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2008/12/30

《戦士の資格》第20回記念ヤングシナリオ大賞

第20回記念フジテレビヤングシナリオ大賞
高木修一(西島秀俊)は中小企業、栄羽物流本社に勤めるサラリーマン。経営戦略部に所属し、上司の藤堂部長(白井晃)の下で、常に出世を考えているヤリ手社員である。

 同期の青山涼子(眞鍋かをり)は「育児休暇などもってのほか」という社風の中で、年齢的に疎んじられる存在になりつつあった。そんな中、高木は「古い会社を変えていこう」と涼子を励まし、長期外部研修へ涼子を推す。しかし、それは涼子を長期不在にさせ、周囲に不要な人材である、と知らしめる為の高木と藤堂の策略だった。

 そんな緻密(ちみつ)な方法で出世をねらう高木だったが、ある時、自分にもう1人ライバルがいることを告げられる。それは意外にも社内に勤める恋人の花野郁子(紺野まひる)だった。それを知った高木は意外な行動に出る...。

 そんなある日、藤堂が突然ヘッドハンティングされ、後任には会社を私物化していた藤堂を忌み嫌っていた井上(志賀廣太郎)が就任。藤堂派と目されている高木は最も恐れていた、倉庫への左遷を言い渡される。

 作業着に身を包み、田端加代子(もたいまさこ)という定年間近のベテラン社員の隣で戸惑いながら慣れない仕事に取り組むことになる高木。

 そんな中でも何とか本社に戻ろうとする高木に皮肉にも更に意外な事件が起こることに...。

【出演者】西島秀俊、紺野まひる、志賀廣太郎、眞鍋かをり、白井晃、もたいまさこ

      *******
<舞台は権力争いにもまれる中小企業。同僚や恋人からの信頼も厚い主人公の高木。その高木にも忍び寄る権力争いの渦。例品反d何が出来なくなった高木は思わぬ行動をとるように>


捨て駒になるかどうかは自分次第だって。(高木)

<権力、愛憎 裏切り 嫉妬が渦巻く一つの会社の人間模様から現代社会に潜む問題点を鋭く描き出した社会は作品。大賞受賞 高橋幹子>

同期に対しても、かなりの戦略をはりめぐらす高木。自分たちで変えようといいながら、自分の出世に邪魔なものは、どんどん切捨てて行く。
青山も長期研修に出して、、喜ばれたが、会社にとってはおれたちは使い捨ての駒にすぎないと冷めた目で見ていた。これからのサラリーマンは、手に職をつけないといけない。捨て駒になるかどうかは自分次第。

藤堂に、管理職全員が行く研修に推薦しといたが、もう一人候補がと言われ気になる高木。藤堂と対立する井上部長が花野を管理職研修に推薦したが、藤堂につぶされた。女は寿退社と決めつけられて、高木と付き合っている花野はすぐに退職するに違いないと思っていた。

やりたい放題だった、藤堂が、もっとさらに条件の良い会社にヘッドハンティングされた。それを知らなかった高木は、次の部長が井上と聞いて、暗い気持ちになった。
はたして高木は、東雲倉庫へ飛ばされた。そこでは、定年間近の田端が、一切を取り仕切っていた。かかってくる電話は、誰も名乗らない。あ~おれおれは新藤食品の津田。誰も名乗らないからねと田端が教えてくれた。本社の出世かいどぅから落ちた高木が、倉庫へ行った。田端が、額に縦しわが出ているよと、注意してくれた。

高木は、田端に、出世を望んではいけないのかと聞いた。田端も出世を望んだことがあったと気持を教えてくれた。
井上も、移動してみれば会社の駒。東雲倉庫で、ひとり早期退職者を選べと迫った。
悩んだ挙句、田端を選んだ。

面談の時が来た。話を進めようとすると、電話が鳴り、いつものように名乗らない人たちが勝手に仕事を置いて行った。次は、花野が、ファックスを持ってきた。高木があらかじめ、計画したとおりに進んでいった。
今、田端に仕事を辞められると、1500万の損害が出ると伝えた。人材不足で、全部田端に仕事が集中しているから、彼女がやめると大変なことがお起きるとも、話した。営業すればその分利益が上がる部署ではない。なぜなら箱が決まっているから。今の顧客の人たちは、20年前からの会社の付き合いで、ちょうど田端が入社したときからの付き合いになっていた。信頼関係でのみ成り立っているのだから、来年の新人養成の費用を考えると、今リストラを言い立てても、損害が大きすぎるから、その前に社員にとって働く価値のある職場作りをなさったらいかがでしょうと提言した。

帰りがけに、青山が、研修を終えて、辞表を出そうと本社に来た所にぶつかった。女33歳、結婚、妊娠出産。考えると、男でも大変な年齢だから、転職はなかなか難しいと高木は言った。そう仕向けたのは高木ではないかと声を荒げていう青山に、
「一緒に戦わないか?」と高木は言った。
「倉庫勤務なんだ、今。」
「高木君が?どうして?」
「同じだよ。俺も、捨て駒だったってことだ。」
「同じなわけないじゃない。高木君は男で私は女で。もしこの先結婚して妊娠なんかしたら、どうせ私はまた追い詰めらて・・・」
「育児・介護雇用安定等助成金」「え?」
「初めて育児休業取得者が出た場合、国から会社に100万円が支給される。復帰後、誰かに仕事を取られるという不安はこれでいくらかは解消する。小さなことかもしれない。だけど大きな一歩には違いない。長く勤めたくはないか?一緒に頑張らないか?未来の優秀な人材が辞めないためにも。俺も現場を知ることカラ始めるから。変えようぜ、そんな古い体質。俺たちの時代で。」
「勝たなくていいの?」
「勝ち方は選ぶさ。「選ぶ」
資格がいるんだ、きっと勝つのも。」青山を見て戻った。
橋の上で、花野がまっていた。管理職研修がもうすぐで、1年後、高木もお前にとってふさわしい男になる。その時はもう一度、言うから返事をくれるか?と聞いた。うんと笑顔で答えた。忘れ物と渡された指輪を左手のくるり指にはめて、高木の後ろ姿を見送った。

働く男の価値が上がりましたね。苦労しないと身に付かない、価値です。はじめはなんて嫌味な男だろうと思いました。倉庫で、考える時間がたっぷりあったのも、よかったのでしょう。
会社のコンピュータがシステムダウンしたときに、花野が大活躍したのも、爽やかでした。

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