《イノセント・ラヴ》最終回
『永遠に』(あらすじ)
*****
新郎 長崎殉也
新婦 秋山佳音をとわに愛し 守り抜くことを 誓いますか?
式は始まった。
耀司は、出なかった。
藤堂が訪ねてきた。そこへ、佳音から電話がかかった。
兄への感謝と、これから幸せになるからと言うものだった。
泣く耀司。
式が終わりこれから披露宴に移るとき、廊下のソファに昴がいた。殉也が見つけて、それは何?と聞くと、パリへこの後聖花と行くと答えた。
殉也が子供たちに呼ばれてその場を去ろうとすると、後ろからいを決したように昴が言った。
殉也!
ひとつだけ、お前に知っておいてほしいことがあるんだ。
振りかえる殉也。
オレね、ずーっと前から思ってる人がいる。10年ごしの恋。
でも相手は気づいてない。
聖花じゃないのか?
違うんだ。そういう意味で、お前が聖花を愛したような意味で、俺は
聖花を愛したことは、一度もない。
他に居るんだ。好きな人が。
お前の好きな人って、誰なんだ?
あ、。。。もういい、忘れて・・
と去った。
一番好きな人にはコクれなかったですね。でも、殉也に嵐を渡した。・・
外に出た殉也は、2階のバルコニーに出た聖花を見た。その視線を追って佳音もみた。
突然2階から落ちてきた聖花を、殉也が受けた。しかし頭を強く打って出血した。
3日も意識が戻らない殉也。そこに耀司が来た。寡黙な兄は、佳音が眠れないでいることを見た。ただ話をきいてやるだけだった。
殉也の横で、昴は、殉也の手を取ってあの時の話の続きを始めた。
10年越しの相手は、殉也。パリに行ったら、もうこちらへは戻ってこないと決心したことを涙ながらに語っていた。でもやめにした。俺はお前のそばにいるよ。だって、こんな状態のお前を置いてけないだろう。
殉也は意識が戻った。しかし言葉を発しなくなった。
佳音は、殉也との思い出が少ないからと、美月に記憶の掘り起こしを頼んでみたが、手を触れられただけで怯えてしまった。
佳音のために作った曲を引こうに、としたが、ピアノは苦手の佳音は、また練習しとくねとしか言えなかった。だが、殉也の鍵穴にキーが入った。
ピアノバーでバイトしていたが、遠隔のカメラが殉也の不明を知らせた。早退して帰宅すると、ピアノの音がした。少しずつ、殉也の脳は回復してきた。
休みの日は外に連れ出して、手品をしたりと、佳音は、聖花にしていた殉也を引き継いだように、ずっと話しかけながら、笑いながら接しいた。
物陰から見ていた耀司は、そっと離れて教会に居た。自然と膝まづき、神に祈った。居合わせた神父に、この教会で妹が結婚式を挙げたと話しだした。
今まで妹の幸せを心の底から願うことはできなかった。願おうとすると、心の中の余計なものが邪魔をして。でも今は、本当に本当に心から祈ってます。
にぎわう埠頭を手をつなぎはしゃいで歩く佳音たち。
殉也が、風船の前で止まった。一生懸命思い出そうとするしぐさ。
「きよか」を思い出して、慌てて帰宅し、家中、探した。
朝も「きよか」は?
昴に電話して殉也が一番喜ぶことをしてあげタイと言った。
殉也に聖花の好きなユリの花束を渡し、そこへ聖花が現れ、笑顔の二人。
窓からの風で、楽譜が飛んだ。拾い上げて譜面台に乗せた聖花。吸い寄せられるようにピアノの前に座る殉也。初めはとつとつと、しかしそれ以後はしっかり弾き出した佳音への愛。しっかり思い出した殉也は走った。
礼拝堂には佳音はいなかった。がっかりして外に出ると、花壇に佳音が座っていた。
「佳音!」駆け寄る殉也。立ちあがった佳音を抱きしめた。
<お兄ちゃん。愛ってなんだと思いますか?愛には過去も未来もない。好きだと言う胸いっぱいのこの気持ちをこの今一瞬一瞬つなげていくこと。ただそれだけ。だから大丈夫。心配しないで。私たちはもう大丈夫です。>
<そうして気がつけばいたるところに愛はあるのです。>
さみしそうにベンチに座る聖花。赤い風船を持った昴が座った。
<私は今も祈ってます。あなたがそして私たちが幸せでありますように。>
殉也と佳音は心からのキスをした。
いったいこのドラマは、何だったんでしょうね。耀司と佳音の両親殺害の呪縛からの解放?お兄チャンの魂が浄化していく様はとっても良くわかりましたが、他がどうも。。
昴の報われぬ愛も、もっと進展していくのかと思いましたが、殉也が、どこにみんなを魅了するのかと言う”ポイント”が見つからないから、すごく嘘っぽく感じて・・
佳音はただ暗いし・・
最後に希望が見えてやっと救われました。
最後にせっかくの神父さま、ありがたいお説教が聞けなかったのは残念
******
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だが、二人の結婚式に、イノセントの女王遠野聖花@内田有紀が現れる
殉也を取り戻したいという思いに駆られた聖花は、
飛び降り自殺を図り、
咄嗟に飛び出し、聖花を救った殉也は、意識を失ってしまう・・・。
・・・と、ここまでは面白かったんだけどねえ、
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「殉也……」「聖花……」
そこへ楽譜がヒラリ。
その楽譜を弾いてよみがえる記憶。
殉也(北川悠仁)は佳音(堀北真希)のもとに走り出す。
ご都合主義ですね。
まあ、<楽譜がヒラリ>以外やり様がないとは思うのですが。
残された聖花(内田有紀)のフォローもご都合。
やって来る昴(成宮寛貴)。
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= 「10年越の恋。でも、相手は気付いていない」(昴) =
= 「お前の好きな人って、誰なんだ?」(殉也) =
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>耀司と佳音の両親殺害の呪縛からの解放?
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ただの神父さまだったみたいで~^^;
お坊さんの方が内藤さんには合ってると
思ったのは私だけでしょうか~?^^;
投稿: くう | 2008/12/24 02:12
ほんと、お兄チャンだけセントくんみたいになっちゃいましたね。仏門に入ればいいのに・・・。袈裟とか似合いそう・・・。
まぁ、面白かった?のかなぁ・・・。
投稿: お気楽 | 2008/12/24 01:37
耀司兄ちゃんの魂は浄化してほしくなかった(笑)
投稿: まっつー | 2008/12/24 01:31
出番は少ないし、特に重要な役でもなかった神父さま。
内藤さんが演じる必要は無かったような・・・
更には娘にいたずらしちゃうような、めっちゃ印象悪い
お父ちゃん役も、無名の役者さんで良かったんじゃ…
何だかキャストのみなさんが気の毒になるような
お話でしたよねー
投稿: まこ | 2008/12/24 00:52
>お兄チャンの魂が浄化していく様はとっても良くわかりました
おお~ここだけでもイノセントが見えたわけですから
良かったかも(笑
ホラーということで散々突っ込まれたドラマでしたが
とうとう終わりました。
意味不明箇所も多々ありますが
みんな記憶喪失ということでついでにアタシも忘れることにします。
投稿: エリ | 2008/12/23 13:52