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2011/06/30

《グッドライフ》★最終話

『ありがとう、パパ』(あらすじ)

大地(反町隆史)は海の見えるホスピスに転院し、静かに最期の時間を過ごす。訪ねて来た七海(栄倉奈々)にも「息子が本当のことを知る日が来たら渡してほしい」と羽雲(加部亜門)への手紙を託して別れを告げ、一人で最期を迎える覚悟を決めていた。一方、大地の行方を捜す華織(井川遥)は、大地のマンションから持ち帰った郵便物を調べていた。華織はそこで、大地の遺影のような写真を見つけ、胸騒ぎを覚えて七海の元を訪ねる。そのころ、ホスピスに円山(伊原剛志)がやって来る。円山は、羽雲に会わないまま最期を迎えようとする大地に疑問を投げ掛け、諭すように話し始める。

cast

反町隆史
榮倉奈々
井川遥
伊原剛志
鹿賀丈史

羽雲は、パパからプレゼントの靴を大事に履いていた。

<パパはバカです。
 威張りん坊で怒りん坊です。
 ウソつきです。

 パパはバカです。
 だから パパのことなんて
 すぐに忘れてしまうのです。>

そう言いながら、羽雲は、寂しかった。

雪村教授に、佳織は、フランス行きを、断りに行った。
羽雲がもう父親に一緒に暮らせないと言われて、教授は、わざわざ、現れた大地の言った言葉を思い出していた。
羽雲の気持ちを考えると、今は行くべきではないと思ってと華織は理由を言った。

羽雲の定期検査に付き添った華織は、留守電にかけると、弁護士からの呼び出しだった。待合室で待つ羽雲に円山医師は、声をかけた。川にすむ魚という本を読んでいた羽雲。トゲウオのパパは、子供が大きくなるまで育ててどこかへいなくなっっちゃうんだって、変な魚だね。そうわっくんは言った。自分に置き換えているようだった。

弁護士は、親権変更の依頼を受けたと話した。それから息子さんの養育費に使ってほしいと預金通帳印鑑を渡された。華織は、そこで何か変だと感じた。

朝刊を調べる羽雲。署名記事は、大地の物が何もなかった。
宝者入れの箱を開けると、パパが使った石蹴りの平べったい石を握り締め、河川敷に出た羽雲。そこでは、違う子が、パパに教えてもらっていた。
そのまま、唇を堅くつむって、一緒に住んでいたマンションへ向かった。
華織が帰宅すると、羽雲がいなかった。

羽雲が部屋に着くと、ドアノブに袋がぶら下がっていた。
持っていた鍵で開けると、中は、人の気配が無く、家具も全く無くなっていた。
ここで初めて羽雲は、自分が捨てられたと感じた。
立っていられなかった。しゃがみこみ、パパ石も下へ落とした。
何も考えられなかった。

「うそつき!
石蹴りするって言ったのに。
目玉家き載っけカレー また一緒に作るって言ったのに。
パパ 絶対ウソつかないって、男同士の約束だって・・・
うそつき!
パパのバカ~!パパのバカ!パパのバカ!・・・」
床を叩いた。そこへ華織が探してきた。

「ふれあいライフケアセンター」(ホスピス)に七海が来た。
大地に、わっくんしんぶんのコピーを届けた。
またお節介でしたか?と聞くと、慣れてますからと言って、すぐに返した。

「いつか息子が、本当の事を知る日が来たら
これを渡してもらえませんか。」

有無を言わさぬ、大地の迫力に負けて受け取った。

また来ますと言う七海に

「いい人生を送ってください。
あなたの笑顔にはずいぶん励まされました。
最期にお会いできて・・・よかったです」

華織は、羽雲を寝かしてから、大地の元の職場に電話した。だがもう退職した後だった。持ち帰ったぶら下がっていた袋の中身を点検した。
すると、静岡のふたば写真館からの封書があった。
中身は、羽雲と一緒のカラー写真と、モノクロの大地だけの顔写真があった。不吉な感じだった。

病院の入院用待合室で、七海が沈んでいた。
円山医師が声をかけると、大地にいい人生を送ってくれと言われたが、
いい人生ってなんでしょうか?ときいた。

病院のベンチ。最後に大地を見たベンチに腰掛けた華織。それを見つけたのは七海だった。大地の行方が分からないと言う華織。七海は困った。

大地の所に、円山が顔を出した。
「こんちわ!そろそろ話し相手が
ほしいんじゃないかと思いまして。」

「そうですね、友達が いないもんで。」

「あ、気が合いますね。
僕も友達いないんですよ。
だから休みも、持て余してしまう。
(ベンチに座り)
わっくん、先日の検査でも
問題はありませんでした。
すこぶる元気です。」

「そうですか。」

「体の方はね。でも、心の方はちょっと心配です。
お父さんの事を今でも捜してるんじゃないでしょうか」

「もう、終わった事です。
私が父親としてアイツにしてやれる事はもう何もありません。」

「本当にそうでしょうか?
子供たちが一番いい顔をするときって
どんな時だと思います?

七海に、
「これあの人のマンションに届いてたんです。
この写真、まるで・・・
何か御存じの事があったら、教えて
頂けないでしょうか?
羽雲が、羽雲が父親に会いたがってるんです。」

「私は何も・・・
お役に立てず申し訳ありません」

そうですよねと言いながら、華織は戻って行った。
七海は、言えないもどかしさを感じながらもずーっと華織のうしろ姿を見ていたが

「澤本さん!」声をかけてしまった。
戻る華織。追いかける七海。
バッグから、大地から預かった封筒を出し、
「いつかわっくんがホントの事を知る日が
来たら渡して欲しいいいって。
でもやっぱり、いつかじゃ行けないんと思うんです。
わっくんの気持ちを パパが大好きって気持ちを
迷子にしてほしくないから。」

「あの人どこにいるんですか?」

「子供たちが一番いい顔するのは、
自分のしたことで、大好きな人から
心の底から喜んでもらえた時
そんな笑顔を見た時、そんな時に
子供ってホントにいい顔するんですよ。
澤本さん。
上げるばかりが愛情じゃないと思うんです。
息子さんの気持ちを きちんともらってあげることも
お父さんとしての大事な役目だと思いませんか?」

大地は、すっと円山医師の顔を見た。

夕陽が見える時間に、窓から海に、肩車した親子がはしゃいでいた。
それを大地がぼーっと見ていると、ノックが聞こえた。
華織がきた。
「あなたって人は、いっつもそうやって
いつも1人で何でも勝手に決めちゃって
相手の気持ちなんて お構い無しで
かっこつけないでよ。
今頃知ったって、もう何もしてあげられないじゃない。」

「お前の・・・
どこに惚れてたと思う?
笑顔だ。
俺は・・・家族ってものを分っていなかった。
一度作ってしまえば、勝手に続くものだと
思ってた。
お前は良く笑ってた。出会ったころの俺は、
お前の笑顔を見たくて必死に柄にもない
冗談考えて、・・
結婚してからは、いつの間にかお前を
笑わせる事なんて忘れて
あの時 お前が出て行かなかったら
俺は 誰の気持ちも分らない、誰の声も聞けず
そのまま1人で死んでいったろう。
感謝している。
父親になる時間をくれたから。
泣くな。最後くらい笑ってくれ。
ありがとう。」手を握り合った。

「羽雲には知らせないでくれ。
アイツにはこんな姿見せたくない」

マンションに戻り、寝入った羽雲を見ていたが、見かけない段ボールの箱がおいてあった。中を見ると、全部、大地が買ったものが入っていた。

そこへドアホンが鳴った。雪村教授が話しに来た。

外へ出て聞くと
「これは彼が自分で決めた幕引きなのかもしれない。
尊重するべきなのかもしれない。
でも今日は、余計なお節介をしたくてきました。
先日澤本さんが私を訪ねてきました。
あなたとわっくんをこれからも見守ってほしいと。
でも残念ながら、それは私の役目じゃない。
わっくんの父親は彼しかいません。
わっくんの母親は あなたしかいません。
君たち3人は、ちゃんと向き合うべきだ。
私はそう思います。」

「羽雲は、・・・大丈夫でしょうか?
本当の事を知っても 受け止められるんでしょうか?」

「自信を持ちなさい。君がいるでしょう。
わっくんに何があってもあなたが一緒に受けとめてあげればいい。
君はわっくんの母親なんだから。」

「はい」

戻りかけた雪村に頭を下げると、
「お礼を言うのは私の方です。」

息子を亡くして厭世的になっていた教授を、お節介が焼けるほどの人とのかかわりを持てるようになったのは、良い人生を送っている事でしょう。

早朝、お早うと言ってきた羽雲に、大事なお話しがあるのと、華織は功言って、パパからの手紙を渡した。もっと大きくなってから渡して欲しいとパパは言ったけど、ママは、わっくんは今、本当の事を知らなきゃいけにと思うの。

「本当のこと?」

「パパね病気になっちゃったの。とても重い病気でね。
もしかしたら、もうすぐ天国に行かなきゃいけないかも
しれないの。」

「わっくんが病気治ったから?
わっくんが病気治ったから パパ病気になっちゃったの?
パパわっくんの代わりに病気になっちゃったの?」

「違う!、誰のせいでもないよ」

「だってパパ、わっくんのこと嫌いって」

「パパがそんなウソ付いたのは、
わっくんに病気で辛いとこを見せたくなかったからだよ。
パパはさ、貰うのがとてもへたっぴな人だから。
助けて貰うのも、してもらうのも 側に居てもらうのも、
だからわっくんに病気のこと言えなかったんだよね。
だからパパ、わっくんと離れることにしたの。
そういうやり方しかできない人だから。
おバカなパパだね。
ホントはわっくんのこと大好きなくせにね」

「パパどこに居るの?」

机に座って、羽雲は、封筒の口を切った。
そして中身を広げて、読みだした。

「羽雲
元気にしてるか?
大きくなったか?
ちゃんと母さんの手伝いをしてるか?
学校は楽しいか?友達と仲良く遊んでるか?
羽雲 父さんは、お前が生まれた日を
ハッキリ覚えてる。とても空気が寸だ3月の朝。
よく晴れた日。父さんの指を お前は小さな手で
しっかりと握った。
はじめましてとでも言うように。その瞬間
お前の名前が浮かんだんだ。「羽雲」
羽が生えたみたいに空を進む雲。
両親が亡くなって、父さん窮屈な暮らしをしていたから
お前にはのびやかに自由に行きと欲しいと願った。
お前は父さんに沢山の物をくれた。
お前と話をする事が、お前とふざけた事が、
お前と飯を食う事がただただ幸せだということ。
全部お前が教えてくれたんだ、
お前が生きていてくれる一日一日が、
ただ奇跡だと言うこと。
ごめんな羽雲、あんな別れ方しかできくて。
父さんの願いは一つだ。
父さんのいない世界っでも、強く生きてくれ
大切な人をちゃんと守れる男になってくれ
お前ならいつかきっと叶えてくれると父さんは思ってる
ありがとう羽雲 父さんの息子でいてくれて」

羽雲は、段ボールから大事な靴を出し、履いた。
バスで、海まで行った。停留所についてドアが開くと、羽雲は走った。
パパからの手紙を握りしめて。

海岸に車イスで出ていた大地に駆け寄った。

「パパ。
グリンピース。
シチューの上に載ってた。
わっくん、目をつぶってえい!って食べられたよ。
体育でかけっこしたの、わっくんびりじゃなかったよ。
3番に入ったよ!パパがくれたスニーカーで。
パパ、わっくんが病気の時言ってくれたでしょ。
ずっと2人って、2人なら怖くもさびしくもないって。
注射の時 見ててくれたでしょ。
苦しい時て繋いでくれたでしょ。
毎日 ベッドのそばで お休みって言ってくれたでしょ。
願い事 かなえてくれた。
石蹴り教えてくれた。一緒に笑ってくれた。
一緒に泣いてくれた。
いつもいつもパパが一緒に居てくれた。
だからわっくん病気やっつけられたんだよ。
だからわっくん強くなったんだよ、
パパ、わっくん強いんだよ。
パパの子供だから。
今度はわっくんがパパとずっとずっと一緒に居てあげる。
今度はわっくんがパパのこと守ってあげる。

だからこっち向いてよパパ。
わっくんだよ。
パパ僕だよ。」

大地が、車イスの車輪に手をかけた。
向きが変わって、羽雲と向きあった。

「パパ、パパ」泣きそうな声を出して羽雲は大地の首にしがみついた。

「さよならなんてしない。」

<パパ、僕のパパはいつまでもパパだけです。
 だからパパ、。パパが生まれたら
 僕もきっとまたパパの子に生まれるよ。
 パパは本当は泣き虫だから、僕が生まれたら
 また泣いちゃうね。ちょっとだけ寂しいけど
 その時まで ありがとう パパ。
 さようなら>

羽雲が石けりをしていると、その後ろで、パパは眠るように、天に召された。

毎回、泣かされました。

*****
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