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2011/08/31

《チーム・バチスタ3アリアドネの弾丸》☆08

『貫通』(あらすじ)

宇佐見(福士誠治)に撃たれた田口(伊藤淳史)は一命を取り留める。そんな中、20年前の事件の犯人として逮捕された松崎(六平直政)に無罪判決が下され、冤罪(えんざい)が認められた。窮地に陥った警察は記者会見を開く。そこで、斑鳩(高橋克典)は、これまで隠してきた北山(尾美としのり)の自殺を発表。事件の捜査責任者だった北山が、誤ったDNA鑑定を信じたことを苦にして命を絶ったと涙ながらに語り、報道陣の同情を誘う。さらに、当時、鑑定を行った笹井(小西真奈美)の父親に全ての責任があるようにおわせ、警察への追及をそらすことで謝罪を回避した。三船(利重剛)は見事な芝居だと感心するが、田口には斑鳩の涙が芝居とは思えない。一方、白鳥(仲村トオル)は、新たに浮上した謎を田口に明かす。自分たちがまだ真実にたどり着いていないと考えた二人は、謎の解明に乗り出す



cast

田口公平*伊藤淳史 
白鳥圭介*仲村トオル 
笹井スミレ*小西真奈美 
宇佐美*福士誠治 
藤原琴美*名取裕子 
斑鳩芳正*高橋克典

消したいのは俺自身なのだと言って、北山は1人先に旅立った。
あらかじめ線条痕をつけた弾丸を、宇佐美が北山を撃った・・・
逃げた宇佐美を追いかけた白鳥。人質になっていた田口が、撃たれた・・・

救命センターに運ばれた。
佐藤も,和泉もいた。
「死なすなよ。絶対に助けろ!」

白鳥は命令した。興奮状態の白鳥に和泉は、何をさせてるんですか?と聞いた。
誰に撃たれたのかと聞き、警察と答えを聞いた。グッチーは何も悪くない。
何をさせているんですか?うるさいので、廊下に出された。

斑鳩に、宇佐美が撃った弾が見つかっていないと玉村が報告していた。明日改めてと言うのを制した。
「発砲の件は、うちで引き取る。
それと今日ここで聞いた北山さんの一件は
君1人の胸に留めておいてくれ。
悪いようにはしない。頼む」

「失礼します」
警察上層部のコントロールが始まった。
立ち去った玉村を見て、消えたはずの宇佐美の弾をポケットから出した。
後ろから白鳥が来た。
田口の様子を聞かれた。
白鳥は島津先生は、返してもらえるんだろうな。と言った。明朝自宅までお送りしますと斑鳩は答えた。

「今日が、こんな終わり方をするなんて思っても見なかったよ。」(白鳥)

翌日、ICUにすぐ顔を出した白鳥。和泉との会話から、田口の弾丸は、貫通したため、傷口も小さく、神経にも触っていないから、2,3日で歩けるようになると聞かされた。
良かったですねと言われた。そこでもう一つの疑問が出た。慌てて、また眠ってしまった田口を置いて、すぐに病室を出た。

白鳥は、Aiセンターへ戻り、自分んが書いた数式をまた見なおした。そして、縦型MRIを振り返った。

斑鳩は、まだ見つからぬ、宇佐美の報告を受けていた。止むをえずの時は、宇佐美は?と聞かれて、最悪の場合は、射殺も止むをえんと命じた。
ドアが開き、島津が釈放された。お送りしますよ島津先生と、斑鳩は声をかけた。
車の中で、島津は北山がどんな風にして死んだんです?と聞いた。
斑鳩は答えなかった。
「なんなら手記にして出版してもいいんですよ。
今日だけで2連敗か。
こういうのって悔しいもんですか?斑鳩さん。」
調子に乗る島津。

「2連敗・・・
君ともう一人は誰の事を?」

「今日がどんな日かぐらい俺だって知ってますよ。
警察が無実の人間に頭を下げる日でしょ?
謝れよ。俺にも、今ここで頭を下げて見ろよ。
お前には無理か。ここでいいですよ」
と車を止めさせた。さらに

「楽しみにしてますよ。今日の記者会見。」そう言うとすたすたと歩いて行った。

斑鳩は一つ仕事ができたと言った。運転手に一つ調べて欲しい事があると、命じた。

病院では、 田口の件を三船事務長が、労災が、微妙だと言ってきた。それよりも先に、警察庁が治療費を払うべきだから、請求書は、送っておきますと。
そこへ、白鳥が、出たよ、判決がと言って入ってきた。テレビのリモコンをONにしてやり直し裁判の結果無罪を勝ち取った、様子が映し出された。

斑鳩が、入室し記者会見は始まった。
法医学教室でも、笹井が、須賀と見ていた。
沈黙が続く・・・・黙ってないで何とか言って下さいよと、記者に促されていた。
「数日前、 1人の警察官が自ら命を絶ちました。
警察庁刑事局北山錠一郎審議官。
20年前 静岡県警 捜査一課長として赴任。
松崎さんの捜査を指揮した人です。
16歳の少女が惨殺され、浮かび上がった
容疑者 数名の中に犯人のDNA型と一致
する人間が見つかった。そう断言した法医学者の
言葉を北山審議官は信じました。
当時の鑑定はまだ精度が低く、静岡県内だけでも
同じ結果が出る人間が、4000人もいると知らされたのが
それから数年後のことでした。
以来北山審議官は、あいまいなDNA鑑定を
信じてしまった自分を責め続け とうとう・・・」

「なんかこの言い方って・・・」(田口)

「これじゃまるで笹井先生のお父さんが全部悪い
みたいじゃないですか。いいんですか先生!
こんなことやらせておいて」(須賀)
笹井は、画面を睨みつけていた。

「たとえ、みなさんが北山審議官を責めたとしても
私は一生彼を尊敬し続けます。
彼は正義を重んじ、罪を憎むりっ・・・・・・
立派な警察官でした。」

「結局謝罪の言葉は一言もなしか。」(白鳥)

「大した者ですね。嫌だって今の会見見たら
私ですら北山さんにちょっと同情しちゃいますよ。」(三船)

「北山さんの死は、無駄にしないって
こういうことだったのか
これで世論は、北山審議官に対して
同情的になって悪いのは全て20年前の
DNA鑑定ミスってことになっちゃうんだろうねえ。」(白鳥)

「さすが、警察の情報を統括する人ともなると
芝居もなかなかのもんですね。」(三船)

「見習った方が いいんじゃないですか?
三船事務長」(白鳥)

「フフ、そうですね。ふふ じゃ、田口先生また」

「芝居なんですかね、」

「え?」

「今の斑鳩さんの会見。
何か本気で涙をこらえてるようにも。」

「うわぁ~ グッチーのそのとりあえず人を
信じてみようみたいなのって一種の才能
だよね。全然羨ましくないけど。」

「あ。なんですかそれ?」

「僕は僕の才能を生かしてみようと思ってさ」

「それ、この間の計算ですよね。
北山さんに撃ちこまれた銃弾の。
何か気になることでも?」

「まあ考えすぎかもしれないんだけどねぇ。
宇佐美の弾丸は、どうして貫通しなかったんだろうね。
もしかすると僕らはまだ100%の真実には
辿りついていなかったのかもしれない」

斑鳩は部屋で、1枚の写真を見ていた。

Aiに島津が戻ってきた。磁場が、おかしくて不鮮明だった画像が、元に戻った。
白鳥が感心していた。
田口が椅子から降りてきた。軽い打撲だけで、脳にはまったく異常がありませんと言われた。
磁場の調整は大変なんじゃと白鳥は聞いた、8テスラともなると、ここまで焦点が合うようになるには、かなりの技術が。と島津は自負した。
なのに最終調整は結構簡単に済んじゃったねと白鳥。
友野君が、いい所まで仕上げてくれたからと、島津。
「でもその後、島津先生自分で磁場を
狂わせちゃったでしょ?」

「え?」

「先日熊本の先生が、いらっしゃって
画像を撮ったんです。  えっと・・・
ああ、これです。ほらこんなに画像が乱れてて」

「ああ、バレてましたか。
あわてて地場調整しようとして失敗したんですよね。
で、直す間もなくあんな事件に巻き込まれて。」

「でもまあ、それをすぐにこんな奇麗に直せちゃうんだから
島津先生って優秀なんだね。」

「そのために俺を日本に呼んだんでしょ?」

「あ~そうだった。ふふ」

「面倒な騒ぎも終わったし、まあこれからは 
Aiの件数も増やして行きましょうよ。
桜宮管内だけじゃなく 全国から
画像データを送らして。俺がここで
診断すればいい。」

田口は警察がこのまま協力してくれるんでしょうかと危惧した。
Aiセンターの臨時の会議を開くことにした。斑鳩は、メールで知らせてきっちり5分で参加のメールが届いた。

愁訴外来でも、白鳥は、ずっと不鮮明な画像を見ていた。
下に行くに従って鮮明になるのはなぜ?

磁場の中心が下に来ていた。
「やっぱり、あの事件にはも1人共犯がいたってことかな。
でもどうしても動機がわからない・・」

4回目の運営委員会が開かれた。
少人数で、意見が言いあえたらと田口が言うとすぐに斑鳩が挙手した。
警察と、医学が手を結んでというのは無理ですねと言った。
斑鳩も北山同様、Ai否定論者だった。
それ以前に、島津に向かって、あなたと手を組むことだけは考えられないと名指しで言った。

「どういう意味だ」

「それを私に・・・
ならお答えしましょう。」
調査報告書が分厚いファイルになっていた。紙袋からそれを出して

「いやそれにしても先生、よくこれだけの経歴を
隠せたもんですね。」

「やめろ」

「海外生活も長かったし
白鳥さんも当然この事はご存じないんでしょうね」

「やめろって言ってんだろう!」

「あなたが、松崎行雄の息子だったなんて」

一瞬にして静寂が襲った、息するのを忘れるほどの衝撃だった。

「最初にあった時からやたら我々を毛嫌い
していたのは、このせいだったんですね。
手を組めるわけないだろ。
お前はわざと実行させたんだよな?
北山さんの自殺計画を。
友野さんの録音内容を聞いて
誰に知らせる間もなく事件に巻き込まれたと
思っていたがそうじゃない。お前は、あえて 誰にも
知らせずに計画に乗って見せたんだ。
北山さんを恨み、その死を望んだから。
そうだろう島津吾郎、いや ・・松崎吾郎!」

そう言うと顔写真のあるファイルをボンと島津の前に示した。

「関係ない、
俺はもう松崎とは完全に縁を切ってるんだ。
いまさら恨むもなにも」

「動機・・・
これで見つかったって事になるんですねかね?
白鳥さん」

「そう言うことだろうね。
ようやく分かったよ。
宇佐美の弾丸が貫通しなかった訳が。」

「それは、ピストルから撃たれた弾じゃなかった
からでしょ?」(笹井)

「いや僕もそう思いこんでいたんですけどねぇ。」

「どういうことだ」(斑鳩)

「縦型MRIって言うのは、脳を撮影するための物
なんですよ。まあ行ってみれば、大きな
磁石みたいなものでその磁場を作って
撮影するんですけどね。
だから当然磁場の中心は、人間の頭が来る
位置に設定される。
弾丸は磁場の中心から距離が長いほど加速する。
だからもし 磁場の中心が本来の位置にあったら
宇佐美が放った鉄の弾丸は、中心に
引き寄せられる間に加速し過ぎて北山審議官の
頭蓋骨を貫通し、MRIを撃ち抜き爆発を引き起こして
いたはずだ。
所が来た屋あ審議官が亡くなった時
なぜか磁場の中心は通常の位置より、
かなり低い位置に設定されていた。
その証拠に、熊本の先生を撮った画像は
下に行くほど鮮明だった。
つまりですねぇ、磁場の中心が弾のスピードを
抑えるために巧妙に低い位置に設定されていた。
だから宇佐美の弾丸は、北山審議官の頭蓋骨を
貫通しなかった。
そしてそんなことができるのは、こちらにいらっしゃる
島津先生。 きみだけだよね」

島津先生」

「だったらなんだ。
勝手に自殺計画を立てたのは北山だろう
確かにあの録音を見つけた時 迷ったよ。
この事を誰かに知らせるべきかって。
あれを聞いて最初に浮かんだのが
MRIの磁場を利用して金属を撃ちこむ方法だった。
もしそんなことしたら、白鳥さんが言ったように
金属はMRIを直撃して爆発を起こす。
俺の大事な縦型MRIがぶっ壊れる。」

「だから磁場を調整したんですか?」(田口)

「とにかく縦型MRIだけは、守りたかったからな。
磁場の中心をずらし終えた時 北山が現れた。
<さっきの話しの続きをと言いながら、コーヒーに
手を伸ばした。北山が、袖口から出したカプセルから、
粉をコーヒーに入れるのが見えた。
島津は、分かっていてコーヒーを飲んだ>

北山が死のうとしていることも、薬のことも知っていてどうして知らせなかったかと田口は詰問した。

「何で俺がアイツの命救わなきゃならない。
あの男は俺のオヤジの人生を狂わせた
それだけじゃない、Aiを潰そうとした。
俺に 濡れ衣まで着せてだよ。
そんな奴を死なせても、罪になるのかよ。」

「未必の故意。
それとも自殺ほう助ってことになっちゃうのかな、この場合は。」

「自殺ほう助  
俺は、ただあのバカが、より安全に死ねるように
してやっただけだ。」

「おい 今何て言った?」(斑鳩)

「だから。。。俺にとっては北山なんてバカな男の命より
縦型MRIの方が何百倍も大切なんだよ。」

斑鳩が島津の顔を殴った。そのまま島津を引き起こしたが、床に打ち捨てて去った。

廊下に出て、頭に手を置いた斑鳩は立ち止った。追いかけた田口は、
「すいませんでした。」

「なぜ君が謝る?」

「医者である島津先生が、あんな事をしてしまって。
僕も同じ医者として・・・」

「羨ましいよ
そんな簡単に謝罪出来て。
敵なんて居ないんだろうな
君には。我々は違う。
ミスがあったとしても、認めるわけにはいかない。
警察という組織が常に正しく機能してる
と思えてこそ、人々は、心穏やかに暮らせる。
だから警察に間違いなどあってはならない。
そう 北山さんは言っていた。」

「やっぱり芝居じゃなかったんですね。」

「会見の時の涙。」

「君は 本当に性善説の元に
生きてるんだなぁ。
他人の涙を信用できるなんて。
あいにく 我々の世界は
性悪説で成り立っているんだよ。
人を見たら、犯罪者と思え・・・だ。
Aiが有用なシステムだと分ったら
警察で独自に取り入れる。
君たち医療と手を組む事は・・・
決してない」
田口の肩をポンと叩いて立ち去った。

会議室では、笹井が島津に立ってくださいと言った。
島津が立ち上がると、
「申し訳ありませんでした。
松崎行雄さんのDNA勘鑑定をしたのは
私の父です。」

「ああ、知ってた。
20年前は科学はウソをつかないって
思いこんでた。でも今なら分る。
当時の鑑定が どれほど曖昧なあものだったか。」

「父は、その曖昧さも全て警察に
伝えてた。」

「それでも都合のいいところだけ採用して
強引な捜査をする。それが警察だろ?
あんたのオヤジさんも、うまく利用されたんだよ。」

「だとしても、冤罪を生み出す原因の1つを
作った事には、間違いない。
だから、」

「アンタに謝ってもらってもなぁ」

「もう会ったの、お父さんに」

「会えるわけないだろう。
無罪判決が出て、一番許せないのは、北山でも、
あんたの親でもない。この俺だ。」
拘置所で、父に、養子に出る承諾のサインをしろと迫ったのは、自分だった。

「一番に信じてやるべきたった一人の
家族だったのに。
俺は、自分の身を守るために父親を捨てたんだ。
会いになんか行けるわけないだろう。」

「私も父を責めた。
何で冤罪を生み出す様な鑑定をしたのか。
でも、毎日解剖をするようになって分かった。
ミスのない人間なんていない。
いつか謝ろうと思って・・・
でもその前に父に死なれました。
一言ごめんねって・・・
そう言うだけで良かったのに、
そんな簡単なことがどうしてい言えなかったのだろう。
でも・・・あなたはまだ会える。
会って幾らでも話ができる。
お父さんが今、一番会いたいのは、他の誰でもない。
島津先生、・・・あなただと思います。」

そう言って、会釈して部屋から出た。
階段の踊り場で、とても疲れた顔をして、外を眺めていた。須賀が、部屋から出て、見かけたが、そっと下を通った。

白鳥と、田口が廊下を戻ってきた。
「アイツのやった事は許される事なのかな?」

「分りません。でも島津先生が、
Aiセンターにとって欠かせない人だって事は分るんです。
Aⅰが大事な事だって事も。
僕救命で傷の具合見てもらってきますね」と曲がりかけると白鳥が、

「あ、そうだ、言うの忘れてた。
ごめんねグッチー」

「え?」

「いや、ごめんねって言ったんだけど!
あ、宇佐美に撃たれたのは
まあ、僕のせいかな・・・うん。
あの状況で そこそこ不用意に
声をかけてしまって。
まあ。今回に限り、僕が悪かった。」

「らしくないなぁ。」

「え?」

「白鳥さんがそんなちっちゃいことで謝るなんて」
笑って、すたすたと移動した。

いつものバーで、
「嬉しいよ、電話貰えて」(斑鳩)

「それなりのプロになったつもりでいた。
毎日解剖して死因究明なら
その辺の法医学者には負けないつもりだった。」

「俺もそう思ってるよ。」

「なのに・・・、白鳥さんに完敗した。
結局私は、北山さんの死の真相を
何一つ気付けなかった。」

「MRIの中での事だ。
特殊なケースだよ。仕方ないだろう。」

「自分に言い訳して、納得できるなんて
アマチュアだけよ。」
斑鳩は、テーブルの上の笹井の手を優しく握った。

「イヤになったのかこの仕事が?」

「死因究明の仕事をもう誰にも
犯されたくないの。Aiにも警察にも。」

「スミレ」

「二度と警察に隙を見せない。
あなたにも」

「あれは会見・・」

「あなた、本当はどこまで知ってたの?
北山さんたちの計画。
島津先生が松崎さんの息子だってこと。
どこまで、いつから、知ってたの?
嫌な仕事ね。恋人にも言えない事が
多過ぎる。」
立ち上がって、「さよなら」そう言って笹井は立ち去った。

松崎さんの釈放を祝う会が開かれていた。

行雄は、支援者に、これからもよろしくと頭を下げていたが、視線が、止まった。
そして叫んだ。
「吾郎!」島津は、前に進んだ。
もう泣いている松崎に

「ごめん!父さん」と言った

「ありがとう。来てくれただけで、十分だ。」
2人は、何も言わず、泣いた。

ガラス越しに、中を窺う姿があった。宇佐美だった。
公衆電話で、斑鳩にかけた。
名乗る前に、「宇佐美か?」と聞いた。
「もう全て終わった、帰ってこい。
今まで通りの身分を保障できないが、
俺が出来る限りの事はする。心配するな」

「何言ってるんですか。
終わってなんかいませんよ。
何にも。
松崎が真犯人じゃないなら
いったい誰が20年前の女子高生を
殺したって言うんですか?」

「その言葉を聞いて安心したよ。
お前の言う通り、終わってなんかいない。
俺たちは、北山さんの遺志を引き継ぐべきだ。
そうだろう宇佐美。」

答えず宇佐美は、がちゃんと受話器を置いた。

その夜、河原を帰る女子高生が襲われた・・・

かなりしつこく、警察が、介入しています。
色々な資料を元に、市民生活を侵されると、太刀打ちできる術はありません。
恐ろしいことです。

*****
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