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2008/09/21

《上海タイフーン》☆02

女ひとりの戦い』(あらすじ)

上海で家を探すのも一苦労。疲れ果てた美鈴(木村多江)は不動産屋の遠野麻里(MEGUMI)のアパートに転がり込む。
「上海で働く」それもかなり大変。「上海での成功例」として雑誌に紹介されていた花屋経営者・三井香(松下由樹)に遭遇し強引に自分の採用を迫る。だが香の共同経営者があの憎き投資家・曹飛(ピーター・ホー)と知り愕然とする。花屋で働き始める美鈴だが中国人スタッフとの衝突が絶えず解雇される。
    ******

2007年 
上海

仕事も失った

再び上海
どうしてまた、上海へ?
世界で一番嫌いな所だからよ。特にあの曹と言う男。最初はどこかで働いて、いずれは上海で起業するの。
そう。
日本人が重宝がられたのは、5年以上前までですよ。今は日本語のできる優秀な中国人が1/3の賃金でやってるんですからね。
「失望したよ、君は無責任だ。」
これは私のリベンジなんだから
先週までのダイジェストでした。

不動産屋の麻里に電話し、天井から水が漏れて、部屋がプールになっていると文句を言った。が、上の工事人たちは、工事のせいじゃない高人生じゃないと言い張り、大家は、嫌なら出てけと言うしで、行き場がなくなった美鈴。「上海じゃよくあるトラブルなんです。」と言う麻里に、「あなたよ、あの部屋紹介したのは。」「ま、そない」うですけどね」「。責任感じてるわよね」「。ま、それは。」「じゃ、あなたの部屋に置いて!」と、座り込んでいた荷物からすっくと立って、ビシリと言った。
「は??」「もう他のお部屋探す気力はないの。あなたのお部屋に置いて。暫くでいいから。お願い」仕方なく麻里は、家がごちゃごちゃ立っている里弄(リーロン)と呼ばれる場所にきた。租界時代の建物で、中国人難民にイギリス人が建てた。だから中国風と英国風が混じっていた。ここに住んでいる日本人は、麻里だけだった。
狭い階段をあがり、部屋に入ると靴を脱がされた。部屋には、書きかけの油絵がたくさんあった。麻里の趣味だった。赤い天蓋付きベッドが会った隣室へ入れられると、そこは、前に誰かが住んでいたらしく、埃がむせるようだった。しかし、ソファで寝られるし、こんな所だから家賃はいらない。仕事を見つけて生活が安定するまでのことだから。」
「ありがとう。」「その代わり、食事係。モチロンI、食事は折半だよ。」
「私が毎日作るの?あと、掃除係もお願いします。」

部屋の掃除を始めた美鈴は出窓も開けて、埃をはたいて、少しは住めるようにした。
麻里にせっつかれて近くの市場に買い物に行った。和食を作り、麻里を喜ばせた。しかし、ジャガイモなど、5個で90元を安いと言って、普段はその半額と聞き、必ず、自分で値段をつけて値切るよう言われた。

中国語の習得に通い、会社の面接を片端から受けたが、ことごとく落ちた。
初めて社長と合わせてくれた会社があった。堅苦しい面接では、その人が解らないからと、食事つきで。緊張から、どんどん水分を撮っていたつもりが、アルコールだったため、かなり言いたい放題になった。
「今どきの日本の若者は、全然使えません。」「社長さんって、すっごく面白い。」
泥酔した結果、外のベンチで寝ていた。気づいた時には遅かった。外をふらふらしながら歩いていると、車に大量の花を積み込む香の姿を見た。美鈴は突然走りだし、薫の腕を掴み、「私を騙したわね。いい加減なことばっかり言って。どこにもチャンスなんかないじゃない。待って、責任とってよ。私の人生返して」歩道で泣く美鈴。

翌日二日酔いで麻里にまた就職がダメだったとなじられた。回復した美鈴は、三井薫の店を訪ねた。ホテルで花を分けてもらった美鈴を覚えているかと聞いた。薫は昨夜思い出した。
「あのあと、インタビューを読んだんです。どうしてこんなキレイ事ばっかり。」と記事を出して詰め寄った。
「はぁ、私はねぇ、上海には嫌なことも山ほどあるって、ちゃんと言ったのよ。でも雑誌って、キレイ事しか載せないの。この町には4万人以上の日本人がいる。その中で居場所を見つけた人もちゃんといるわよ。私みたいに。でも日本に逃げかえった人がその百倍いるの。上海に来れば、楽して巧く行くなんて思うのが大間違いなのよ。」
「私は楽したくて来たんじゃありません。ホテルのロビーで、花を生けていたあなたを見て、このインタビューを読んで、あなたみたいに生きてみたいって。日本でボロボロになったって、上海でなら戦えるそう思って来たんです。楽するつもりなんかない。」
「ところが現実は厳しかった。あなたがひとつで上海のビジネスが巧くいくなんて甘いこと考える人なのね。私を怨むのは見当違いよ。帰って!」
「もう、恨んでいません。」「じゃあ、何しに来たわけ。」
「私を雇ってください。」笑いながら「え、え?」
「私は野村美鈴と言います。32歳です。今まではアパレルメーカーに10年いて、営業チーフをしていました。だから、商売の基本はわかっています。アパレルに居た頃は1日に20社を廻って契約をとってきたことがあります。」
「悪いけど、今人を雇う気は・・」
「お給料はいりません。私が役に立つと思ったら、その時考えてください。それまでは、ただ働きで構いません。でも役に立つ自信はあります。きっとあの子たちよりは。今間借りしているお家の電話番号です。私はチャンスが欲しいの。」一礼して、美鈴は店を出た。数歩歩いたところで薫が追いかけて来た。
「待って!本当にただ働きよ。役に立たなかったらすぐクビ。それでもいいの?」
「はいscissors」深々と頭を下げて、「よろしくお願いします」「じゃあ、今日はもういいから」
「はい、判りました。失礼します。」
店の前に止めた車の中に曹がいた。

翌朝、6時。美鈴は目覚ましとともに起きた。上海の朝は早い。通勤の人たちが自転車やバイクで列をなしていた。
店に着くと、全員そろっていた。香に遅いと言われた。仕事は8時からだと言われたから美鈴として早く来たつもりだった。花はその日の朝市場から仕入れてそれまでに準備しなければならないことがたくさんなると教えた。それならそうと言ってくれればといつもの調子で言うと、口答えするのかと切り返された。嫌ならと言われて、やっとすみませんでした。と言った。明日は1時間前にきて店の掃除全部すませておいてといいつかった。

ぼーっとする美鈴にそこの花瓶を磨いてと薫から指示が飛んだ。この店の花の名前を全部覚えて、それも中国語で。代わりに、市場で仕入れてもらうためにも。

しゃんとしない美鈴を連れて花市場へ行った。交渉は、とことん負けさせる徹底ぶりだった。

花を抱えて、店に戻ると、男が一人いた。
「いらっしゃいませ」美鈴が声をかけると、振り返った。
美鈴が天敵と思っている曹だった。
「メイリン、久しぶりだね。」声も出ない美鈴。
香がどんどん入ってきて、机の上に持ってきた花を置いた。
「あら来てたの。」
「食事は?」
「そんな暇ないわ。」はっと気づいたように、香が美鈴に言った。
「うちの、共同経営者よ。」
「エ?!」
「彼女がこの店を出すとき僕が資金の半分を負担した。つまりここは投資先の1つさ。」
「昨日、私たちを見かけたって彼が電話してきたのよ。」
「驚いたよ。なぜ上海に?」
「あなたに説明する義務があるの?」
「じゃあ 聞かないよ。君のプライドを傷つけたくない。」
「相変わらずヤな人。」
そこへ割って入った香。
「野村さん、あなたたちがどんな知り合いか知らないけど、従業員が経営者に悪態付くのはどうかと思うわ。」
「すいません。」
「薔薇の棘取りして。」美鈴に用を言いつけて、曹に対した。
「あなたも口出さないでね。誰を雇うかは私が決めるわ。」
「もちろんだ。もうけさせてくれれば何も言わない。」不敵に笑って、店を出た曹は、イライラしながら薔薇の棘取りをしている美鈴に
「再会出来てうれしいよ。頑張って」と言い残した。

麻里に、「最悪!よりによってあんな奴の下で働くなんて。」と憤懣を吐き出していたが、
「そんなに嫌いなんですか?その曹さん?」と麻里は穏やかに対応している。
「私はね、あいつに煮え湯を飲まされたのよ。」
「煮え湯だって、時代劇みたい。」
「ほんとにクラクラ来てるんだから」
「じゃあ、そのお店やめちゃえばいいじゃないですか。」
「辞めません。こっちから押し掛けておいて、辞められるわけないでしょう。」
「他に雇ってくれるところもありませんしねぇ~」
「あ~むちゃくちゃ疲れた。お風呂入って寝よう。」部屋に入り、「あ、洗濯物忘れてた。」取り込みだすと、暗い中、ベンチに座る女の子がいた。隣の子でしょう?琳ちゃんと教えてくれた。
「またお母さんと喧嘩したのかな。いつもお父さんのことでやり合っているんですよ。」
「お父さん?」
「日本に出稼ぎに行ってるんですよ。もう何年も行ったきりらしくて。やっぱり寂しいんじゃないですか?」うんうんと頷いて麻里は部屋へ戻った。写真立てを持ち涙を拭いているリンが気になる美鈴は、下に降りた。
「大丈夫?」びっくりした琳はそのまま美鈴を見ていた。持って行ったハンカチを差し出し「どうぞ」と言った。受け取ったのですぐ横に座り
「私は野村美鈴。日本人よ。花屋で働いているの。花の名前を覚えるのが大変。ハンカチはいつでもいいから」少しずつ地域の人たちとかかわりができてきた。
それに引き替え、職場はぎすぎすしていた。前からいる中国人男女は、美鈴と口も利かないし、聞いても何も教えない。花束を作って150元と値段を行っても、お客は100元と値切り挙句に偽札を置いて行った。香は受け取ったものが悪いから弁償しろと言った。ホテルの仕事でも、ただついているだけで、私はどうしたらいいの?と聞いてもさぁと言うだけ。きちんとスーツを着た人が御苦労さまと言って百合の花をごっそり持って行ってもどういうことか解らない。ぼーっとしていると、それは盗まれたと言われた。中国では盗まれた方が悪いというお国柄だった。

中国語のクラスメートが美鈴の歓迎会を開いてくれた。皆と楽しめない美鈴はひとり抜け出して、母に電話した。母はせっかく上海に居るんだからと、失踪した父を捜してみたらと言うが受け付けない美鈴。

香が営業実績を曹に持って行った。メイリンは戦力になっているかと聞かれ、周りが見えていないくせに自信過剰。あの性格は日本に居た時から?営業チーフになったが、辞めたんだって。もしかしてそこにあなたが絡んでるわけ?
「僕はビジネスをしただけさ」
「彼女は被害者ってわけね。」

市場で買い物をしていると、隣家の琳が値切ってくれた。上海で初めて人に優しくされたと美鈴はうれしかった。琳と立場は違うが、父が上海で働いていたから気持ちはわかると言った。

店の前にかざり、売上を伸ばそうとするが、古株二人は香がいない時に動くなと言った。そのやり取りを曹が聞いていた。目の前で花束が盗まれた。仕事が終わったら僕の職場へ来いと曹が言った。テイクアウトのご飯はおいしいと言った。花やの二人をかばった曹。成績が一番下のもがクビを切られるのを彼らは恐れている。ここでも美鈴は、かなり自分を棚に上げて他人へは辛辣だった。中国人は、拝金主義とこき下ろしたが、日本人よりお金のありがたみが分かっているんだと切り返された。
曹のビジネスに言及し、あんな小さな花屋の共同経営者。スケールがないと言った。香が上海で花屋を開くまで、上海には花屋がなかった。正確にいえば、こんなに奇麗なブーケを作る花屋は上海にはなかった。一般にはまだ造花が主流だ。香が作るブーケを見たとき、僕は驚いた。チェーン展開すれば上海人のライフスタイルが変わるかもしれない。だから僕は投資した。香は眼の付けどころがいい。でも商売は厳しい。ブーケに金を払う中国人はまだ少ない。香は日々戦いだ。香はなぜ上海にと聞いた。判らないが、日本に子供がいるそうだ。何か事情があるのだろう。美鈴が帰るとすぐに、ロボットを作っていたという美鈴の父のことを調べるよう命令を出した曹。

早朝店に行くと、香が座っていた。二人が美鈴を辞めさせなければ、自分たちが止めると申し入れしてきた。美鈴は当然自分が残れると思っていた。判らない人ねと香。悪いのは上海でも上海人でもない。他人の気持ちがまるで判っていないあなた。日本で会社に居られなくなったのも、男に逃げられたのも、あなたに原因があったからじゃない
呆然と、駅前を歩く美鈴。

懲りない美鈴が、上海で心まで再生するようですが、彼女の鼻もちならない自信が災いするようです。

******
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コメント

相変らずのすごい自信の美鈴ですね。
どうしてこんなに自信があるんだろう・・?
美鈴の本当の笑顔が見られるのはまだまだかな・・
訳ありで上海で働く香は、いつもの松下さんらしい
強くて温かみのある女性ですね。
彼女のキャラは好きです。

appleりんごさん、こんばんは。
はじめまして。
お役に立てて、嬉しいです。
NHKは、CMが入らないので、かなりストーリーは
展開が多いです。だから見ごたえがありますね。
また遊びにいらしてください。

昨日”上海~”見逃してしまったので、助かりました。
ありがとうございました!!

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