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2011/07/05

《マルモのおきて》☆最終話

『おきてを守ったからずっと楽しかったよ。マルモありがとう、そしてさようなら」』(あらすじ)

(阿部サダヲ)は薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)、そしてムックに温泉旅行を提案する。急な提案に理由を聞かれた護は焦るが、ムックが「大人には息抜きが必要」と助け舟を出した。そんな折、護はあゆみ(鶴田真由)と喫茶店で待ち合わせをし、亡くなった薫たちの父親である笹倉があゆみに宛てた手紙を、読んだことを明かす。そのころ、薫と友樹は温泉旅行の思い出を再現するように、ムックを空のおけに入れて温泉ごっこに夢中になっていた。自宅へ戻った護とあゆみは、そんな二人に大事な話があると切り出す。

cast

高木 護(38 - 阿部サダヲ
笹倉 薫(6 - 芦田愛菜
笹倉 友樹(6 - 鈴木福
畑中 陽介(50 - 世良公則
畑中 彩(25 - 比嘉愛未
鮫島 勇三(55 - 伊武雅刀
牧村 かな(30 - 滝沢沙織
真島 孝則(25 - 小柳友

いつも寝ボスケの双子を起こし、あわただしい中で、学校へ送りだした。
ずっと引っかかっているのは、笹倉の残した手紙。
とっくに笹倉は、あゆみさんを許していた という事実。
会社に行っても、仕事に身が入らず、苦情処理室の皆を心配させるマルモ。
開発部から、また声がかかった。こっちに戻ってまた好き勝手ればと言われた。

マルモは、あの手紙以来、気持ちは、あゆみに、双子を返すときめていたが、未練があった。そこで生まれて初めての家族温泉旅行を計画した。
ムックも、「大人には息抜きが必要なんだよ」と言ってくれて、決まった。

クジラのオヤジにも、温泉旅行に行ってから、母親に双子を返すことにしたと話した。
彩は、急に言われて2人は受け入れられないに違いないと言われた。
オヤジからも、2人の気持ちが大切だぞと言い含められた。

さて修善寺へ着いた一家は、ハイテンションのまま、過ごします。
双子は、生き造りの刺身を見て「むごい!」と絶句。
ドッグフードだけのムックは、怒って、刺身を食べてしまった。

双子と、マルモが、枕投げをしてハーハーしているのに、ムックは、廊下に出てそっぽ向いていた。3人は、ムックを囲んで正座した。
「ムックさん、何で怒ってるんですか?」

「ずっと暇だし、 ドッグフードだし」

「すいません」3人は最敬礼。

「もう、いい、寝る」と、すねてキャリーバッグに入ってしまった。

夜中に、ぼーっと明るい所に、動く者を感じて双子はマルモをゆすって起こした。
確かに何かが動いていた。障子を開けると、ポテトチップの袋に頭を突っこんで、抜けなくなったムックが背中に友輝のTシャツをかけたまま、またキャリーバッグの中に入った。
3人の叫び声に提灯を持った番頭さんがそっと入ってきて、また一波乱!
ここには、幽霊は出ませんと言って消えた。他では出るsign02

翌日神社でお参り。
薫は「また来年も、みんなで温泉に入れますように」
「またお刺身が食べられますように」(友樹)
「2人がずっと元気でいますように」(マルモ)

そして短い温泉旅行から帰宅した。
部屋に戻って、出掛ける前から干しっぱなしになっている双子の洗濯物を取りこみながら、穴のあいた友樹の靴下を見て、もう買ってやらねえと言ったり、食器を洗いながら、双子のお箸を握りしめるマルモだった。

あゆみを呼び出して、早速笹倉の手紙を読ませた。
途中から涙をこぼし始めたあゆみ。

・・・・もう一度、戻ってきて、薫と友樹の側に居てやってもらえませんか?

「それを読んで、薫と友樹をあゆみに返そうと決めました。
それが笹倉の気持ちなら
薫と友樹は、あゆみさんと暮らすべきだと思います。
本当は、正直な気持ちは、俺がずっと
2人を見守っていたいです。そのつもりで2人を引き取って
一緒に生活して。それがいいと思ってたんで。
でも俺、もう、返すって決めました。」

「いいんですか?」

「あゆみさん。その手紙は
笹倉が大事に持ってたんです。
ずっと捨てずに。
その思いを知った以上、返すしかありません。
薫と友樹は歩さんと暮らすべきです。」

帰りの遅いマルモを待って、双子は、ムック相手に温泉ごっこ。
たらいにムックを入れ、頭にタオルを乗せて、
「ムックさん、お湯加減は いかがですか?」

「お背中流しましょうか?」

「この遊び やめない?
もう飽きた」ムックに飽きられた。

マルモは、あゆみを連れて帰宅。
遊びに来たの?と歓迎する双子を座らせ、マルモは、大事な話があると言った。

出したのは、ママの写真。
「それはお前たちのママの写真だ。」

「やっぱり似てる。おばちゃんに似てるんだよね」
となりに座ったムックもじっとあゆみを見上げていた。

「そのことなんだけどな 薫。
俺 うそついてたんだ。」「ん?」

「本当は薫の言う通り このおばちゃんが
このあゆみさんが お前たちのママなんだ。」

「え?でもおばちゃん違うよって「

「ママは死んだってパパも言ってたよ。」

「それも嘘なんだ。」

「じゃ、おばちゃんは、ずっとどこにいたの?」

「ママね、2人の前から逃げ出しちゃったの。」

「どうして?
薫たちが悪い子だったから?」

「ううん、
ママがダメなママだから。
2人の前から逃げてずっと隠れてたの。」

「僕ママがいないのずっと寂しかったよ。」

「何で会いに来てくれなかったの?
パパが死んじゃた時も
何で会いに来てくれなかったの?」

「あのな、あゆみさんは。」

「薫たちを捨てたんでしょう?
だから隠してたんだ。ウソツキ!」

「ちょっ 薫 友樹
ちょっ 待ておい。」
「マルモのうそつき」

双子はそう叫びながら部屋から駆け足で出て行ってしまった。

クジラから彩が「どうしたんですか?」と顔を出した。
「2人に話したんです、ホントの事」マルモがそう答えた。

「だから言ったのに、2人の気持ちが大切だって
私が行きます」そう言って追いかけてくれた。
マルモも、あゆみも、為す術がなかった。

戻ったマルモは、あゆみに
「今アイツラ混乱してますけど、
俺がちゃんと言い聞かせますから。
絶対 ちゃんと分ってくれますから。」

「やっぱり許される事じゃないんです。
それはわかってます」

「いや」

「でもちゃんといえてよかった。
ちゃんと謝れてよかったです。
護さん、 ありがとうございました。」

「いえ、大丈夫です。
ちゃんと言って聞かせますから」

河原まで追いかけた彩は、階段に座り、うなだれている2人を見つけた。

「何してんの?」

「うん、おばちゃんはおばちゃんじゃなくて
本当はママだったんだって。」

「びっくりしたね。」「うん」

「ねえ、彩ちゃん。」「なに?」

「おばちゃんは、何で薫と友樹のこと捨てたのかな?
薫たちの事が嫌いだったのかな?」

「嫌いだったらまた会いになんて来ないよ。
捨てたわけじゃないと思う。」

「でも みんなウソついて隠してたんだよ。
マルモもウソついてたんだよ。
好きだったらウソ付かないでしょ。
ウソは悪いことだもん。」

「うん、ウソは悪いことだね
私もそう思う。でもみんなは
2人の事が好きでガンバって
ウソをついていたんだと思うよ
。」

「頑張ってウソをつくなんて変」

「もしバレたら、2人に嫌われちゃうかもしれないでしょ?
それでも2人のために一生懸命頑張ってウソをついたんだ。
大好きな人にウソをつくんだもん、
何か特別な理由があったんだよ。
ウソが分ってみんなのこと嫌いになっちゃった
?」

ウウンと2人で首を振った。

「そう よかった。
もう帰ろ マルモさん 心配してたよ。」

「うん・・・」

そっとただいまとおとなしげに戻る2人。

マルモとは目を合わさずに、奥へ引きこもった。
彩があゆみさんは?と聞き、さっき帰りましたとマルモが応えた。
「2人とも落ち着いてはいるんですけど 
ちょっと まだ混乱してるみたいで」という彩。

「ホントにすいませんでした。
助かりました」

「あのやっぱり返さなきゃいけないんですね?
高木さんが一番つらいっていうのは分ってるんですけど、
それでも私寂しいです。
3人と一緒に過ごす時間好きだったし
家族っていいなって 高木さんたちを見て思いました。」

夜クジラで、オヤジを相手に飲むマルモ。
「アイツラ受け入れてくれますかね。」

「おまえどうなんだ?
おまえの方こそ、受け入れられんのか?」

「俺 あゆみさんが現れた時
ホントはどっかで思ってたんすよね
2人を返した方がいいって。
だって母親だもん。」

「そうか」

「俺、本当はあいつらと離れたくないです。
ずっと一緒に居たいです。
アーあ、手紙なんか読まにゃ良かったな。
・・・あの手紙読んじゃったらさびしいけど、
返さないわけにはいかないですよ。納得するしかないですよ」

「さびしいよな、
赤の他人から家族になったんだからな。
でもおまえよくやったよ、大したもんだ」

学校帰りの双子。
公園で、ママと言いながら滑り台からすべる子が、下で転ぶとママが、駆け寄った。
それを見ていると、この間の、薫の出来事、車に水をかけられた時を思い出した。
ママが慌てて拭いてくれて、大丈夫?と声をかけていた。

「お姉ちゃんどうしたの?」

「友樹、おばちゃんがママって分ってどう思う?

「分かんない
びっくりして分んなくなっちゃった。
お姉ちゃんは?」

「うん、分かんない」

そう言いながら帰宅し、薫は、マルモから貰った、写真を張った宝箱を開けて見ていた。
そこにマルモが戻った。そのまま、「おきて」書くぞと言った。

『はなればなれでも家族』

「マルモどうしてそんなこと書くの?
離れ離れになるの?」

「ケンカしたから?」

「マルモ、ウソつきって言ってごめんなさい
もう言わないことにする。」

2人に抱きつかれて離れたくない だから一緒に居ると言われても
さみしいのは今のうちだ、すぐに忘れる、薫はすぐにギャルになる、こんな汚い狭い所は嫌だと思う様になるそうなる前に出るんだ。

「俺はきめた」

「でも薫も友樹も、住む所が無いもん。
マルモがいないと。だから一緒に居ようよ。」

「マルモがごはん作ってくれないとお腹空いちゃう。
だから」
「お前らにはママがいる。
おまえらはママと暮らすんだよ。」

「ママ?」

「うん。
おまえらを捨てたんじゃない。
ママは病気だったんだ。
たった1人で病気と闘ってたんだよ
パパは、ママのことを応援しながら
1人でおまえらの面倒 みてた。
死んだってウソついて
ママの病気を隠してたんだ。
でもママの病気は治った。
だからお前らは ママの所に帰るんだ。
それが死んだパパの願いなんだよ」

「そんなのヤダ。」

「泣いてもダメだ。
おまえらはママのところに。」

「ママなんかいなくてもいいもん。
マルモと離れ離れになるんだったら
ママなんていらない!」

「友樹!
ママがおまえらをこと
どんだけ好きだったか分るか?
好きで好きで心が病気になっちゃうくらい
だったんだぞ。
それでも、お前らに会いたくてたった1人で
病気直して元気なママに戻ったんじゃないか。
ママを医らになんて絶対言うな。
家族を要らないなんて絶対言うな。」

「でも 僕 絶対やだやだ。
おきてなんてしらない。」

泣きながら立ち上がった友樹は、今書いたおきてを破いた。
「おいお前おきて 守れないのか。
俺たち家族の大切なおきてだぞ!」

納戸に入った友樹は、泣いた。

マルモは、そのまま河原へ出て行った。
薫はおきてをムックがくわえてきたので、どうしたの?と言いながら受け取った。
ページを繰ると、その時言ったマルモの言葉がよみがえった。
おきてを持って友樹に声をかけた
友樹は、おきてを破ったから、マルモ怒ってるかな?と聞いた。
分んないまだ帰ってこないと言いながら、友樹の横に座った。

「僕 マルモと離れ離れは やだよ。
マルモと一緒がいいもん。
ね、お姉ちゃんもそうだよね。
お姉ちゃんは、離れ離れでもいいの?」

「いやだけど、でも
マルモのおきては絶対なんだよ。
マルモが考えたおきては破っちゃいけないんだよ。
家族のおきてだよ
。」

「でも今日のは間違いだよ。」

マルモのおきては 
今まで一回も間違わなかった。
パパが死んでいなくなっちゃったけど
もうさみしくないでしょ
?」

「うん」

「彩ちゃんとか、オヤジさんとか
学校のお友達とか
みんなと仲良くできたでしょ?」

「うん」

「マルモがおきてを書いてくれたからだよ。
薫はそう思う」

「おきてか。
マルモと離れ離れになったら
もうおきて 書いてもらえないね。」

「うん、書いてもらえない。
でも頑張るんだよ。
最後のおきても ちゃんと守って
マルモに褒めてもらおう」

「うん」

「マルモと元気にバイバイしよう」

「うん」

オイ、アイス買って来たぞと言ったマルモの声は聞こえず、2人がすっかり大人びた話しで、マルモの事を悲しませないように、心配りができる子になっていました。
こんなに抑制ができるなんて、素晴らしい!そう思いながらまた泣いてましたけど。

ムックと一緒に双子の話を聞いてしまったマルモ。
薫たちは、友樹がやぶったおきてをセロテープで貼ってくっつけた。

「あ、でも、もう ママは病気にならないかな?」

「ママはもう病気にはならないよ。」
マルモが、声をかけた。

「ママは離れ離れだった4年間
ずっとお前らのこと思い続けたんだぞ。
誕生日だって、カステラ美味かったろ?」

「うん」

「あんな美味いもん お前らの事が大事じゃなきゃ
作れねえよ。
運動会のときだって お前らのこと
心配そうに じっと見てたんだぞ。
そんなママはもう病気になんかならねえ。
離れ離れだった間、お前らとママは、
ずっと家族だったんだぞ。
俺たちも そうだ。これから離れ離れに
なっても 離れ離れでも家族だ。」

「でも、 家族でも離れ離れは さみしいよ」

「情けねえ事言うなよ。
俺たちは、この短い間だって立派な
家族になれたじゃねえかよ。
寂しがる事なんかねえよ。
俺とお前らは一生家族なんだ。
違うか?薫。
俺たちは家族だよな。」

「うん」

「友樹 ホントのホントの家族なんだよな。」

「うん」

「俺たちたちは家族だ。それは俺たちが
どこに行っても 離れ離れになっても
変わらねえんだ。」

「マルモ!」2人が
飛びついてしがみついた。

だがすぐに友樹がアイスを買ってきたの?と感づいた。
もうとろとろに溶けていたが、3人の家族にとっては格別のアイスだった。
ムックは、じっと成り行きを聞いていた。

マルモは、会社にお土産を届けたが、部署の電気は真っ暗だった。
みんな薄情だなと言いながら中に入り、電気をつけると全員集合だった。
移動を祝しての送別会を早めにサプライズで開いてくれた。

真島が音頭を取ってくれて乾杯となった。
そこで、まるもは、まだ正式に辞令も出ていないしと水を差した。
一言と言われて、

「え~と。みんな、皆さんありがとう。
ホントにありがとう。
短い間でしたが、楽しかったです。
初めての事ばっかりで。
オバはんに嫌味言われたり 必死で謝ったり
文句言われるのが 仕事だなんて
なかなか慣れなくて。
でもここでの経験が 俺にとっては結構
でかかったりして。
鉛筆1本 ノート1冊とっても使う人には
真剣な思い入れがあって。
そういうことに気付いたっていうか・・・」

周りを見渡し、本当に気付いたマルモ!

「またぼーっとして変に気 使わないでくださいよ」真島にせっつかれた。

「いやそうじゃないんだ。
俺、移動の話が来てから、何かずっともやもやしていて
それが何なのか、今やっとわかった。
俺 開発部に行くの辞めるわ。」

「え?開発部 行かないんですか?」

「うんここに残る。」

「ちょっとどうして?」

「俺ここに来て変われたってこと、今思いだしたんです。
イヤやっと分りました。
相談室に居れば、独りよがりじゃない発想で
開発の手伝いができる気がする。
うん。それが俺の仕事です。」

「ホントにいいの?」

「いいんです。」

「未練ないですか?」「全然ない」

「高木さんらしいですね。ほっとしました」

「良かった。」

これからもよろしくということで、乾杯となった。
上司鮫島に、お客様相談室って結構面白いでしょと言われた。
面白いし 感謝してますと答えた。
お互い様だよ。君のような男が相談室に居てくれるんだ。
私たちも心強いよ。ウチもまだまだ変われるね。
また宜しく。

クジラで、双子の送別会のつもりで、オヤジが頑張ってくれた。
クジライスもいつもより気合が入って豪華だった。
そのままオヤジと飲みながら話すと、彩が、嫁に行った時の話しになった。
いつもと同じに風呂入っておやすみっつって翌朝、嫁に行ってしまった。
だけどちょっぴり胸を張れるものがあった。
誰かもう一度、彩を嫁に貰ってくれないかな?

彩も双子と最後の夜だった。
友樹にマルモをよろしくと頼まれた。
1人だとダメダメだからと。

ムックにもマルモの事を頼んだ。眠れないの?大丈夫、おきてがあればと言った。
2人が寝静まると、マルモは、アルバムを整理し始めた。

朝、双子は、いつまでもご飯を食べていた。だが、マルモに促されて、やっと腰を上げた。
バスの停留所で、待ち合わせた。
時間になると、バスはすぐに来る。
マルモは、ケンカしないで仲良くな。
あと、もういいか、まあ元気でいろ。

バスが来た。
お前らもなと、言いながら別れた。

あ、そうだと、薫医は、友樹のリュックを開けた。
中からピンクのボールを取りだした。
「これ上げる」

「きったねえな、いらねえよ。」
そうマルモは言ったが、バスに乗る2人に、おきては袋に入れたぞと言った。
空いている窓で、薫と、友樹は、ワンワン、泣いた。
マルモもうしろ髪ひかれる思いだった。だが、手の持ったボールをみると、

   ともき
ずっとだいすき
ずっとかぞく
   かおる

とあった。泣くマルモ。
河原の道を、振ったりの事を思い出しながら、寂しい気持ちで戻った。

薫と友樹は、目の前のチョコレートパフェを食べながら、あゆみに声をかけた。
友樹は「おばちゃん」と言ってしまって、歩に呼びやすいのでいいと促されると、
「ままとよびたい。ママって呼んでいいですか?」

「ママは死んでなかったんだね。
病気大変だった?」

「マルモが言ってた。
ママは1人で病気と闘ってたんだって。
ママ1人で頑張ってたんでしょ?」「そうね」

「ママ一緒に戦えなくってごめんね。
薫も友樹もママが1人なの知らなかったから。」

「今度また病気になっても僕が一緒に闘ってあげる。」

「薫も。
ママ知ってる?家族は何より大事なんだよ。」

「マルモが教えてくれたの」

「ねえママ、生きててくれてありがとう」

「ありがとう」

ママは泣いた。

「あっ、そうだ」

「何?」

「あ、僕、マルモにありがとうって言うの
忘れた。」

「ホントだ、忘れちゃった。
おきてノートも 貰ったのに。」

「なあに?それ」

「マルモが決めたおきてが書いてあるの。」

「みんなで仲良く暮らす為の約束なんだよ」

「起きてで約束するの。
全部マルモが決めたんだよ。」

「マルモエバりん坊だからね。」

「ちゃんと守らないとダメなの。
でも、おきてを守ってたから
毎日毎日 ホントに楽しかったよ。」

「全部マルモの言う通り、仲良しだった。」

「ママ」

「なあに?」

「マルモはね、 すぐに怒ったり
威張ったりするけどホントは、寂しがりなんだよ。」

「泣き虫なの。」

「またマルモに会えるかな?」

「ありがとうって言えるかな?」

あゆみは、友樹が破いた
「離れ離れでも家族」を開いていた。

マルモはムックと帰宅。
部屋がやけに広々としているのに気がついた。
双子に貰ったボールを、笹倉に貰ったのと並べて置いた。
「ホントに行っちゃったんだな」

「護 ありがとうな。」

「おう。・・護?護っておまえ・・・
お前もしかして笹倉か?」

ムックの体がさらに神々しくなった。
「お前笹倉だろう?」

「ワン」喋らなくなったムック。
一人ぼっちになっちまったと泣いていると、ドアが急に開いた。
慌てて、涙をぬぐうマルモに彩が、2人が下に忘れて行ったものとけんだまとゲームを持ってきて、一緒に送ってもらおうと持ってきた。

「行っちゃいましたね。」

「うん、こんなに静かなKと久しぶりだから
なんか落ち着かないよね」

「あ、これまでは2人がいたけど、もうこうやって
勝手に入るのも変ですね。」

「いや俺は、平気だけども」

「2人がいないと、顔を合わせる事も
減っちゃいますかね。」

「いやいや それはどうだろう」
どうなんだろう?
あっ、 その 2人の忘れもの
預かっときます。」

言われて、渡したつもりが床へ落ちた。
ごめんなさいと撮ろうとすると、マルモの手が彩の手の上に・・・

「マルモ!ただいまsign03

双子が戻ってきた。驚く2人!

「おかえり。
ていうか、お前ら何してんの?」

「マルモが泣いてたら可哀そうだから帰って来たの」

「マルモと彩ちゃん何してんの?」

「え?ん? 何って君 これは。」

「ちょっとお話ししてたの世間話」

「そうだよ、ああ、あの世間に関して
意見を交換してたんだよね。
うん、それがいわゆる世間話です、ええ。」

「いや、あれ?あゆみさんは。
あゆみさん どうした?」

「下に居るよ」階段を急いでおりマルモと彩。

「あゆみさん、すみません、アイツラちゃんと言って
聞かせたのに。ちゃんとあゆみさんの元へ返しますから。」

「いいんです。私が連れてきたんですから。」

「え?」

「あの子たちを置いて家を出てから今日までの
4年間、ずっと私心の中で謝り続けてきたんです。
2人を引き取ることになっても許してもらえないだろって
罪を償うつもりで 大切に育てようと思ってたのに
それがあの子たち 『生きててくれてありがとう』って
言ってくれたんです。『ありがとう』って。
それで焦ってた気持ちが楽になりました。
護さん。本当にありがとうございました。」

「あ、いや俺は何も。」

「あの子たちを、あんなふうに育ててくれたのは
純一郎だけでなく護さんだと思います。
これを読んでそう思いました」

おきてを出してそう言った。

「だから、もう少しだけ、あの子たちのこと
よろしくお願いします」

「いいんですか?」

「『離れ離れでも家族』なんですよね。」

「はい」

「離れていても家族なら私はゆっくり
少しずつ母親に戻ります。」

「ま、これからはいつでも会えるんだ。
焦ることはないですよ。」

「オヤジさん、お腹すいた」友樹が降りるなり言った。
「じゃあ、なんか作ってやるか」
「ママの分もね。」薫が付け加えた。

「え?ママの分も?」

「家族みんなで食べるの。
マルモもママも家族でしょ?」

「おねえちゃん、オヤジさんと彩ちゃんは?」

「オヤジさんと彩ちゃんも家族でしょ。」

「みんな家族だ。
なんか楽しいね。和むね」

「和む~」

「よし薫、友樹。お手伝いだ」

「あ、ねえママ、ママもカステラ作ってよ。」

「グリとグラのカステラ」

「こっちどうぞ」オヤジに促されて、厨房へ。

幸せを引きずって、ゆっくり目覚めたマルモ。
時計を見て驚いた!
目覚ましが鳴ってから1時間もたっていた。
「やべえ、薫、友樹 起きろ!遅刻するぞ!」

友樹はそれでもしっかりご飯を食べていた。
出がけに、薫が、ムック最近変だと言いだした。
全然喋らないと友樹まで。
何かあったのかな?薫が心配していた。
マルモは、笹倉の降臨かと思っていたが、

「遅刻するぞ」ムックに言われて、薫もしゃべるじゃん!

「何泣いてんだよ、マルモ!」

「え~!?」

誰も悲しまないラストでした。
双子に、かき回され長も、成長したマルモ。
見守るムック。さらに外側は、クジラ父娘。
会社も温かくて、しっかりマルモの言動に集中できて、毎回泣かされました。

*****
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