《臨場》★08
『黒星』(あらすじ)
留美(松下由樹)と警察学校で同期だった春枝(渡辺梓)が死亡した。前日、15年ぶりに春枝と再会していた留美は、戸惑いながら倉石(内野聖陽)と検視に向かう。留美はそこで、主婦であるはずの春枝が一人暮らしだったことを知る。遺体の近くには練炭コンロがあり、自殺と断定されるが、ある目撃証言から倉石は殺人を疑う。
*****
何で、会うと決めたんだろうと、約束の場所に行っても、留美は、腹立たしかった。
15年ぶりの対面。いやが応でも同期3人が、一人の男を争って、叶わなかった二人を思い出させた。
春枝は、幸せな主婦をぷんぷんにおわせて、留美と対峙。そんな春枝に留美は話途中で、多分本題に入る前にいたたまれず席を立った。
倉石の義妹・真里子がやっているバーで、飲む留美。
自己嫌悪に陥っていた。言わなくてもいいことを言ってしまったと。
携帯に、春枝からメッセージが入っていた。
臨場要請があった。
杉並区東台二丁目3-5メゾン双葉で女性の変死体
名前は町井春枝・・・
町井春枝は、昔の同僚です。昨日15年ぶりで会った・・そう言って腰が抜けた。
現場で、水を抜いた風呂桶に、機能と同じ服装の春枝が物言わずうつむいていた。
春枝!と声をかけたが、倉石に泣くのは後にしろと言われた。
すぐ横に練炭を使用したとみられるコンロが3つ。薬物混入と思われる容器があった。
紫斑はCO中毒特有のピンク。
部屋は質素で、備品はほとんどなかった。
検視終了。死亡推定時刻は、顎から足先まで硬直。
直腸温度は27度です。・・と昨夜の午後9時から11時。
発見したのは、春枝の働いているスーパーの上司。
午前中連絡がつかないので訪ねたら、このありさまだったらしい。
こんな暮らしをしているとは、留美は驚いた。でも、いつもならそんなに取り乱さないのに、
今回は驚くほどの変貌ぶりです。
私のせいで彼女は自殺した。しかし、倉石は、他殺だと言った。
立原は、帳場を立てた。
今回は、状況がそろいすぎ、玄関のドアまで鍵が開いていたことから、不自然な理由をだした。
春枝の身辺を徹底的に洗えと命令。
2年前に舅、姑がなんでも口を出して、あげくに離婚し追い出された。
争議もさみしいものだったが、同期のもう一人の勝ち組久乃が、夫国広と焼香に来た。
この男が機動隊にいたとき、春枝、留美、久乃で争った男だった。今、杉並北署の副署長だった。
どこをどう探しても、男の影すら見えなかったが、倉石が今はに会わない似合わないラビットの銀細工をピカピカにしたのが、1か月前、好きな男にもらったのと言って持ってきたと情報を得ていた。
さらに、スーパーの同僚が、新宿で男連れの春枝を見かけ、二人がホテルにはいいって言ったのを見たという情報に当たった。防犯カメラに写っていた。
それを倉石のところに持ってきた。
映っていたのは国広だった。
事情を聞かれると、15年ぶりに街中でぱったりあった。前に関係したことのある女だったので、すぐにまた関係ができた。春枝は用心深いし国広も管轄外のホテルで会っていたが、ペンダントを見せられた時、ぞっとした。15年が、あのペンダントに凝縮していた。
国広は逃げた。そんな夫の変化を妻は知っていた。久乃が、不審人物だった。
春枝が、後生大事に持っていたペンダントをたったそれだけにすがって生きてきたのか、死んでしまえと言った。さらに今別れるのは、損だからとうそぶく久乃。
部下の友人だったから、黒星もいとわず、春枝の死の原因を根こそぎ知らせよう、調べさせようとした倉石の心使いだった。
今回は、留美の揺れ動く心情でしたが、それにしては、たくましい留美さんです![]()
仕事面では冷静でいてほしいですね。
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