【DVD】かもめ食堂
かもめ食堂感想
かもめ食堂オーナーのサチエ(小林聡美)とミドリ(片桐はいり)の出会いが、よかったです。日本かぶれの青年がガッチャマンの歌を教えてくれと来たため、まるでお客が来ない”かもめ食堂”のたった一人のお客のために本屋にたまたま来ていた日本人が、ムーミンの絵本を読んでいたので声をかけて、かもめ食堂の住人になるまでのやり取りは、片桐の普通の人の演技が沁みました。お客が来ないのを心配しておにぎりの具を市場で調達したりするが、梅、鮭には敵わず断念したり。夜合気道をの練習中にひらめいたシナモンロールを焼いてから、毎日冷やかしていた3婆が香につられて入ってくるのは痛快でした。
3人目の登場人物、マサコ(もたいまさこ)のもっそり出現も味がありました。行動力のマサコに弾きづられるように、少し引っ込み思案のミドリがだんだん陽気になって行ったり。その間に、毎日にらみつけていたオバンが、実は夫に逃げられて、寂しい妻だったりでどこの国にも、寂しい人はいるんですねと言う会話になります。日本の魔術があるかとの問いに、わら人形に5寸釘を教えると、すぐに実行して、気分が生成したようで、翌日から晴れやかな顔と赤い服に替えているのは、好感が持てました。
”かもめ食堂”店主は、何を語りたかったのだろう。原作の群ようこなら、ほわぁ~んと、終わっていたことでしょう。ネコ好きの作者ですから、出ましたね。もたいさんと、小林さんとくれば「猫が好き」って昔あったんですよね。室井さんが集まれば完璧でした(笑)あの前からこの3人は格別好きで、今回も、台詞のやり取り、特にカメラが静止して横向きの二人が演じる絵はよかったです。サチエの料理は、最後の日となったら、是非招待をされたいくらい美味しそうでした。
(あらすじ) フィンランド、ヘルシンキの街角でオープンした小さな食堂。主は日本人女性のサチエさん。メインメニューはおにぎり。でもお客さんはなかなかやってきません。サチエさんは扉が押される日を待ちながら、食器を磨き続けます。ある日、ついに初めてのお客さんの青年トンミがやってきました。日本かぶれの彼に、「ガッチャマン」の歌詞を聞かれたサチエさんは出だししか思い出せません。続きが気になって仕方ないサチエさんは、カフェで見かけた日本人女性に声をかけるのでした。 03年に『バーバー吉野』でデビューした新鋭・荻上監督の最新作。『バーバー吉野』と続く『恋は五・七・五!』に流れていた、監督独特の心地よい空気感は本作でも健在。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこと、唯一無二の存在感を発揮する女優を迎え、何とも不思議で暖かな作品が誕生した。原作は人気作家、群ようこが初めて映画のために書き下ろした。日本から最も近いヨーロッパの国、フィンランドの小さな食堂で過ぎていく緩やかな時間は、とても贅沢な気分を味わわせてくれるはず。また、食堂を訪れる客のひとりとして、フィンランドの名匠アキ・カウリスマキの『過去のない男』の主演俳優、マルック・ペルトラが出演している。
« ニューイヤー・コンサート 2007 | トップページ | 《佐賀のがばいばあちゃん》 »
「映画」カテゴリの記事
- 【DVD】かもめ食堂(2007.01.03)
- HERO 観て来ました(2007.09.24)
- 【映画】包帯クラブ(2007.09.25)
- 【映画】舞妓Haaaan!!!(2007.06.27)
- 【DVD】地下鉄(メトロ)に乗って(2007.07.05)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48518/13324070
この記事へのトラックバック一覧です: 【DVD】かもめ食堂:
» かもめ食堂 (2005) 102分 [極私的映画論+α]
フィンランドのヘルシンキに“かもめ食堂”という小さな食堂をオープンした日本人女性サチエ。シンプルな“おにぎり”を看板メニューに、フィンランドの人にも日本食のおいしさを伝えたいと張り切るが、やって来たお客は日本のアニメが好きなおたく青年だけ。それでもめげずに淡々と営業を続けるサチエは、やがて訳ありな2人の日本人女性と出会うのだった。
映画館 ★★★★
まったりとした映画でした
舞台はフィンランド・・・しかもオールロケ... [続きを読む]
» 淡々としていても、どこか温かい。『かもめ食堂』 [水曜日のシネマ日記]
フィンランドの首都ヘルシンキで、ひとりの女性が始めた
『かもめ食堂』を背景に繰り広げられる物語です。 [続きを読む]
» かもめ食堂 /小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ [カノンな日々]
ヨカッタぁ、最高ォォ!コレ、絶対チョーオススメですッ!めっけもんの当たりクジって感じでとっても気分いいです。監督は「バーバー吉野」「恋は五・七・五!」の荻上直子さん。この監督の力量はやっぱり本物ですね。「バーバー吉野」を気に入った方ならまず大丈夫、基本的....... [続きを読む]
» かもめ食堂の小林聡美さんをリサーチ [小林聡美情報ナビ]
小林聡美さんを大好きなファンのアンオフィシャルブログです!ありふれたファンサイトですが小林聡美ファンにお役にたてたらと思っています。 [続きを読む]
» ヘルシンキでガッチャマンなのだ?!~「かもめ食堂」~ [ペパーミントの魔術師]
いや~この映画をどない説明したらよいのでしょう。(!) 閑古鳥がないてた店が客でいっぱいになるまでの ハートフルコメディなんですが。 http://www.kamome-movie.com/index.html ↑公式サイトへのリンクをこちらへ貼っておきますので ご覧くださいませ。 特に変わったこ..... [続きを読む]



おめでとうございます。
>三人の個性が光る素敵な映画でしたね。
私も「やっぱり猫が好き」を思い出しました。
この3人は、ずっと変わらない親友みたいな
優しさがありますね。
>今、ふと思いましたが、年末年始のドタバタが落ち着いたあと、一息つきながらのんびりと見るのにいい映画かもしれませんね♪
何度見ても、新しい発見がありますよ。
今年もどうぞよろしくお願いします。
投稿: mari@管理人 | 2011/01/05 07:53
新年、おめでとうございます♪
今年もよろしくお願いいたします。(^_^)
三人の個性が光る素敵な映画でしたね。
私も「やっぱり猫が好き」を思い出しました。
今、ふと思いましたが、年末年始のドタバタが落ち着いたあと、一息つきながらのんびりと見るのにいい映画かもしれませんね♪
録画残しておけばよかったなぁ。。。(^_^;)
投稿: りゅう | 2011/01/05 00:11
★はなさん、こんばんんは。
小林さんのようなママが居る食堂なら
常連になっていたのに!
あの塩鮭、じゅうじゅうや居ているのを見た
ら、よだれが出ましたよ。
投稿: mari@管理人 | 2007/01/08 00:54
mariさん、こんにちは^^
私も見ました、『かもめ食堂』。
フィンランドと日本の空気の絶妙なマッチ具合に、心の胃袋が満たされるような感覚を覚える映画でした!
投稿: はな | 2007/01/07 18:49
☆きこりさん、こんばんは。
見終わって、先ずコーヒーの美味しいのが飲みたくなりました。
塩じゃけの焼いた熱々で、白いご飯が食べたくなりました。
おにぎりは毎日食べているので、省略(笑)
独特の雰囲気でよかったですね。いつの間にか心の傷が治っているような、暖かさがありました。
投稿: mari@管理人 | 2007/01/05 04:34
かもめ食堂、独特の世界がありましたよね~
もたいさんが開放されていくのが爽快感がありました。片桐はいりさんも良かったです。
私もまた見たくなっちゃいました。
投稿: きこり | 2007/01/04 13:50