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2009/09/14

《官僚たちの夏》#09

炭鉱事故』(あらすじ)

1965(昭和40)年。オリンピック景気の反動で、日本は深刻な不況に陥っていた。通産省次官の風越(佐藤浩市)は、石油に押されて斜陽産業になりつつある石炭業界の救済に乗り出す。そんな中、企業局長に就任した鮎川(高橋克実)が体調不良で入院。続いて北海道の炭鉱で爆発事故が発生し、鮎川は「自分の仕事の遅れが大事故につながった」と責任を感じる。無理を押して職場復帰した鮎川だが、九州の炭鉱でも爆発事故が起き、坑内に作業員が取り残される。現場へ向かった鮎川は、二次爆発を防ぐために坑内に注水措置を行うか判断を迫られる。

CAST
風越信吾(佐藤浩市) 庭野貴久(堺雅人)
鮎川光太郎(高橋克実) 西丸賢治(佐野史郎)
丸尾要(西村雅彦)  牧順三(杉本哲太)
山本真(吹石一恵) 御影大樹(田中圭)
風越道子(床嶋佳子) 風越貴子(村川絵梨)
片山泰介(高橋克典)  玉木博文(船越英一郎)

     *****

「高度成長は、産業界にもさまざまなひずみをもたらした。産業のかなめである鉄鋼業界は、過剰な設備投資競争によって深刻な不況にあえぎ、ながらく日本を支えてきた石炭産業に至っては、石油の輸入自由化の影響を受けて、今や虫の生きだ。
自動車、家電。コンピュータなど業績を伸ばす産業がある一方で、繊維など長期低迷に苦しむ産業も数多い。日本は、r確かに豊かになったが、矛盾や不平等にあふれている。成長を急ぐあまり、弱者を切り捨ててきたから。俺は弱者もいっしょに豊かに暮らせる国づくりを目指したい」(風越)

昭和40年1月

日本はオリンピック景気の反動から、深刻な不況をむかえ、同時に、に物価上昇、公害拡大、地方過疎化、都市の過密化など高度成長のひずみと呼ばれる問題も表面化した。

庭野や鮎川と飲んでいる風越は、
「オリンピック、国際化、先進国入り、大きな目標を達成した今の日本は、祭りの後の虚脱感だ。不況に物価だ、倒産に失業。日本中が祭りのツケに苦しんでる。
欧米先進国は、いまだに大きな壁だし、後進国の中からもいずれ日本を脅かす国が現れるだろう。この繁栄を維持するのは、並大抵のことじゃないよ。」

(庭野)「我々3人で頑張ればどうにかなりますよ」

(鮎川)「そうですよ、今まででも3人であらゆる難題を乗り越えて・・・乗り越えられないこともいろいろありましたが・・・

(庭)「今度は大丈夫です。風越さんが次官で、須藤さんが総理ですから。我々の正義は貫けそうですよ。」

片山が辞表を持ってきた。
風越のもとでは、片山らしい仕事はできないからというのが彼の理由だった。

風越は、認められないと答えた。
綿業課長時代に、輸出自主規制を強行した片山には、繊維産業立て直しの責任がある。
大阪万博にしても片山にすべてを任せたい。
立案者なら、実現まで責任を持て。

結局遺留されて玄関まで来ると、庭野が、御影と鉄鋼界の普及について話しながら来るのに出くわした。

玉木が次官なら、片山が次を狙えたのに、風越じゃ、次は鮎川、庭野で片山は次官になれない・・・それを牧にぶつけた。

牧はあきらめていないと言った。玉木がまさかの返り咲きをしたように僕らもチャンスが無いとは限らない。
政治はそんなに簡単じゃないと新聞を出した。

須藤総理は、小笠原と沖縄の日本返還を政権の大目標に掲げてる。
日米関係では、情勢はいくらでも動く。日本の行政を動かしているのはいまだにアメリカだ。それを忘れないほうがいい。

鮎川が体調不良で入院した。
その後起きた麻幌炭鉱の事故は人員削減で起きた事故で、防げるものだった。
九州待つ池炭鉱では新たな人員削減が発表された。

鮎川は、炭鉱の救済法案を早くしなかったせいで、死ななくていい人たちを死なせてしまったと、痛恨の極みと思っていた鮎川を、寝かせては置かなかった。

牧と話した後牧から連絡が来た片山。須藤総理の前の議員のころ秘書としてついたことがあるコネを利用して、総理と会いたいというものだった。
小笠原の返還時に何かお土産が必要となったらと言うことらしかった。そう言う判断を下したくない須藤だった。

松池炭鉱で炭鉱事故は、完全な人員削減による事故だった。台風の中、鮎川は、大雨に行く手を阻まれながら、進んだ。

麻幌炭鉱では、注水の時期を誤ったばかりに、炭鉱自体が崩壊した。2日間、メタンガス濃度を見ながら、大至急取り残された人たちを救出したが、もう亡くなった人たちばかりだった。メタンが上がった時、鮎川は断腸の思いで決断した。

後日の国会石炭対策特別委員会で、炭鉱事故に関する通産省の管理責任が厳しく追求された

(風越)「責任から逃げるつもりはありません。しかし皆様に申し上げたいのは、石炭君急対策が早期に実現されていれば、人員削減はされず、事故は避けられた可能性が高かったと思われます。」

(議員たちから言い訳をするんじゃないとの声)

(風)「言い訳をするつもりはありません。ただ私が言いたいのは、通産相だけの責任にしても何の解決にもならないと言うことです。日本で生きるあらゆる人間が、今この国で露呈しつつある様々なひずみに対して向き合う時に来ているという認識を持っていただきたいと言うことです。」

しかし、松池での注水措置は本当に正しかったんでしょうか?
弱者救済の方針を書掲げながら鮎川局長は、行内に取り残された作業員を見殺しにしたわけですよね
?」

(風)「あれは、今でもぎりぎりの決断だったと信じてます。」

素人役人が出しゃばって、余計な指示を出したんじゃないですか?」

(風)「じゃあ貴様ら、何をしたってんだannoysign03
与党はアピールのための形式だけの弔問をし、野党は、労働者の味方だと声を張り上げるが、鮎川は、事故以前から石炭救済に奔走し、それができなかった責任を一身に背負って、自ら一番厳しい役回りを引き受けたんだsign03
この中に鮎川を責められる人間は一人もいないsign01

こんなに部下のことを親身になって立てとして守ってくれるボスがいたら、働き甲斐がありますね。

通産省に公用車で戻ってきた鮎川をドアを開けて迎える風越。

「大変だったな。」

「私の大変さなんて、炭鉱で生きる人たちの苦労に比べたら、
恵まれすぎてて恥ずかしいくらいですよ。
官僚として正しく誠意ある仕事をしなければと、頑張ってきました。
私は・・・私は(泣きそうになりながら)ちゃんとその務めが果たせたのでしょうか?」

「鮎川よくやったよ。本当によくやった。」

「そう、おっしゃっていただけると、少しは気が楽になります。」

「顔色が悪い。しばらく休め」

「そうはいきません。」と、毅然と入って行ったが、胸を押さえて、倒れた。

中東石油開発会社。
玉木を片山が訪問した。
玉木が風越に次官を譲ったので、片山はずっと次官になれない。それでもプライドが許さないと。

「片山、お前は難にために入省したんだ。僕はお前にはこの国を豊かにする自信があるからだと思った。」減に、貿易自由化、太平洋ベルトライン。そして今は、万博という国家事業も動かし始めてる。お前はもう時間になるとかならないとかの話を越えて日本の経済史に残る大仕事をしてきたんだ。お前は、一企業のしごとじゃ、満足できない男だ。国のために働き続けるしかない人間だよ。僕はそうあってほしいと思ってる」

「しかし、玉木さんのおっしゃることは少しキレイごと過ぎるのではありませんか?
つまらないプライドと言われればそれまでです。しかし僕にとっては屈辱だ。庭野に負けて、次官になれないなと耐えられないsign03
玉木さんもそうだったじゃありませんか。

昭和40年。
べと何儒戦争が激化する中、北ベトナムjに向かうアメリカのB52戦略爆撃機が多数沖縄の基地から発進していた。沖縄の戦略的重要さは増していた。

庭野が、近況を風越に報告j。鉄鋼の方のどうやら出口を持つけた証券不安も大蔵の資金投入で落ち着きましたし、あとは石炭だけになった。入院中の鮎川に相談し、代わりに庭野が、大蔵省や銀行を説得して回りたいと考えていた。

そこへ記者の西丸が来た。
不穏なうことを耳にしたのでと、情報を出した。
領土返還交渉で、アメリカは、日本に大きな見返りを要求している
日本に園しわ寄せをおしつけようとしても不思議はありません。

日本はアメリカの植民地じゃないぞ

アメリカはそう思ってます。少なくとも軍事防衛では日本を支配しているつもりです。安保条約の時もそうでした。だから綿製品輸出自主規制と言う横暴を押しつけたんじゃありませんか。

庭野、病院先に行っててくれ。
俺は須藤さんうさんと会ってくる。

妙な話を聞いたので、真相をうかがおうと思いまして
20年も占領されてきた自分たちの土地を取り戻すために
わざわざ土産を渡す必要があるんでしょうか?

その話か。
君には正直に離しておかないとな
アメリカは、日米貿易不均衡の是正を要求してきた。

まさか、飲むおつもりじゃ。
日本の経済にとって貿易は命妻です。

モチロンそうならないように最善を尽くす。
しかし、領土の返還一産業の犠牲かと迫られたら、
風越君ならどうする?
沖縄や小笠原がいつまでもアメリカに支配されたままでいいのか?
外交は、一方の正義だけではどうにもならない。総理になって
池内さんの苦労がわかったよ。

須藤さん。私は心配なんです。
この国が発展していく中で、我々が一番ひずませてしまったものは
日本人の精神なんじゃないでしょうか

牧は総理が、沖縄訪問後に会いたいと言ってきた電話を受けた。

片山にチャンスが来たと言った。

遅れて病院へ行った風越は、ベンチで泣く庭野を見つけた。
鮎川の病気は治らない病気だと言って泣いた。
病室のドアを開けると、酸素吸入されて動かない鮎川がいた。

熱い鮎川さんが、回復しないんでしょうか?予告編では話していましたね。
政治的な配慮は、一部産業を疲弊させます。庶民は必死に働いているのに、
国同士の綱引きで、個人の生活まで脅かされるのは許せませんね。
それが、政治と言われても、納得いかないところです。
官僚も政治家も、国民と離れた感覚になっているのは残念です。

*****
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コメント

かつて日本のコンピューター業界を守るため、超LSI研究開発に国費が投じられました。そのおかげで日本の半導体部門の発展はめざましいものがありました。メモリーで世界シェアートップの座につきました。しかし最近は人件費や開発の費用増大により苦戦をしています。

当時は通産省などが業界を引っ張ったけれど今回はなかなか難しい。なぜならパイ自体が飽和ぎみで、コンピューターも足踏み状態なのだろうか?。官僚たちの力が相対的に低下しているのだろうか。

いつまでもパソコン等が売れ続けるかどうか不明ですね。個人消費が伸びるかどうかが問題だとおもいます。あと後進国での販売も。

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