」

「写真撮らせてほしくて」

「どういうこと?」

「耕太朗さんだったら、ポートレートの
被写体としてちょうどいいかなって思って。
親しすぎない人の方がテレがなくて
撮りやすいんです。」

「だからって うちで撮んなくたって」

「でも、耕太朗さん、 妙に思いつめた顔してたんで
でもちゃんと言いましたよ。
ただの居候だって。」

「居候なら、居候らしくしてよ。
旭が出入りしてるだけで、
誤解呼んじゃうんだから。」
市子は明らかに動揺。それを見ていた旭。
クッションを両脇に抱えたまま市子は、部屋に入った。

<旭は、私の事なんか なんとも思っていない。
 だから耕太朗を平気で家にあげたのだ。
 今 旭の目に映るのは、カメラのファインダー越しに見た
 世界だけなのだろう。
 つれない年下の居候と 今も忘れられない昔の恋人
 『三角関係の果てに 主人公が年下の青年と
 結ばれるストーリーがアラフォー女性には、刺激的だ』
 いつもの私ならそう書くだろう。だが今の私にはそんな
 ふうに書けそうもない.。
 どうして 今更 耕太朗が私のそばに現れたのか。
 ふと、思いつめた様子だったという彼の事が気になった。>

試写の仕事が終わって、エスカレーターに乗っていると、携帯が鳴った。
房恵からで、いつものようにかなり一方的に会う事になった。
房恵の腹部は、目立つように大きくなっていた。
紅茶に砂糖をたくさん入れて飲む房恵。
「甘いものの取りすぎっていけないんですどね。
太ると枚産道が狭くなって.赤ちゃんが出てくるのが
大変なんですって。
もしかして『ビターシュガー』ってそういう意味ですか?
甘い砂糖のせいで.後で苦い思いをする。
『ビターシュガー』
あの小説、書きあがったら是非読ませてくださいね.。
耕太朗さんを惑わさないでください。」

「え?」

「戻りたいみたいなんです。市子さんのところに。」

「そんなこと言われても」

「ええ、できませんよ。
どんなに耕太朗さんが望んでも。
この子を不幸にするわけにはいきませんから」

「・・・で、私にどうしろって?」

「市子さん。どなたかいい人
いらっしゃらないんですか?
それなら、耕太朗さんだって諦めもつくでしょうし」

「ごちそうさま」
紅茶を飲み、バッグを膝に乗せ
「私ね、男の子と一緒に住んでるの。
旭って会ったことあったけ?」

「まりさんの」

「そう、元彼。狙ってたの前から
あなたが耕太朗を狙ってたように
だから大丈夫」

コンパクトをバッグから出し、鏡で目を写し、少し動揺している目を確認した。

「耕太朗には、もう会うつもりもないから」

「よかった。
私もですけど、市子さんも 
失礼ですけど まだ39でしょ。後倍生きるとして
人生の半分残して女捨てるなんて勿体ないですから。
このまま一生一人で、おばさんになって、
おばあさんになるなんて寂しすぎますからね。」

そう、さみしい思いを抱いた帰り道だったが、橋の上で、部屋を見ると灯りが点いていて、市子は嬉しくて走った。

キッチンに入りただいまというとお帰り、すぐできるからと旭がフライパンを混ぜていた。

<勢いで辻房恵についた嘘が私の本心なのかもしれない。
 このまま一人で生きていくなんてやっぱり寂しい>

食卓は豪華だった。お礼だと旭は言った。
「俺決めました。旅 出ます。
自分が撮りたい写真撮るの
きっと今がチャンスだから。」

言われて、ついさみしそうな顔をしてしまった市子。

「どうしたんですか?」

「ああ、ううん。
びっくりしちゃて。そか、本当に旅発つんだ。
おめでとう。」

「ありがとうございます」

房恵の部屋で、会話もなく、”別れの曲”をひく耕太朗。その手を取って
「市子さん、若い男の子と住んでるんですってね。
ほら、市子さんのお友達のまりさん。
あの方のお付き合いしてた・・・」

「旭くんだろ?カメラマンの」

「知ってたの?」

「偶然会ってさ、偶然」
房恵を振りほどきながら、ソファに避難した。
「そう・・・偶然」

「ああ、・・・偶然」

旭は、ダンボールに自分の荷物を詰め始めた。
市子は手伝いだした。
「いつ出発?」

「張り込みの仕事が終わったら」

「送別会どうしよう?」

「いいですよ、そんなもの
そのうち帰ってきますから」

「そのうちっていつ?」

「先の事がわからないのが旅の面白さじゃないですか」

「ありがとうございます。もう自分でできます」

「寂しくなるな。」

「え?」

「違うの。引き止めてんじゃないよ。
ほら、 旭の作ったカレー もう食べられなく
なるんだなって。ナシゴレンも作ってもらえなくなるし
旭の入れたコーヒーも美味しかったし。
ごめん・・・旭が出てくの いい事なんだから
私だって 旭にもっともっといい写真 撮ってもらいたいし
それに 年下のカメラマン住まわせたら仕事
減っちゃうんだって だから・・・」
涙が勝手に流れた。

「だから旭が出てった方がいいに決まってるの。」

涙を拭いた手をパンツの膝で握りしめていると、旭の手が重なった。
旭が近づいて唇が重なった。

<唇が触れた瞬間 電気が走った>

旭が離れて今度は市子が旭に迫った。二人は床に倒れた。激しいキスを市子は、受けた。

<恋は落ちるものだ。
 頭を真っ白にして まっ逆さまに>

旭の手が市子の背中で探し始めた。
「ないの」

「え?」

「言ったでしょ、ホックないの」

「ああ。」

「大丈夫自分で・・・」
市子はTシャツを脱ぎ、キャミソールに手をかけて、急いだら、キャミソールが裂けた。

途端に2人の気分が萎えた。

「まさか、三宅ちゃんと同じテツを踏むとは・・・」

「それ、笑えないっす」

「笑ってくんなきゃ立場ない。」

「フフ、俺もですよ。」

<悪い冗談にするしかなかった。
 でも唇がふれたあの瞬間のビリビリした感覚は
 嘘じゃなかった>

耕太朗さん、お気の毒。蛇に狙われたカエルみたい。房恵がああやって、のし上がって行ったのが分かるだけに、男って、ああいうタイプに弱いんだなと思いますね。後が怖い、こわい!

*****
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