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2009/07/27

《官僚たちの夏》#04

アメリカの罠』(あらすじ)

'59年、繊維局長・玉木(船越)が実施した綿製品の対米輸出自主規制により、日本は深刻な繊維不況に。風越(佐藤浩市)は、池内(北大路欣也)と次期総理を争う大蔵大臣・須藤(長塚京三)に繊維業界への融資を直談判する。だが、東京のGATT総会で、日本は貿易自由化を勧告され、風越らは話が違うと激怒する。

CAST
風越信吾(佐藤浩市)庭野貴久(堺雅人) 鮎川光太郎(高橋克実)
西丸賢治(佐野史郎)丸尾要(西村雅彦) 牧順三(杉本哲太)
山本真(吹石一恵)御影大樹(田中圭) 風越道子(床嶋佳子)
風越貴子(村川絵梨)片山泰介(高橋克典) 玉木博文(船越英一郎)
池内信人(北大路欣也)
     *****

昭和34年(1959)秋
綿製品の対米輸出自主規制は来月1日からすると玉木局長は決断。
日本の繊維業界は深刻な不況に見舞われていた。
池内大臣は、雑音に耳を貸していては、政治は進まないと、繊維業界の傷口を繕うことをしなかった。

あまりの惨状に、風越は、須藤大蔵大臣に直談判に出向いた。
池内と次の首相候補を争うと言われていた須藤は、日ごろから国内産業保護の重要性を訴えて来たので、繊維業界救済にも力を貸してもらえるのではないかとお願いに行った。

須藤は、私に近付くにはそれなりの覚悟が必要だと言った。
政治家の思惑について、風越が、須藤に近づけば、池内に不信任をぶつけることになると、けん制した。風越は、政治家に左右されることはないと言いきった。

GATT(自由貿易を推進する国際協定)が始まった。日本の保護貿易が非難の的になった。これはアメリカに一杯食わされた結果だった。池内は苦々しく思った。
日本の産業の中であえて、一つだけ自由化に踏み出す体力のある業種を選ぶとしたら、と、玉木、片山たちと相談を始めた。

厳しい国際競争の中で鍛えなければ、真に強い企業は育たない、それが玉木の持論だった。それを逆手にとって池内は、迫った。それが予定より少々早まるだけの話だ。もう一度憎まれ役を引き受けてくれと言われた。

GATTの勧告を受けて、通産省では、局長会議が開かれた。その前に線路は引かれていたと言うことです。政治は密談ではじまるんですね。何が民主主義だと思います。
パリの牧から
欧米の情報を得る風越。
外資の圧力でガタガタになったイギリス経済の二の舞になると牧は懸念していた。産業基盤が未熟な我が国はもっと悲惨なことになるでしょう。国内産業保護法の制定こそが我が国の急務だと、お互いに再認識した。

玉木と片山は、現場主義の鮎川たちとことごとく対立した。そりゃ、筋書きができていれば、局長会議と称しても話は綿製品の輸出規制緩和へ向きますしね。

でも体が玉木の家にまで押し掛けた。通産省へと言う玉木になん十篇通産相へ行っても誠意ある態度での面会を許可されたことなどないと言われた。それでも日本のでも体はおとなしいです。

夜中に風越が玉木を訪問。しかし、玉木は、繊維を自由化するかどうか決めるのは繊維局だと答えた。風越は今度ばかりは、お前の敵に回るぞと言った。

池内のところで、玉木たちの密談が始まった。

通産相の局長会議が多数決で、自由化反対になりそうな時、池内が駆けつけた。
この話は複雑なのでと切り出した。
総理も来年1月の日米安保条約改定に調印する意向があること、戦後にポンはアメリカの傘が必要だ。そのアメリカが、GATTを押しつけてきた。
貿易自由化勧告は第二の黒船だ。経済自由化まで言われたらどう責任をとるんだと恫喝した。3週間なるから、議論してくれと、会議をかき回して行った。

昭和34年(1959)秋 大蔵省
帝都銀行OBの山岡が、繊維に金を回すなと省内外にはたらきかけていた
そこへ池内が現れた。多数派工作は政治家の十八番だ。池内大臣の箱根別荘に呼ばれていたのは、局長クラス半数以上だった。

最終的に省内は5対5でさらに議論をした。須藤大臣に、記者の西丸が顔を出して、情勢を伝えた。そこで須藤はまずいなと言った。柏原時間の裁定となると、彼は、池内大臣に借りがあると言った。2度目の大臣辞任の時の原稿を書いたのが、当時中小企業課長だった柏原だった。正常な経済原則に違反した企業が倒産し、自殺者が出てもやむをえないとの発言が誤解を生み、結局辞任に追い込まれた時の答弁だった。しかし池内は、柏原を責めなかった。

岸谷総理への報告の時間が迫る池内は、風越に妥協案を示した。
繊維貿易自由化は3年後の実施と言う約束にすることで納得してもらえないか。これ以上では相手にされない。その代わり俺も2つ約束する。

繊維業界への金融支援は必ず実現する。

そして日本を必ず豊かで幸せな国にする。

お前が国のためにと抵抗しているように、俺も国のためにとなり振り構わず、恥をさらしてあがいている。この辺でお前も歩み寄れ!俺もそれなりの覚悟でここにいる。
総理が納得する回答を持ち帰れなければ、俺は大臣を辞めるつもりだ。

で、次官は、大臣について、強行突破された。
池内は、悪く思うな。これからも国家のためにはお前が必要だと池内は,風越の肩を叩いて去った。

翌35年1月、日米安保条約の調印式が行われた。その一方で、繊維業界はどんどんつぶれた。風越は、須藤に詰め寄ったが、池内の圧力で、融資がままならないと言った。
西丸に情報をもらった。須藤の政治資金の多くは繊維業界からの寄付に頼っていた。だからこそ、救済にも本気で動いていた。そこで大蔵出身の池内は古巣に大号令をかけて繊維業界への救済融資を最低限に抑えた。それで須藤への政治資金を絶ち次期総理をめぐる戦いを有利に進められると言うことだった。
いや~、悪い奴はコネを最大限使いますね。これは、きっと所得倍増を謳った池田首相のことかな?

オカヤ工場は、共同繊維のオカヤ工場として、吸収合併されて残った。まだ運は良かった。

西丸が風越の部屋に飛んできた。
岸谷総理が、全面的な貿易自由化を強引に閣議決定したそうです。
日米安保の際に、アメリカから密約を押しつけられたんでしょう。
3年後をメドに、日本が90%」に及ぶ品目の貿易自由化を実施すると約束した。
3年後の繊維自由化の通産相の意向に沿ったまでだと総理はうそぶいた。

<その年、対米政策の不満が結集し、反安保闘争は日本中を揺るがし、史上空前の反権力闘争に発展した。
しかし、反安保闘争は、新安保条約自然成立後に、岸谷首相が辞任したことで、急速に収束へと向かい、7月、池内信人が大58代内閣総理大臣となり、高度成長期は新たな局面を迎えることになった。>

政治家に振り回されるのはたくさんだ。それには法律だ。
牧が、パリから帰国した。

政治家は、国民が選ぶけど、国民のためには働かないという見本がたくさん出てきています。官僚は、もっとご都合主義で動くのかと思っていましたが、少し考えを新たにしました。でもそれは、ミスター・通産相に関してだけです。
どちらかと言うと、アメリカに依存したい玉木や片山のように、庶民サイドには絶対立てない人達が圧倒的に多いと思えます。新たな法律は、新たな不自由さをもたらします。

*****
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