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2009/09/07

《官僚たちの夏》#08

総理の死』(あらすじ)

通産省の次官に就任した玉木(船越英一郎)は主要ポストを国際派で固め、自由貿易を推し進める。程なく、国産旅客機がアメリカでの航空審査で不合格になる。東京五輪までに開発を間に合わせたい玉木は、旅客機開発用のコンピューターを国産から海外産へ移行させようと検討。国内メーカーも開発から撤退し始める。一方、石油の貿易自由化の影響で石炭業界は企業と労働者の対立が激化していた。特許庁へ異動になっていた風越(佐藤浩市)は、省庁の垣根を越えて問題解決に奔走。玉木はそんな風越にいら立ちを覚える。
CAST
風越信吾(佐藤浩市) 庭野貴久(堺雅人)
鮎川光太郎(高橋克実) 西丸賢治(佐野史郎)
丸尾要(西村雅彦)  牧順三(杉本哲太)
山本真(吹石一恵) 御影大樹(田中圭)
風越道子(床嶋佳子) 風越貴子(村川絵梨)
片山泰介(高橋克典)  玉木博文(船越英一郎)
池内信人(北大路欣也)
     *****

昭和39年
<アジア発のオリンピックが東京で開催された。
それは、第二次世界大戦後の荒廃から
19年の歳月を経て、日本が主要国の一員として
国際社会に復帰した事を象徴する歴史的な国家イベントだった。>

あなたが私を切り捨てたことで、私が守ってきた多くの者も切り捨てられ、
彼らは確実に血を流す。あなたはその帰り血を浴びる覚悟をした方がいい。
(風越に言われ)

返り血が恐くて一国の総理が務まると思うのか(池内)

風越には、長官として特許庁に行ってもらう。
俺の後任には極めて異例だが、特許庁の玉木が
次官として本省に戻ってくる事になった。(丸尾)

こんな移動がまかり通るのが政治の世界です。少し空いた、間に記憶が薄れます。

昭和38年夏
東京オリンピックを1年後に控えた昭和38年夏。
国内産業保護法成立を目指す戦いに敗れた風越信吾は古畑大臣による前代未聞の人事介入により時間内定を取り消され、通産相の外局である、特許庁長官に移動となった。玉木前特許庁長官は異例の本性返り咲きし、次官として通産省トップの座についた。

玉木はさらに、風越の部下たちを冷遇した。
山元は、牧にあなたの変わり身の早さにはついていけないと嫌味を言って、風越のいる特許庁へ下った。

日本初のYF-11旅客はアメリカ連邦審査局から不合格の通知が来た。
製菓をこれで運びたい総理は、何としてでも、合格する飛行機を作れと厳命した。

大澤無線が、今まで旅客機開発システムを研究してきたが、6社が呼ばれて、1年以内にどうにかしてほしいと言われた。

一方石油の輸入自由化で、不況が深刻化する石炭業界では、各地で従業員の大量解雇を巡る労働争議が繰り広げられ九州松池炭鉱の労使紛争は長期化していた。

かつて風越石炭課長は、人員の命を守るために必死で働いてくれた。だが今は結果がなにも出ていないから、鮎川や、庭野が、出向いても、話にならなかった。それでも最善を尽くして努力いたしますとしか言えなかった。

玉木はもちろん斜陽産業には金を出し惜しみするし、牧は、時間になり損ねた風越を見限り、自分の意見まで曲げて、寝返ったと庭野に言われた。あなたは権力のあるところでしか仕事ができないのかと。

「国際化時代を迎えて、特許権はますます重要になる。
特許庁職員は日本産業の未来を背負ってるという意識を持つべきだ。」

風越は、職員を自宅に招いて、職員教育を徹底した。山本も
「特許は国の財産になります。
技術力のある企業には特許申請をけしかけるぐらいしてもいいと思うんです」

「しかし、あの今の体制では、そんなに多くの仕事はできません。」
特許庁総務課の大原久雄は言った。
「だから組織改革をやるんだよ。大原君は総務課長になってもらって、
組織改革案をまとめてもらいたい。」

「ノンキャリの私がですか?」

「ノンきゃりだろうが、優秀な人間にはドンドン働いてもらいたい。」

庭野と鮎川は、風越に、省庁を超えた意見のやり取りができなければと風越の口癖をそのまま言った。翌日玉木に会って、石炭業界の支援を頼もうとしたが、聞く耳持たなかった。おまけに途中で会った、古畑大臣が、職員がいまさら風越が来てと嫌味を言った。

御影が、片山のコンピュータ自由化を聞いて、風越に相談に来た。
風越は玉木にではなくj、池内に相談に行った。もう池内は病に伏せっていた。
かつて日本に決まっていたオリンピックが、戦争で中止になり、GHQの支配で国産の飛行機がすべて壊された時、もう一度国産の飛行機を見たいと思った。
その願いが、オリンピックで飛ばしたいと池内が思うことの願いだった。
これで日本は自分の翼で自由に未来を切り開いて行けると。

風越は、コンピュータ産業無しで未来はあるかと聞いた。

やはりその話か・・・

ただでさえ、自由化に怯えてるときに、旅客機開発までIDNに頼っていたら、国内メーカーは、見捨てられたと考えるでしょう。撤退企業は続出します。
ここで終わらせてはいけません。
未来の飛躍のためには国産コンピュータは絶対に必要です。

俺だって国産コンピュータで作った国産の飛行機を飛ばしたいさ。
それを世界に誇り、国民と喜び合いたい。
だが、期限がある。東京オリンピックには世界の注目が集まる。
そんな中で日本が恥をかくわけにはいかない。

私だって日本を世界に誇りたい気持ちは一緒です。

お前は本当に変わらないなぁ。相変わらず国のために必死だ。
左遷された人間にはとても見えない。
お前とは、もっと話をしておくべきだったかもしれない。

どうしたんですか、池内さん。

今日はお前に会えてほっとしたよ。

昭和39年(1964)1月
<年が明けても松井家炭鉱の労使紛争は解決せず、
長期泥沼化の様相を呈していた。>

間に入った通産相に会社は、組合に味方してつぶす気かと言われるし、鮎川は、労使ともに歩み寄って、と説得するが、社長が歩み寄った。
とりあえずは、紛争は、解決した。

須藤が、通産省に来た。
コンピュータ自由化の件で話がしたい。

大臣在任中に輸入を制限した経緯は分かります。
しかし、もう自由化の流れは止められません。

君は、業界の心情をあまりにないがしろにしている。
一度は現場に足を運ぶくらいの事はしてもいいんじゃないか

現場の熱意や、思いに流されていては、国際化に適応した
冷静な行政はできません。

熱意や思い無しに何ができる
君が取り組む航空機産業にしても原点は熱意だ。
日本の飛行機をもう一度飛ばしたいという思いが
困難な技術開発を途方もない努力の積み重ねで
乗り越えてきた

自動車もそうだ。誰もが無理だと言う中、風越君や
企業が、ガムシャラニ頑張った。
戦後日本をここまで復興させたのは、
そういう熱意や思いじゃないのか?
そう言うことを否定して、一体どういう国ができる。
君が、どういう国を作りたいのか。私は心配でならないよ。

いまさら後戻りはできません。

池内総理に玉木は話した。さらにIDNの自由化を持ち出したが、池内は、
現状の効率だけを追及して、日本に何が残る?
アメリカ製のコンピュータを導入した方が手っ取り早いというんなら、
飛行機だってアメリカ製を導入した方が手っ取り早いと言うことになる。
すべてそう言う考えでやっていたら、家電も自動車も外国製にすれば、
それで済むと言う話になる。
国内産業は、何一つ育たないことにつながり、国は滅びるぞ

それは極端すぎる意見です。
一緒に国際化を推進してきた池内総理がどうしてそんな事おっしゃるのか分かりません。

俺は、国際競争では日本産業の力を伸ばすことには賛同してきたが、
自由化で何から何まで外国の技術に依存しようなどと言う情けない発想に
賛成したつもりはない

日本の飛行機は日本のコンピュータで作ってほしい。俺には時間の余裕がない。

片山を呼んで池内総理の病状を詰問。

記者の西丸が、バーへ入ると玉木が一人で飲んでいた。
みんな勝手だと言う話になった。
コンピュータ会社では、相談したくても玉木では切り捨てられるのではないかと怖がっていると言った。

国益にとって何が大切なのか。それを論理的に判断するのが次官の仕事だ。

論理的正しさだけでは、この国は引っ張っていけません。

行政は情に流されてはいけない。それは僕の信念だ。

<コンピュータメーカー側は、再三の呼び出しにも応じず、
追い詰められた玉木たちは、日本航空機設計を訪れた。>
風越や、庭野たちも爪っきりで、コンピュータ会社の精鋭たちと会社の意垣根を払っての合同研究で、尾翼の部分の改善策を考えられた。
風越はさらに、このチームでIDNに対抗できる高性能コンピュータを作ろうというプロジェクト案を作った。自由化の3人は、腹を立ててそのまま帰った。

<5月、ふたたびアメリカ連邦航空局の飛行試験が行われ、
YF旅客機は高い評価で合格した。>
ギリシャで採られた聖火は沖縄から、YF旅客機で本土に運ばれた。

いいもんだな。
一人の力じゃ聖火台までたどり着けない。
次の人間へ、また次の人間へと。国政も同じだ。
俺も、岸谷前総理から受け継いだ政権を、
次の総理に渡さなければならない。
俺は総理を辞めるよ。
この国を須藤君に託したい。

私に?しかし我々はいつも対立し、そのたびにあなたは
私をつぶしてきた。政策論でも決して一致していません。

だが、君はどんな時も信念を貫いた。
国際化という俺の役目が終わった今、必要なのは
須藤君のような指導者だ。これからの日本をよろしく頼むよ。

池内は、座っている須藤の目の前に右手を出した。
真剣な目だった。須藤も立ち上がり、がっちりと握手した。

分かりました。必ず日本を世界の一流国にして見せます。

西丸が玉木を外で見付けた。いつものとんがった玉木ではなかった。
そのまま特許庁へ赴くと風越と話した。オリンピックが終わったら、次官を退くと言った。次官内定を反故にされたのは池内内閣のミスだから責任ははそっちへ取ってもらうと言った。未来をお前に託したいと。ライバルはいた方がいいんですよね。未来ばかり託されても困るんですけどね。

10月10日
<そして10月10日。東京オリンピックが開幕した。
それは日本国民に取っても、敗戦の傷跡から、誇りを取り戻す
掛け替えのない、国家イベントとなった。
その閉会式の翌日、池内信人総理は、須藤恵作前通産大臣を後任にした。>

池内を訪問した風越。点滴を受けながら、外で車椅子に乗っていた。
そんなに悪いのに無理ばかり申しいましたと頭を下げるとお前らしくないと怒られた。

玉木から次官引き継ぎの話は聞いた。
玉木が言っていた。
世界の目を気にしているうちに、大事な何かを失ってしまったと。
それを風越は、ずっと持ち続けてるとな

もうすぐこの上をYF機が徹。飛行機雲を見るのが楽しみだと言った。
お前も飛行機雲と同じにまっすぐな人生を送れって・・・ああ、むずかしい・・

もう一度お前と酒が飲みたいから、女房に内緒で今度来るときは酒を持って来いと言った。

<翌年夏、日本の高度経済成長をけん引した池内総理は
静かに、長い眠りについた。>

政権が代わって、信念を持って自分たちの信じる道をいけるのでしょうか?
今の政党は?期待されていないのも気の毒です。

*****
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