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2005/09/22

【DVD】父と暮らせば

200509222128 1948年夏”火曜日”雷雨に悲鳴を上げながら帰宅する娘、福村美津江(宮沢りえ)。不思議な空間に入りこんだ、そんな滑り出しでした。

井上ひさしの名作舞台劇の映画化『父と暮らせば』。黒木和夫監督戦争鎮魂歌(レクイエム)三部作   かなり暗いことを想像しましたが、どんどん引き込まれました。構成は1.火曜日  2.水曜日  3.木曜日  4.金曜日  5.エンディング  (5部からなっています)

その全てが父娘の対話からなっていました。広島に世界で初めての原爆が投下されたこと、それを記録として残そうとする大学の助手、木下正(浅野忠信)。「あなたの原爆体験を私の原爆資料を使って、子供たちに伝える話ができないでしょうか」。

こんな木下と、心が通い、心のときめきを覚えたとき、その気持ちをどうにかして封じ込めようとする美津江。その心をどうにかしようと奮闘する恋の”応援団長”(おとったん)トキメキから胴体ができた。ため息から手足が出来た。願いからわしの心臓が出来とるんじゃ!と。あの無口で通っていた原田芳雄が、娘の幸せのために目一杯頑張るのは、拍手喝さいものです。

重いテーマに、正面から取り組み、火曜日に姿を現した父が、手を変え品を変え大事な生き残った娘の恋が成就するように、格闘する様は、羨ましさを感じるくらいでした。戦争に対するメッセージ、市井に生きる人たちの、あの夏は忘れたい、一瞬のうちに何もかも無くしてしまったから。胸が張り裂けそうです。

それにしても、宮沢りえという俳優さんは、もんぺのなんてよく似合うのでしょう!広島弁で、とつとつと語られる、昔と、今の交錯が見事でした。監督のメッセージ、まだ消化しきれませんが、平和にのために、何ができるか、考え込みました

前から見たかったDVDが、やっと返却されていました。明日は飛び石。スキップするようなお休みをものともせず、借りてきました。さすがに、見ごたえがあり、今どっしりきています。

『世界でいちばん不運で幸せな私』と『デビルマン』も借りました。後ほど感想をアップします。

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映画」カテゴリの記事

コメント

☆exp#21さん、はじめまして。
コメントをありがとうございました。
二人芝居と言っていい映画でしたが、素晴らしかったです。二人プラス浅野サンにホレ治しました。
先ほどそちらのブログへ行かせて頂きました。またお寄りします。

宮沢りえ、原田芳雄の二人の凄い役者の演じる、親子の交流を描くことで、戦争の悲惨さが浮き彫りになる、とても深い余韻に残るいい映画でした。広島の事をもっと考えなければいけませんね。

☆Yukoさん、はじめまして。
TB&コメントをありがとうございました。
かなり強烈に心に揺さぶりを掛けられた
映画でした。切なさをどうしようも出来な
いで、また涙が溢れました。

mariさん
Takさんのところから、こちらにうかがわさせていただきました。
この映画、昨年のベスト1です。今年もまだ心に残る映画がないので、引き続きです。
宮沢りえのもんぺ姿、よかったですね。トラックバックさせていただきたいので、よろしくお願い致します。

☆ぱお吉@PHSさん、こんばんわ~。
しっとりと、落ち着いた映画です。
私は、舞台が見たいと思いました。

こんばんわ。
映画、見てみたくなりました。
紀伊国屋でこまつ座の公演を観たのは15年くらい前かしらん?
役者さんが誰だったかも思い出せないや(?_?)

☆lysanderさん、はじめまして。
コメントをありがとうございます。
胸の奥にじんじん染みる映画でした。

こんばんは。

この映画は本当に心にしみいる映画でした。
三十も半ばを越える男なのに、映画館で普
通に泣いていました。

簡単な感想を書いていたので、TBさせて
いただきます。

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