キスリング展
~モンパルナスーその青春と哀愁~エコール・ド・パリを代表する画家の一人であるモイーズ・キスリング(1891-1953)。ポーランドに生まれたキスリングはクラクフの美術学校に学び、恩師の勧めを受けて、故郷を離れてパリへと向かいます。社交的な性格であったことから、モディリアーニ、ピカソ、ブラック、藤田嗣治、パスキンら多くの画家たちと親交を深め、多様な文化的背景をもつエコール・ド・パリの画家の中心的な存在となりました。またジャン・コクトー、アンドレ・サルモン、マックス・ジャコブら詩人とも交流し、「モンパルナスのプリンス」とうたわれるほど、社交界の花形となったのです。第一次世界大戦にはフランスの外人部隊に参戦して、その軍功によりフランス国籍を得ます。その後、一時アメリカへ逃れますが、再びフランスへ戻り、南仏サナリーに構えた別荘で亡くなりました。
キスリングはモンパルナスのキキらをモデルにして、魅力的な女性像を多く残し、その人物像は憂いをおびた表情を見せると同時に官能性をもたたえています。このほか、静物、花、人物、裸婦、風景など多数の作品を誕生させ、そのつややかな質感と鮮やかな色遣いは画家の真骨頂ともいえます。
生誕100年を記念して行われた展覧会以来、日本においてはおよそ15年ぶりとなる本格的な回顧展となる本展覧会では、プティ・パレ美術館(スイス・ジュネーヴ)のコレクションを中心として、国内所蔵の作品なども加えた油彩画60点あまりを公開します。キスリング独特の濃密な表現を堪能していただけることでしょう。(パンフレットより)![]()
2007年7月26日(木)→8月26日(日):そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
オランダへ良く渡り、フェルメールとも親交があり、その影響は、かなり受けていますね。今回のこの写真「オランダ娘」あたりはかなりじっくり描き込んであって見応えがありました。
「スウェーデンの少女 イングりッド」も哀愁をたたえた例の瞳でじっと見据えられたらもう。動けませんその意味からすると、「ブロンドの少年」の瞳は魅惑的でさえありました(笑)
私の夏休みが今日までなので、外は熱中症の恐れがあるほどの酷暑でしたが、横浜まで出かけた甲斐がありました。
初期の頃は、どこかで見かけたと言うくらいセザンヌそっくりなのが多彩な友人関係から筆致がかなり変わってきます。
キスリング独特の”瞳”に会うと、恐いけどずっと見ていたい自分がいました。
後半の「マルセイユ」細密画で、とてもきれいでした。
全63点。疲れなくてさっと見られる展覧会でした。
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