《JIN-仁ー》★06
『生きてこそ・・・』(あらすじ)
仁(大沢たかお)は洪庵(武田鉄矢)ら蘭方医を敵視する漢方医療の総本山・医学館から呼び出しを受ける。勝(小日向文世)の口利きで護衛役として龍馬(内野聖陽)と恭太郎(小出恵介)を連れて医学館に向かった仁は、奥医師・多紀(相島一之)と対面する。その矢先、同席していた医学館の医師・福田(佐藤二朗)が苦しみ始める。福田の病状を重い胃潰瘍(かいよう)と察した仁は、咲(綾瀬はるか)と佐分利(桐谷健太)を呼んで緊急手術に挑む。手術を終え、一息ついた仁たちに、佐分利のメスが殺された女郎の部屋で見つかったという知らせが届く。
CAST
南方仁**大沢たかお 野風・友永未来(2役)**中谷美紀
橘咲**綾瀬はるか 橘恭太郎**小出恵介
佐分利祐輔**桐谷健太 山田純庵**田口浩正
タエ**戸田菜穂 喜市**伊澤柾樹
初音**水沢エレナ 伊東玄朴**小林勝也
緒方洪庵**武田鉄矢(特別出演)
新門辰五郎**藤田まこと(特別出演)
夕霧**高岡早紀 鈴屋彦三郎**六平直政
橘栄**麻生祐未
勝海舟**小日向文世 坂本龍馬**内野聖陽
「十八番、薬効あり
」
歴史上、まだこの世に存在するはずの無い、ペニシリン。
でもこれは本当に許される行為だったのだろうか?
仁はまだ悩んでいた。
そんな仁に、医学館からお呼びがあった。
我が国医療の中心であり続けたまさに本堂が、漢方の医学館だった。
向こうからこちらを見れば、我らこそが西洋医術を勝手に持ち釿んだ新参者。所が今では、上様から多くの方々まで診る奥医師にその我ら蘭方医が次々任命されてます。
我らがかわいかろうはずはございません。
(やり手のベンチャーが嫌われるのと同じか)と独り言の仁。
使いの福田に、知りたいことがあればそちらから来るのが筋だと、かなり揉めて、でも仁が、行きたいで、けりがついた。
同席した勝が、こいつらと、竜馬と橘を護衛でつけさせた。
良順は、南方先生の身元に難癖をつけ、おかみに働きかける気かもしれんたとまだ怒っていた。ここ数年本堂側は、蘭方医の活躍により勢いを削られてきました。その功労者である伊東先生の失脚をいいことに、勢力を盛り返そうとしているのかもしれません。
生き神様、南方大明神と奉られていた。そこで、切られたら、赤い血が流れるのだろうか?死ぬのだろうか?とても不思議な感じで毎日を送っていた。
医学館では出自が分からない医師を医師とは認められないと言った。
急に福田が原を押さえて苦しみ出した。
仁が触診し、胃潰瘍穿孔ではないかと思う。手術して、穴をふさぐと言った。
多紀は、失敗したら、自分が腹を切ると言い放った。配下が、佐分利をはめるために佐分利のメスを殺された女郎の部屋に置いて置いたのを、見付けられた。
役人が来て佐分利が調べられた。
しばらく黙っていたが、佐分利は、女郎が残した手紙を見せた。そこには、病気を診てもらっていたが、お金が払えないから、死んだら腑わけして治療費に替えてくれと書かれていた。しかし、どうしても責任者を処罰したい彼らは、なんだかんだと理屈をつけた。
佐分利は、墓を暴いたわけでもないし、こっそり腑わけしている輩は沢山いる、それでも、自分を庇う佐分利に洪庵は
弟子の不明は、私の不明。
佐分利ともども身を引き・・
緒方先生!私は医術のためにやったのでございます。
国のため、道のため!
お前の言う道とは、自分のためだけの道や。
道を開くと言うならば、お前は堂々と「腑分けはすべし」と
そう叫ぶべきやったんやないか。
そんなことやったって、・・・
玄朴先生も私も「人殺し」「出て行け」と石のツブテを投げつけられながら
種痘と言う道を開いてきました。
いや、この医学所も、玄朴先生らが資材を投げうって作ったもんや。
道を開くということは、自分だけの逃げ道を作ることやない![]()
松本先生、玄朴先生、残りました弟と南方先生をよろしくお願いします。
医学館に呼び出された仁のために咲派、花魁野風の身体検査をした。野風は仁に診てもらいたがっていた。咲派、野風を羨ましいと言った。顔が・・・
仁は、部屋に戻り、未来との写真を手に考えていた。
もし、俺が医学所でペニシリンを作ったりしなければ、佐分利先生や、緒方先生は
こんな事になったんだろうか?
咲は、物言わぬ写真とやらに話すならは私に話してと言ったが、
今までもずっと物言わぬ未来に話しかけていたからクセになっていると答えた。
確かに君に、答えを求める事はできない。
それに写真に写る君が良くなっていそうだからと言って
今ここにいる人たちの明日を踏みにじっていいという理屈は成り立たない。
これは、恐らく、俺の招いた歴史の混乱だ。
翌日仁は、洪庵を西洋医学所に訪ねた。
佐分利に行ってしまったことを思い出したと。
医術を志すなら、まずは体を知れと。
私が焚きつけたようなものです。
ですから、佐分利先生のことは
お許しいただけないでしょうか?
奉行所の方へは、今回は私が元凶であったと申し出ます。
えたいの知れない私が、煽動したとなれば、
医学所は責めを追うことは無いでしょうし
確かに、それなら傷はつかぬが
ではそういう形で
いや、それはなりませぬ。
先生はここに残る。
それが国のため、道のためでございます。(洪庵)
緒方先生がここにいらっしゃることこそが、
国のため、道のためです。
予想ですが、放っておいても、医療技術や
薬は進化すると思います。
分かりやすく、利益になるものには、
人は皆飛びつきます。それはとても簡単な事です。
ですが、石を投げられ私財を投げうってでも
人を助けたいと願う、医の心を伝えて行く事は、
とても難しいことだと思います。
ペニシリンの製造派?と危ぶむ皆には、緒方先生が続けてくださってと答え、
そこに来た佐分利、あんな元聞いたことオマへんでと泣き声になっているのに
良いんですよ私は・・・・
出口に外を向いて立つ竜馬は、
何がどうええんじゃ![]()
ここにおればその医術を広めことも
いくらでもできるがじゃろう。
それを嘘をつき、ありもせん責めを負うて
どこをどう押したらそんな理屈になるぜよ。
どうしたんですか?
先生には、欲っちゅうものがまったく見えんぜよ。
欲?
おうよ。
人間は、欲深いいきもんじゃ。
国のためなら、死ぬることができるっちゅう志士も
人のために生きるとほざく医者も、
ひと革剥けば、成り上がりたい、金が欲しい
名を残したいっちゅう欲でがんじがらめじゃ。
わしだってそうじゃ。頼まれもせんのに
この日の本の国をもっとええ国にしたいと
思うちょるがは生まれてきたからには、
何かやってやりたいっちゅう欲からじゃ。
けんどその欲があるから、わしゃ進んでいける。
欲は生きる源じゃ。じゃが先生のやっちょることは
まるで仏じゃ。もし人であるならば、死人じゃ。
死人・・・
わしゃ心配なんぜよ。(竜馬派、神の手を握った)
何の欲もの撃て、殺されるっちゅうてもポカーンと
しちょる先生が。いつか命さえ「はいそうですか」
ちゅうて、ポーンと放り出しそうで・・・
<この時初めて分かったんだ。
俺にはこの世界に対する執着がない。
だから私心など無い仏のようなことができる。
がだからこそきっと何一つリアルに感じられないんだ。
俺はもう本当に死んでいるのかもしれないな。>
橘家では、咲が、私は何のためにいるんでしょうと兄に聞いた。
兄も私も役立たずだと答えた。
誰でも、自分の価値が、測れないとき絶望的な時ってあるのですよね。
咲は深い悲しみに沈んでます。
吉原では、野風花魁に、新造がご注進。夏屋で医者らしきものが南方先生の噂をしていた。アイツは化け物だ、切るしかないと・・・
慌てて、野風は咲に手紙を書いた。中身を読んで、びっくりした咲は兄がもう護衛を断られたことを知った。どうかお力をお貸しくださいとあった。
竹林を行くj仁の前に刺客が現れた。切られると思ったら、咲が足を引いた。2人で逃げたが、初めて仁は恐いと思い、手が震えたのを知った。
私はここで生きてるんですよね。ありがとうございました。咲さん。
ありがとう。
お礼なら野風さんに。
手紙を書いた。
一命を取り留めました。
それを握り締める野風だった。
咲派、何かふっきれてくよくよするのは止めた。
恭太郎は、目の悪い女郎を買った。
竜馬は、医学所に資格の事で文句を言ったが、それはあちらの方だと言われた。
新しいことで自分たちの地位が脅かされるのは、大変な脅威でしょうね。
新しい時代で生きていることが分かって、仁は、また、やる気が出そうですね。
おまけに袂から「平成22年」という効果が出てきたのは、なんだろう?
*****
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コメント
野風と咲と2人の切なさに泣けました~(; ;)
この関係、どうなっていくんでしょうね。
22年の10円玉の謎が全く分からない私です~。
誰か他にも未来から来てるって事(?_?)
投稿: くう | 2009/11/17 22:39
こりやっぱ一番面白いかも・・・。
今も昔も美人は得だねぇ。
投稿: お気楽 | 2009/11/17 21:16
いろんな人のいろんな葛藤があって、まさに激動の時代なんだな~ってのが伝わってくる回でした。
緒方先生のように命を削るようにして道を拓いていく人もいれば
その足を引っ張ろうとする人間もいる。
医学館と西洋医学所の対立、その中にいる人間たちの葛藤が人間らしくておもしろいと思いました。
来週、タイムスリップのなぞがちょこっとわかりそうで楽しみです。
投稿: きこり | 2009/11/17 14:59
平成22年の硬貨にはびっくりですわ~!
過去へのタイムスリップのお話かと思いきや、
未来にまで話が飛んじゃってるだなんて、
頭が混乱するばかりです
それとも皆さんが予想されてるように、
仁がいなくなった現代の時計は
もう平成22年になってるのかなぁ~。
投稿: まこ | 2009/11/17 13:47