《曲げられない女》#03
『母との別れ』(あらすじ)
早紀(菅野美穂)に、新潟で入院中の母親・光(朝加真由美)の容体が急変したという知らせが入る。病院に駆け付けた早紀は医師から、高校教師の光が教壇に立つと言い張って倒れたことと、今度発作が起きれば命が危険だということを聞かされる。目を覚ました光と早紀はもめる。光は辞世の句として「我死すとも、いいとも」というメモを早紀に渡し、教師の仕事に戻ると言って聞かない。翌日、病室で学校に行くと言う光は、早紀の前で再び倒れる。その姿を見た早紀は、光を最後の教壇に立たせてやることを決心。光を病室から連れ出し、教室へ向かう。
CAST
荻原早紀***菅野美穂
藍田光輝***谷原章介
坂本正登***塚本高史
蓮美(長部)璃子***永作博美
荻原 光***朝加真由美
*****
新潟総合病院から電話が入り、早紀は、すっ飛んで行った。
担当医師は、退院は許可しなかったのだがどうしてもと言われて、苦渋の決断だったようだ。
今度発作を起こしたらと紙を渡された。
我死すとも
いいとも
と書かれていた。
正登は、早紀がどこかに消えたと璃子に電話した。で
璃子は、正登に、早紀とよりを戻したいのかと聞くとそうだと答えたと。
光輝は新潟で逮捕された被疑者の受け取りに、璃子は小学校時代のクラス会で新潟にきた。二人ともなんだかんだと言っては早紀が気になるのだ。
母の光は、それでも病院を抜け出そうと試みては、阻止されていた。怒った早紀はまた口をきかなくなっていた。
璃子と光輝は、早紀の家で、光輝が勝手に鍋を作って、3人で変にくつろいでいた。
翌朝、光は早紀に初めて学校へ行きたいんだと頼んだ。
そっと分からないように車椅子を病室に持ち込もうとして、璃子と光輝ニ見つかった。
そんな事だろうと思った、と2人は言った。
学校まで来て、後1歩で教室と言う所で、早紀は母を止めた。死んでもいいと教室へ行きたがる母を見て、
言う事聞けよ、くそばばあ!
私は今まで散々我慢してきたの![]()
許してとかごめんねで済ませるんじゃねえよ![]()
又シャッター開いた![]()
悪気ないんですよ。この後すぐに落ち込みますから![]()
(ほら落ち込んだ)
小さいころから母さんはずっと、私なんかより学校の方が大事だった。
生徒が問題を起こすとどんなに遅くても私を残して飛び出して行った。
私ね、ずっと母さんを怨んでた。
ずっと生徒たちに嫉妬してた、。
何で娘をほっとくンンだ。
何で娘が一番じゃないんだ。
でも母さんが、生徒たちを心に賭けて、生徒たちを心配していた。・・
それでも行くならそんな母親は私には必要ありません。
生徒たちに伝えたい事があるなら私が伝えてくる。
私はあなたの娘です。
やっと自分の心からの言葉が言えました。
教室へ入っても、なかなか母の事が伝えられなかった。汗を拭こうとハンカチを出すとそこから母の辞世の言葉を書いた紙がはらりと落ちた。それを拾い慌てて黒板に書いた。
何を言っているのかさっぱり分からなかったと言いながら、
いいとも→いい友 と書き変えた。
もしかしたらこれは、「私が死んでも、いい友がいれば
大丈夫」って言って言う意味なのかもしれません。
どんな時も、変わらず、必要な時はいつでもそばにいてくれる
そんな友達がいれば、人生はなんとかなるのかもしれません。
恥ずかしいけど、私にはまだそんな友達がいません。
そう言えば昔、母はこんなことも言ってました。
「その人がどんな人間かは、友達を見ればわかる」と。
早紀は、学校から病院まで走った。
医師からもうあまり時間がないと言われた。
話があるそうですと呼ばれたのは璃子と光輝だった。
病室へ入ると母が正座し頭を下げた。
私が死んだら、娘をよろしくお願いします。
俺たちに言われても・・
もうすぐあの子は一人ぼっちになってしまいます。
私の・・・育て方が悪かったせいでひとと付き合うのが
苦手な不器用で分かりにくい人間になってしまいました。
どうか・・・これからもあの子の事 助けてあげてください・・・
そして早くも通夜になった。そんな時だけ正登が現れていた。
母親が死んだのに簡単には乗り越えられないと光輝は言った。
大体今頃アンタは何しに来たんだ。
俺は早紀が心配で
だったら何でもっと早く来ないわけ?
口ではきれいごと言ってるけど、結局自分のために
やってるとしか思えないんだけど。
なぜか早紀のためにケンカし始めた二人。
言ってる事は、光輝の方が正しい・・・
翌朝、早紀は、母に頼まれた焼却処分の書類を燃やしていた。
光輝はこれからどうするのかなと一人で胸が痛かった。
母の10年日記を燃やそうと取りあげると、写真がいまいこぼれた。
早紀の9歳の誕生日。父が持っていたカメラで、両親を撮ったものだった。
ピンボケで、そんな写真をずっと栞代わりに使っていた母。
なんだかんだ言っても早紀が一番だったんだねと璃子に言われた。
親子でも、言葉に出さないと通じません。母はそれをしなかったせいで
とても不器用な女に育ちました。だからこそ母は、璃子と光輝に託し
たんでしょうね。
アトムがコロコロして可愛いです。光輝がご飯をよそっているとジャーに頭を突っ込みご飯だらけになってました。
携帯の「母」にかけて、「もうこの電話は使われていません・・」と確認して消すところで、胸が詰まりました。
*****
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コメント
早紀の母がベッドで土下座するシーンが一番涙だったのですが
携帯を削除できないところも泣かせますね。
心を許す人がいない早紀には母だけが
甘えたり本音も言えるはずでしたが
最後までそれも少なかったようです。
淋しくなりますが
光輝と璃子がいますから~。
きっと早紀の母も安心しているんでは?
投稿: エリ | 2010/01/30 13:08