《グッドライフ》★06
『パパの悲しいこと』(あらすじ)
華織(井川遥)は韓国から提供された骨髄で移植が成功した事例を知り、来日していた韓国の小児白血病の権威・李教授(チョン・ウソン)を訪ねる。華織は彼との面会を願い出るが、会うことはできなかった。そのころ、羽雲(加部亜門)が肺炎を起こし、危険な状態に陥る。苦しむ羽雲の姿を見守ることしかできない大地(反町隆史)は、無力感にさいなまれていた。一方、諦め切れない華織はホテルの前で待ち続け、その姿に気付いた李教授に声を掛けられる。華織はすがる思いで彼に羽雲の血液検査の結果を渡し、息子の骨髄移植をかなえたいと訴える。
羽雲(わく)の血液中に、白血病細胞が増えてきていると言われた。明らかな再発を意味していた。
<僕のかなしいこと。
セミの声がきこえなくなること。
しょぼんとしているてるてる坊主。
背が縮んだ ちびクレヨン。>
<パパの悲しいことはなんだろう?
パパの一番悲しいことは なんだろう?>
羽雲は、骨髄移植が必要だと言われた。華織も、大地も適合しなかった。
クラスメートが千羽ツルを作ってくれたから、お返しに退院したら、動物園を教室に送ると言って、折り紙で動物を折り始めた。抗がん剤が、効きにくくなり、スパンを詰めているために、寝た切りの生活が続いていた。ドナーが見つかったと言われた、勇んで行っても、HLAは合っていてもDNAがダメで、ただ待つばかりだった。
そんな羽雲を見て、もっと一緒に居てやりたいと、大地は、辞表を提出した。
社から出て行く時、直接の上司、奥田が、走ってきた。
屋上で話す2人。
奥田は、辞めてどうする?と聞いた。
そんなに具合悪いのか?
変わってやりたい、そう思っても何一つ変わってやれないんです。
アイツの苦しみを本当の意味で、分ってやれない、今できるのは、
アイツの側に居てやれるだけですから。
奥田は、知り合いの編集者だと言って、メモを書いて大地に渡してしてくれた。
ちょうどライターを捜しているらしい。
病室でも原稿は書けるだろうと言ってくれた。
華織は、図書館で骨髄移植について調べ出した。すると、韓国の世界的に有名な小児白血病の権威 李信其教授が来日中だった。
面識が無い李教授に面会に華織は走った。日本血液疾患学期学術大会で。特別講演中の教授を捕まえようと、した。
大地が、羽雲のために折り紙を買っていると、病院から羽雲の容体が急変したと連絡が来た。走る大地。病室には、居なくて、ICUに移動していた。肺炎を起こしていた。
外は雨が降ってきた。濡れても、待っている華織。そこへ李教授が傘をさしかけてくれた。受付で、押し問答していたのを見ていた教授は、すでに、韓国と日本の骨髄バンクは提携しているから、ドナーが見つからないのは、難しいことだ。医者は神じゃない、私にお願いされても、息子さんと適合するドナーが見つかるわけではありません。
香織は分ってるんです。何もしてやれない事を。でも・・・・ただ、こうして待っているだけだなんて、と涙ながらに訴えた。息子さんの名前は?
WAKU
羽が生えた雲。のびやかに自由にって あの子の父親がつけました。
「素敵な名前ですね。
なにもしてやれない・・・ホントにそう思いますか?
お母さんが、羽雲君にうしてあげられること
きっとたくさんあるはずです。」
羽雲が気がついた。ゴリおさんに餌をやったかと聞いた。
今日はまだだ。
忘れちゃダメでしょ。パパは餌係なんだから。
ちゃんと毎日餌挙げてね。もし、わっくんが死んじゃっても・・・
昼も夜もずっとお前と一緒に居られる。
<パパが悲しいことは。
パパが一番悲しいことは・・・
僕のために何もできないこと>
華織と連絡が取れたと七海が知らせてきたが、大地は待合室で泣いていた。
華織が来たが、待合室の椅子に背中あわせに座った。
「会ってやってくんねいか。寝顔だけでも見たやってくれ」
「羽雲は、あの子は、私に会いたいのかな・・?」
「お前が作ったウサギの人形を、
アイツはお前が家を出た時から、放そうとしない。」
ベッドサイドに立つと、羽雲がウサギの人形を握りしめたまま、寝ていた。
香織は、涙をこぼしながら、呼びかけた。すると羽雲が気付いた。
羽雲が気に入っていた画家の「絵の本をありがとう」と言った。
丸山医師が、李に電話した。
資料を送るというと、
「羽が生えた雲。いい名前だ。
親の思いは いつでも同じだな。
僕に出来ることがあれば全面的に協力させてもらう。」
<その時はまだ知らなかった。
パパも 僕も知らなかった。
サヨナラの時間が近づいてるってことを。>
頑張る、大地パパ。
病院の中で、耐えているパパが、羽雲と一緒に居られる時間をさらに長くするために退職。大人たちのわだかまりは、とっくに消えているけど、羽雲の命が気になります。
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