《アイシテル~海容~》#07
(あらすじ)
さつき(稲森いずみ)は再度、被害者の小沢家に手紙を書き、富田(田中美佐子)に託す。手紙を読んだ聖子(板谷由夏)は、心に変化が現れる。一方、やっと智也(嘉数一星)と面会ができたさつきは、感極まって何も話すことができないでいた。そんなさつきの姿を見た智也は、母親の愛情を感じ、富田にすべてを話すと告げる。
*****
さつきは、家裁で、富田に会った。
自分が生きていくことの意味はなんだろうと思った。
智也が犯した罪を一緒に背負い、共に生きていくことだとそう思いました。
私たちにできることはご遺族の苦しみを思いつづけること。
それだけです。
そのために生きていくことを許していただきたくてこの手紙を書きました。
2通目の手紙を被害者の家族に渡してほしいと差し出した。
智也に面会した。
お母さんは大丈夫なの?お父さんから入院したと聞いたけど。
思いがけないやさしい言葉に泣きだすさつき。
和彦に電話して会えたことを伝えた。二人で、しっかり向き合っていくのがわかります。
小沢家。
キヨタンの担任が来た。ジャガイモを持ってきた。みんなで植えたジャガイモを収穫し、学校でみんなでカレーを作って食べたが、キヨタンと食べたかったと言う子が多かったのでと持ってきてくれた。その時、キヨタンは、学校ではかなりたくましかったと知らされた。
美帆子が、この徐供えしたジャガイモを植えれば、ずーっとキヨタンのジャガイモが食べられるね、と言い、父がそれに乗った。
さつきが、帰宅すると、ドアから廊下に、「人殺しの親は出ていけ」と書かれた紙がたくさん貼ってあった。管理人が、さらにビラを集めてきた。中には、気持ち悪がる人もいるから、1週間以内に、引っ越してくれと言ってきた。
こういうこととは、一生付き合っていかなくてはならないんだと、二人は思い知った。
カブトムシが蛹(さなぎ)になったようだ。
富田は、さつきの手紙を聖子に持って行った。
今にもキヨタンが、ただいまと帰ってくるような気がすると話していたが、その手紙を見て、現実に引き戻されて、キヨタンは、殺されたんだと真実が胸に痛い。でも、あちらのお母さんも悩んでいるのだろうから読みますと言った。でも、これで最後にしてほしいとお伝え願えますか。と、聖子は頼んだ。
<<小沢清貴くんのご家族の皆様。二度目の手紙となります。
前回の無礼な手紙を心からお詫び申し上げます。
あの時の私たちは、息子が罪を犯してしまったと、いうことばかりに
捕らわれ、そのことで、自分自身が落ち込んでしまったり、動揺して
ばかりいました。
ご家族のお気持ちも考えず、本当に申し訳ございませんでした。
今、はっきりと言えます。息子があのような罪を犯したのは、
私たちのせいであると。
子供を産み、育てると言う、人にとって最高の幸せを与えられながら
私たちは、そのことの本当の意味を考えずに生きていました。
母親である私は、長い時間、息子と一緒にはいましたが、
大切な時に、何も気づいてあげられませんでした。
ははおやとして、必要なことはすべてしていると思い込み、
してあげてないことのほうが多かったことに思いも及びませんでした。
息子が、人をあやめるという重大なことが起きるまで、私たちは、
自分の愚かさに、気づきませんでした。
尊い清貴くんの命を奪ってから、そのことを知るという事態に
ただただ深謝申し上げるのみでございます。
息子のしたことを許していただけるなどとは毛頭考えてもおりません。
ただ一生をかけ息子に罪の深さ、その過ちの重さを気付かせるために
私たちが、生きていくことを、どうかお許しください。
かけがえのない清貴くんの命を奪ってもなお私たちが生き、
息子が生きていくことを心の底から申し訳なく思います。>>
さつきは、智也に、はっきり言った。
「智也、ごめんね。お母さん、智也のこと何もわかっていなかった。
これからは、苦しいことも辛いことも全部、智也と一緒に受け止めたいの。
お母さんと一緒に歩いていこう。
そうだ、今朝、カブトムシの幼虫が蛹になってたの。本物の蛹見たの初めてだから、
嬉しくて、ちょっと触ってみたんだけど・・」
「ダメだよ。触っちゃだめなんだよ、蛹のときには。・・餌も水も要らないんだ。」
「そっか、さすが詳しいね。」
「それで、成虫になったら・・・・・」
智也が、突然立ち上がり、部屋を出て行った。
家裁で、富田に相談すると、ここ数回富田の面談を智也が拒否しているが、さつきは
最後の扉に手をかけているのだと思う。そこを開けなければ、智也は、変われないと、富田は言った。
綾乃が、さつきを訪ねてきた。ドアにはまた、出ていけとたくさんの貼り紙があった。
綾乃の結婚がダメになったのは、そういう付き合いしかできなかったということだから、とさつきのせいにすることは、なかった。自分の夢を実現するために、家を出ようと思う。ついては、一番の心配は、母のこと。だから、さつき夫婦が、母と一緒に住んでくれないかというものだった。後しばらくすれば、智也も一緒の生活になるからと、綾乃なりに考えたことだった。
夜中、うなされる智也。叫び声を上げて、担当管が、飛んできて、部屋から連れ出した。
部屋へ戻ると、智也は、富田を呼んでほしいと頼んだ。
早朝から走る富田。連絡が入って、さつきも飛んで行った。
来週は、智也のいじわるが、キヨタンを怒らせ応戦、それが、智也の怒りに変わるまでを語るようです。
*****
今までの感想は、こちら
大幅に遅れました。
母を見ながらの生活と、仕事の面で、5月が、決算で、バタバタしています。
なのに、昨夜は9時過ぎから、ミーティング。帰宅は11時を回っていました。
東京は雨が続きます。もう梅雨の走りでしょうか?
ドラマを楽しみにしてらっしゃる方には申し訳ありません。遅くても、アップはしますね。
軌道に乗るまでまだ少しかかりそうです。
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「僕は死刑になるんでしょ?」
「智也君はこれからも生きていくんだよ。
どうしてだか分かる?
智也君にはまだ知らなきゃいけないことがいっぱいあるから。
人と出会うことの大切さとか
勉強やスポーツ、読書することの意味とか、世界の広さとか、
命はなぜ重く、かけがいのないものなのかとか、
その答えを探すために、智也君は生きていくの・・・。」
智也少年を諭す富田調査官@田中美佐子。
やっと智也少年に反省を促すような描き方が出てきて、今回はよかったと思った。
加害者家族側は・・・
野口... [続きを読む]
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智也が話を始めようとしましたね。
キヨタンとの間に何があったのか?最後の引き金を
引いたのは何か?
それだけは、冨田でもどうしても聞き出せなかった。
その扉を開けられるのは、さつきだけだった。
さつきが倒れて面会に行かなかったことで、
智也も心配になったんでしょうね。
自分のせいでお母さんが倒れたんじゃないか?って
だから今回の面会は会うことにした。
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